本日12月13日(木)、ナンジャタウンより新規イベントが発表されましたが、それが信じられないような、凄い内容でした。その名も「ナンジャ叱られフェス2019」、参加するお客さんがアクターに「叱られる」という演出を中心にした、様々な劇場体験型(演劇を鑑賞・体感するような内容の)アトラクションやショーが用意されるということです。
○概要
・開催期間:2018年12月31日(月)~2019年3月17日(日) 18時~
期間中の土・日・祝及び1月2日、3日、4日 ※1月1日は開催なし
※12月31日は20時~
・演出は「小野真一」氏によるものだそうです。この方は1996年ナンジャタウン開園当初から同園のステージショーやシーズンイベントを企画·演出されていた「小野プロ」代表の方で、ナンジャタウンとは非常に深い縁のあるお方。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E7%9C%9F%E4%B8%80
ナンジャタウンのステージショーでもMC「パンパン」として出演、2013年のナンジャタウンリニューアル後でも「モジャモジャ団の団員」として7月の誕生祭、年越しイベント等に出演されていました。
下記のアトラクションは、ナンジャパスポートは「1回限り」の利用になります。
○アトラクション
・「失禁・ザ・リアル」
失禁(お漏らし)する感覚を下記の特殊装置を使って疑似体験し、それをアクター演じる「保健室の先生」に叱られる体験をするアトラクション。
電気通信大学「失禁研究会」による監修で、同研究会が開発した「失禁体験装置」を使います。この装置は「膀胱を圧迫することで尿意を感じさせ、内股の水袋にお湯を流すことでおしっこの温かさと気持ち悪さを再現できる」とのこと···。
https://urealabyrinth.wixsite.com/incontinence
インパクトは非常にありますが、何が楽しくてこんな体験を、しかも遊園地でしなくてはならないのでしょう···?
・「信長コレクション」(皿割り)
実際にお皿を割って、それをアクター演じる「信長」に叱られるのを体験。
こちらは「八つ当たりどころ」による監修で、特殊なお皿ですが、本当に叩き付けて割るため、リアルな感覚を味わえるらしい。
http://yatsuataridokoro.com/
・「生徒VS熱血教師」
アクター演じる「生徒」と一緒に、同じくアクターの「先生」に「黒板消し落とし」トラップを仕掛ける様を体験。最後はアクター「先生」に叱られ、「バケツを持って廊下に立たされる」体験となるようです。この際、記念撮影ができるみたい。
こちらのアトラクションのみ「イベント演出:小野真一」の表記がないので、同氏は関わっていないのかも?
なお、バケツあるなしに関わらず「廊下に立たされる」というのはフィクションによくある描写でしたが、現在は「体罰」に該当と判断されるため実際に行われることは殆どなくなり、フィクション上でも見かけなくなりました。
・「絶対揺らすな!スウィートランド」
12月13日現在詳細不明。バンダイナムコのロングヒットプライズゲーム「スウィートランド」を使用?
○ショー
・「お裁き福袋奉行SHOW」
福袋にて「懺悔の告白」を書くボックスを設置。お客さんが投稿し、それをDJ?が読み上げるショーみたいです。
○グリーティング・フード
·叱られグリーティング
鬼(秋田のなまはげ?)が園内を回遊し、お客さまを叱って回るグリーティング。
·叱られフード
「マヨネーズのボトル」に入ったプリン、マンゴーのデザート。お行儀悪くて叱られそうな食べ方ができるのがテーマ。
○見解
「フィクションで見たような」、または「昔経験したような」特殊な状況を演劇型に体験できるというのは面白そうですが、やはり「叱られる」というテーマに引っ掛かります。
演出とは言え「叱られる」というのは基本誰でも嫌な事、中にはそういうのが好きというのもあるかもしれませんが、「エンターテイメントとして成立するか」が疑問に思う所です。
自分は最初このイベント内容を見た時「こんなのやって何が楽しいんだ!?テーマパークでやることか!?」と思いました。その気持ち自体は今も変わりませんが、小野真一氏の演出と聞いて、この方の演出ならエンターテイメント性が強くなるなと思い、少し興味が出てきました。
ただ、やはり初見で嫌悪感が出るイベントは、企画としては「負け」だと思います(イベントはタイトル等、最初の印象で3割成否が決まると言われている)。
実際の演出がどれだけお客さんに受け入れられるのか、またそれが口コミ等で好意的に伝わっていくのかが、鍵じゃないかな。
でも、只でさえ遊園地·テーマパークで、スタッフの言動によるトラブルは多いからなぁ。この企画も演出だと理解されない(できない)事態になって、大クレームとかにならないと良いですか···。
○12月31日(月)大晦日は限定イベント&あのイベントも帰ってくる!
「ナンジャ叱られフェス2019」がスタートする12月31日(月)は、恒例の年越しイベント(※後述)として翌日1月1日(火)3時まで営業。お正月衣装のキャラクターグリーティングや年越し・お正月フード等の販売があります。
https://bandainamco-am.co.jp/tp/namja/NEWS/events/20181213_02.html
そして12月31日(月)限定で、今年7月下旬~11月上旬まで実施した「ナンジャ怨霊フェス2018」が再演します(20時~翌2時)。
https://blogs.yahoo.co.jp/mr_themepark/49570799.html
「こっくりさん・ザ・リアル」は実施しないのと、「口裂け女グリーティング」の場所が変更(「もののけ探検隊」の説明映像の所?)になっている以外は、内容は変えず純粋に再演という形だと思います。「お化け屋敷ダルマサマ」は増恐Verで再演するのかは不明。
https://blogs.yahoo.co.jp/mr_themepark/49619761.html
今回のイベントサイト
https://event.bandainamco-am.co.jp/namja/onryo-fes/
現時点の情報から判断すると、今年の12月31日営業では例年のよう「年越しカウントダウンのステージ」は実施しないと思われます。昨年も「ゲーム大会」がメインで、年越しステージショーは10分間程度の簡単なものであったらしいので、もうかつての「ナジャヴ達の痛快なトーク、歌とダンスのショー」は見れないのかなぁ・・・。