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「絶望要塞」  <富士急ハイランド>

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どうも、今やっているアニメ『ソードアート・オンライン』を非常に気に入りまして、原作小説を買ったmr_themeparkです。ライトノベル読むなんて高校生の時以来だったけどなんか読んでてこそばゆくなる感じがグッドだね(笑)


さて富士急ハイランドに7/28(土)より新アトラクション「絶望要塞」がオープンしました。富士急ハイランド初、いや国内の遊園地でも初かもしれない"本格的謎解きミッションクリアアトラクション”、成功率は1/100,000未満(0.001%)と公表されており、その名の通り"絶望的"な難易度設定。運営する富士急行の堀口社長もインタビューにて「しばらくは成功者を出したくない」と発言しており、富士急ハイランドからお客様への挑戦とも言えるアトラクションです。
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「絶望要塞」概要

舞台はその脱獄の難しさから「絶望要塞」と言われる監獄。お客さんは不幸にもここに囚われの身となり、先輩囚人の助けを借りながら要塞内に散りばめられた謎を解いて脱出を目指す。ステージはいくつもあり制限時間に間に合わなければその時点でゲームオーバー、途中退場になります。

これまで富士急ハイランド園内でイベントとして開催していた「謎解きゲーム」(タカラッシュ主催)(※)と、「戦慄迷宮」で培われた内装演出を併せた、富士急ハイランドならではのアトラクションとして発表時より注目されていました。
※ただし「絶望要塞」はタカラッシュが謎解きを制作しているわけではない(制作会社は不明)

場所は今年4/8(月)に営業を終了した「戦国BASARA」の跡地、ただし厳密には周辺を整理して新たに建物が建てられており戦国BASARAの所はあくまでもアトラクション一部にすぎないです。

受付までの様子

上の写真のように建物は金網に囲まれた監獄。スタッフの衣装も迷彩服を基調とした看守風の格好であり、中にはサングラスを掛けていたり銃(マシンガン)を持っているスタッフもいます。

下の画像の建物内へ入る所までは、外にジグザグと列を作って待つことに。建物内から受付まで大体30分くらいなのでそれ以上の待ち時間の場合は大部分を屋外で待つことになります。暑い夏とかだとちょっと待つのが辛いかも。
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建物の中に入るとこれまたジグザグと、金網で仕切られた通路を進みます。モニター等による映像や音楽など演出が一切ないので待っている間は退屈です。なのでこのアトラクション、待ち時間が他のアトラクションより苦痛かもしれません。

通路の先にたどり着くと、写真の赤枠の先にて写真撮影を行います。ここでお客さんは囚人として、ネームプレートを持ち身長計の前で写真を撮ります。
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写真撮影の後に写真引換券となる「囚人カード」(画像上)、それと画像下のプレートが渡されます。ゲームがスタートしたらこのプレートに書かれた牢屋に行くことになります。
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写真はアトラクション終了後、出口に併設されている売店で購入することができます。
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その先は所長室であり、そこに案内された時からアトラクションがスタートします。

「ゲームのルール及び所長から囚人の心得についての説明」(プレショー)

所長室内にて、モニターにてルール説明及びプレショーが始まります。プレショーに出ているキャラクターは外国人で、音声も2ヶ国語(日本語と英語)です。雰囲気としては洋画みたいですね。

映像には監獄内にて囚人が収監されている様子や取り調べの風景が映し出され、その後所長が登場して挨拶があります。映像は「戦慄迷宮」のようなホラー要素はないものの、リアルな描写や過激なシーンもあったりするので全体としては重苦しい。このいわゆる見ていて"鬱になる"描写というのは「戦慄迷宮」と同じ感覚ですね。

以下反転:
ここに出てくる所長は囚人たちを虫ケラ以下としか思っておらず、見下した態度や先輩囚人によれば気まぐれで囚人を何人も殺している、この手の作品のお約束ともいえる典型的な悪役キャラであります。

上記のプレートに書かれた通りに、グループ毎に牢屋に収監されます。牢屋は意外と狭くて窮屈です。ここで牢屋前のモニターにて先輩囚人から通信が入って脱出するように伝えられ、そこからゲームスタートです。

アトラクションの流れ

※以下アトラクション内容に関わる描写があります。ただし答えに繋がるネタバレはありません(というよりネタバレする程深く攻略できませんでした…)。

ミッション 嶇寛阿ら脱出」

最初のミッションは、牢屋内にある"道具"を使ってカギを入手し、牢屋から脱出すること。これは簡単にクリアできると思います。練習的な意味の強いミッションですが、映画のようなシチュエーションに自然とテンションが上がります。

ミッション◆岼店罎鯑蝓

ゲームとしてはここからが本場。牢屋の先のエリアにて掲示板を探し、そこに書かれた謎を解くべく監獄内をくまなく探索します。謎解きの性質としては掲示板の文章などに不自然なマーキングがあり、それに探しに要塞内を探索して見つけて(謎を解いて)行くと、次のステージに進むための3つの暗号を入手できるというもの。
制限時間はミッション(牢屋脱出)から10分間、制限時間が過ぎるとゲームオーバーとなり、そこで退場です。制限時間は要塞内随所にあるモニター及び音声で知らされます。

要塞内はシャワールームや面会室、ロッカールームなど監獄の施設が広がり、また隠し扉や屈まないと進めない所、狭い通路などもあります。

そんなわけで自分はこのミッション△クリアできずここで敗退。というか一緒の回に参加した全員がこの先に進めませんでした。一応ここまでが前半であるらしい。
建物の外から見ると、矢印の場所がアトラクション出口(右側に上の写真の入口がある)、出口左側が後半ステージ、そのさらに左の旧「戦国BASARA」が最終ステージになるみたいですね。
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所感

え~いろいろと言いたいことはあるんですが順を追って述べて行くと、まず本アトラクションのセールスポイントである迷宮(監獄)らしさというのはよく出来ていると思います。本文に書いた牢獄の窮屈さなど雰囲気は抜群。また牢屋から脱出したり要塞内を探索して謎を解くなど映画のような体験ができるもの面白い。

ただ、謎解きの内容に関してはやはり余りにも何したら良いのかわからず、何の説明もないまま手探りで行動しないといけないという不親切さはあります。この辺は前回の「「ロード・トゥ・ナンジャ」(NARUTO in ナンジャタウン)でも同じ感想が出たけど、でもこっち(絶望要塞)の方が理不尽だけどまだ探索する楽しさがあったなぁ。
また内装も雰囲気は良いんですがちょっと工事が雑かなぁ。ただボード貼っただけの牢獄内とかケーブル剥き出しの配線とか。実際工事期間にあまり余裕がなかったみたいですけどね。

アトラクションとしては総じて面白いとは思うんだけど、やはり難易度は相当高いので攻略には何度もプレイして少しずつ謎を解いていくしかないと思います。ただ、混雑具合は空いている時でも30分前後、大抵は1時間程の待ち時間。土日休日などは最大2時間半待ちぐらい出るようなので何度もやるのは厳しいかも。なので絶対謎を解いてやる、というのではなく最初は雰囲気を楽しむ程度の気持ちでいた方が精神的に良いかと思います。
後は… 何度もやるなら雨の日など本当にお客さんが少ない日に(このアトラクションのためだけに)行くしかないのかなぁ…。

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