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恐怖のホラー館『Another』  <ニューレオマワールド>

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「ニューレオマワールド」には常設のお化け屋敷はありませんが、今年の夏は期間限定でお化け屋敷が開催されています。映画『アナザー』をモチーフにしたウォークスルー(歩く)タイプのお化け屋敷です。

「アナザー」は先日の「東京ジョイポリス」にここ「ニューレオマワールド」、そして「長崎西洋館」のお化け屋敷でもタイアップイベントをしており積極的なコラボレーションを開催しているようです。最も、東京ジョイポリスのは内容的に決して良いとは言えないと思うのですが…。

コラボいっぱいやれる(無論それだけの資金がある)映画は強いですよ。知名度の上昇や多くの方に興味を持たせることで興行的に成功する場合が多く、もちろん「Another」も公開2日間で8000万以上の興収を得るヒット作となっています。ちなみに、自分も先日見に行きました。決してミーハーだから流行りもの見に行ったんじゃなく、元からこの作品好きだったので見に行ったんですよ、念のため。

アトラクション内容

さて、ここレオマワールドの「アナザー」お化け屋敷はどういうものかというと、本編のストーリー(リンク先の「ストーリー」を参照)に則り、クラスに紛れ込んだ"死者"を探している夜見山北中学3年3組に潜入します。

映画本編と同じように卒業生が残したメッセージ(本編ではカセットテープですが、アトラクションでは映像)を見たり、生徒が転落死した階段(死因となった、返り血のついた傘もある)や"現象"についての資料が散乱した図書室、エレベーター落下事故が起きた病院、そして次々と死を遂げる生徒たちなど本編中の出来事を再現した場面を進みます。 ※画像はアニメ版のものです。
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そして所々、暗闇から突然「死者はお前か!」と責め立てる罵声。この演出はアクターによるものですが、姿を現さず声と物音だけで脅かしてくるのが逆に怖いです。

造形物等はあくまでも期間限定ものとして突貫工事の印象が強いのですが、上記のよう作中を再現した場面の演出に加え、教室のシーンでも一番後ろの机(作中で見崎鳴の机)だけ「死者は誰」と彫られているなどといった細かい所まで本編を良くとらえており、原作雰囲気の再現度は非常に高いです。お化け屋敷としても適度な怖さで楽しめると思います。

ちなみに、造形物の中に以前東京ジョイポリスにあったお化け屋敷「着信アリ」や「忌引草」で使われたものがあったので、もしかしたら何らかの関係(製作会社が同じとか)があるのかもしれません。だとしたら何でジョイポリスの「アナザー」はこのタイプにしなかったんだろう…。

余談:実写映画版「アナザー」について

前述のように実写映画の方も自分見に行きました。一言で感想を言うと、アニメと同様ショッキングなシーンが多くそういった意味ではとても怖い映画です。アニメ版にはなかった実写ならではの表現もありますね。

見所として、主人公「榊原」君とヒロイン「見崎鳴」のラブラブっぷりが半端ない。アニメでもそういった要素を醸し出すようなシーンはあったけど、映画ではあからさまというかそれが強調されている感じ。思わずニヤニヤするような展開もいっぱいです。

また、アニメと大きな違いの一つとして「赤沢」さんを始めとした本編に大きく関わるサブキャラクター達が、映画ではほとんど活躍せず単なるモブキャラクター(その他大勢)に過ぎません。最もこれは原作寄りで、赤沢さんなどにスポットを当てているのは漫画版及びアニメ版の特徴でもあります。

結論としては、確かにアニメを見ちゃうと実写版のキャスト(というか実写映画自体)にはどうしても違和感を感じてしまうのはしょうがないのですが、こっちはこっちで面白い要素があるので興味のある方は是非とも、って感じですかね。「橋本愛」演じる「見崎鳴」も可愛かったですよ。

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