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「ネットカフェ303号室 ~満員怨霊~」

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全国お化け屋敷巡り、何気にコツコツといろんな所行っております。実は先週も関西方面に行く機会がありました。ちょっと順番が前後しますが開催期間の関係でこちらのイベントを先に紹介。

京都の「京都精華大学」のデジタルクリエイションコースの学生さんが授業として企画運営するお化け屋敷があるのをご存知でしょうか。指導としてオフィスバーンの五味プロデューサーさんが関わっているもので、確か去年が第1回目で今年は2回目ですね。

今年は「ネットカフェ」を題材にしたお化け屋敷のようです。

開催場所について

場所は京都市内四条烏丸にある「COCON KARASUMA」(古今烏丸)、そこの3階にある京都精華大学サテライトスペース「kara-S(カラス)」で開催されています。自分も勘違いをしましたが、京都精華大学のキャンパスが左京区岩倉木野町(京都駅から電車・バスで30分)ではなく、最寄駅は四条駅です。ここへは京都駅から地下鉄ですぐ行けます。自分はこんな近くにあるとは思わず、タクシーを使ってで道を聞きながら行きました。
まぁもったいないことをしましたね。この近さならタクシーなんか使わなくても良かった、というか頑張れば歩いてでも行けた…


それはさておき、いよいよお化け屋敷についてです。

「COCON KARASUMA」3階、「kara-S(カラス)」に行くと生徒さんの作品が販売しているショップがあって、その片隅で(画像赤枠の場所)お化け屋敷を開催しています。
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「ネットカフェ303号室」ストーリー(抜粋)

ここネットカフェ「kara-s」には就職活動のための情報収集をしに『麻由子』という女が頻繁に通っていた。彼女は心臓に病を抱えていたが真面目に就職活動に取り組んでいた。
しかし、彼女がネットカフェに通う本当の目的は元恋人である店長だった。 店長が何度やめてくれと言っても、彼女は店長がよく見える303号室からいつも店長をうっとりと眺めていた。

耐えかねた店長はある日ついに激怒し、彼女に出て行けと訴えた。麻由子は逆上し狂ったように叫んだ。 暴れ回り、手のつけられない状態になると、突然の発作が彼女を襲う。もがき苦しみながらバッグに入れてある薬を取ろうとすると、店長はとっさに薬を奪い取り、部屋の外に投げつけた。

麻由子は息絶え、店長は遺体を303号室の床下に隠して誰も立ち入れぬようにした。数日後、店長は不可解な死を遂げる。遺体の首には、両手で強く締められたような跡がくっきりと残っていたという…

お化け屋敷内容

舞台はネットカフェということで、スタッフ(運営する生徒さん)もネットカフェ店員みたいな格好をしています。受付で実際のネットカフェのようにプレートを受け取り、スタッフの案内で個室(靴を脱いで上がる)へと進みます。
中には1台のパソコンに詰まれている漫画、壁に架けてある鞄、個室の作りもあわせて本物のネットカフェと寸分も違わない作り込みの深さです(もしかしたら本物のネットカフェの素材を使っているかもしれませんが。使ってなかったら本当に凄いです)。

ウォークスルー(歩く)タイプではなく、この個室での演出がメインであり、上記のストーリーに則り、パソコンのモニターに写る奇妙な現象を初めとする様々な恐怖体験が展開されます。

感想

内容としては短いものの、普通のお化け屋敷と違いネットカフェの個室から逃げられないというのが怖いです。演出も凝っていて、お約束の展開から予想外の展開までいろんなことが起こり、良く作り込まれたお化け屋敷だと思います。
オフィスバーンが指導者(アドバイザー)ということでどうしても演出のクセは似ていますが、ここだけの(オフィスバーンにはない)演出もあって個別化もしっかりできていると思います。

期間は~8/12(日)までと短いので、興味のある方及び京都に訪れた方は是非とも寄ってみてください。おすすめです。

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