どうも、先日バージョンアップされた「太鼓の達人」をプレイしたら手の皮が剥けてしまったmr_themeparkです。今回追加された『キルミーのベイベー』が普通に難易度の高い曲で驚きました。
さて、ここ東京ドームシティにて後楽園ゆうえんち時代から続いている、今年でもう20年目となる恒例行事『夏期限定お化け屋敷』が今年も開催されます(昨年2011年は諸事情で開催されませんでしたが)。
タイトルは「お化け屋敷の人形倉庫」、今年は夏期限定お化け屋敷開催20周年として大体的に宣伝されており、タイトル及び宣伝媒体に例年まではあまり表に出なかった製作会社「オフィスバーン」及び「五味プロデューサー」の名前を前面に押し出している形になっています。
タイトルは「お化け屋敷の人形倉庫」、今年は夏期限定お化け屋敷開催20周年として大体的に宣伝されており、タイトル及び宣伝媒体に例年まではあまり表に出なかった製作会社「オフィスバーン」及び「五味プロデューサー」の名前を前面に押し出している形になっています。
「お化け屋敷の人形倉庫」開催場所
場所はバイキングゾーンとパラシュートゾーンの間の通路にある常設(2008年~)のお化け屋敷にて開催。ただし、今回の開催に合わせ増築されており(昔「4Dシアター」があった場所もお化け屋敷に使われている)、従来のより面積が広くなっています。今回も例年同様開園~16:00までは「絶叫編」として営業し、17:00からは演出が強化された「超絶叫編」として開催されます。後述しますが今回は演出が追加されるだけでなく超絶叫編でしか入れない場所もあります。
ストーリー(抜粋)
この倉庫には遊園地のお化け屋敷で使う人形が保管されている。その倉庫の中に1体だけ使われていない幽霊の人形が眠っている。その人形は「井子(しょうこ)」という若い女性から型を取ったものだが、人形に目を入れる直前に彼女は亡くなってしまった。それは彼女の20歳の誕生日のことであった。井子には恋人がいたが、恋人は亡くなった彼女を見て"井子の顔からほくろが消えている"ことに気付いた。そして「井子の人形」の顔に"ほくろが浮かび上がっていた"。これではまるで生き人形のよう…。
井子の人形は結局1度も使われることなくそのまま倉庫の奥にしまわれた。井子の恋人は人形でもいいからもう一度彼女に会いたいと願い、約束を交わした。「20年経って、人形が彼女の年齢に達したら一度だけ目を入れてみよう」と。
古来より絵画でも人形でも、「目」を入れると魂が宿るという。井子の人形に目を入れたとき、果たして何が起こるのか…。
お化け屋敷概要
今回の舞台は倉庫であり、内装等に面影はあるもののこれまでここで開催されていたお化け屋敷(一軒家が舞台)とはだいぶ風変りしています。そしてタイトルの「お化け屋敷の人形倉庫」の通りお化けの人形たちが無造作に置かれていますが、その人形は実際にこれまでの(オフィスバーン製作の)お化け屋敷で使われていたものです。自分が知っているやつだけでも、かつて後楽園ゆうえんち時代「楳図かずおのお化け屋敷」で使われていた日本人形や1993年「赤ん坊地獄」の赤ちゃんの人形、2003年~の「13ドアーズ」で使われていた人形・仕掛け、2006年「呪いの黒髪屋敷」での髪の毛、2009年「血の妖面屋敷」でのお面などが確認できました。人形や仕掛けの配置も当時と同じようになっている所もあります。
~人形に目玉を入れる~
まず受付にて人形の"目玉"を一つ受け取ります。受け取った目玉を、倉庫内にある井子の人形の空いた瞳の部分に入れてくるのがこのお化け屋敷のミッションです。~16:00までの「絶叫編」では人形に目玉を一つ、17:00からの「超絶叫編」では目玉を二つ入れて井子の人形の両目に目を入れます。※以降「超絶叫編」での内容です。
倉庫内ををしばらく進むと、両目の空いた井子の人形がありますので、持ってきた目玉をどちらかに入れます。ここで井子の人形に一つ目玉が入ったことになります(ちなみに「絶叫編」では片方に始めから目玉が入っているので、ここで井子の人形の両目が入ったことになる)。
そしてその先、倉庫から中庭へと出る扉があります。この扉は「超絶叫編」でしか空いていませんので、「絶叫編」では中庭に入れません。中庭に井戸があり、その中に"2つ目の目玉"があるのでそれを取り、すぐ近くに2体目の井子の人形(ストーリー上は1ヵ所目の人形が移動してきたという設定)があるのでそれに目玉を入れるのです。
ちなみにホームページのストーリーにて「井戸にはまだ少し水が残っています」とありますが、実際井戸の中に本当に水が張ってあるので、水の中に手を突っ込んで目玉を取る形になります。
ちなみにホームページのストーリーにて「井戸にはまだ少し水が残っています」とありますが、実際井戸の中に本当に水が張ってあるので、水の中に手を突っ込んで目玉を取る形になります。
ここでの井子は片目が空いていますが、なんと恐ろしいことに"ちゃんと1ヶ所目で目玉を入れてなかった方が空洞になっています。"(1ヶ所目で左に目玉を入れた場合、この2ヶ所目では左に目玉が入っていて右側が空洞になっている。5~6回入って5回はそうなっていたので、ほぼ確実にこの現象が発生するかと思います。) ここで井子にもう一つの目玉を入れることにより、両方の目が入ることになります。そして倉庫終盤、3ヶ所目に"両目が入った"井子の人形が登場します。ストーリーにある古来からの言い伝えが正しければ両目が入った人形には魂が宿る。魂が宿った人形は何を引き起こすのか…
ここではちょっと口では説明できないくらい恐ろしいことが起こりますので、それは是非ご自身の目で確かめてください。
感想
大量のお化け人形の中を進むという状況はそれだけで怖いですが、上記に書いたようこれまで開催されていたオフィスバーンのお化け屋敷で実際に使われていた人形を見ることができ、当時の仕掛けの配置を再現している場所もあるなど毎年来ている方にとっては面白い仕様です。そういった意味でも「夏季限定お化け屋敷20周年」を体現していることになるでしょう。また、今回やや距離が長く仕掛けがない場所とある場所の「静」と「動」のバランスが取れているので、総合的にもかなり怖いお化け屋敷と言えそうです。
メインである「井子の人形」絡みの演出もこれまでのノウハウから今回新たな方法の演出もあるので、新鮮な体験ができそうです。人形の演出は本当に怖いです。
なお、今回中の人形のイメージとして別作品の画像を使用致しました。従って当該画像とはお化け屋敷本編の登場人物とは無関係ですので、予めご周知ください。