ついに行ってきました「シックスフラッグス・マジックマウンテン」 。主要アトラクションを一通り乗れたので、それぞれのコースターの特徴及びパークの回り方をまとめたいと思います。行き方やチケットなど基本情報はこちらを。
とにかく数が多い&待ち時間も長いので、有料の「フラッシュパス」なしでは1日で全てのコースターを回るのは難しいです。しかし、人気コースターの「フルスロットル」、「エックス2」、「TATSU」はフラッシュパスでも高い「~プレミアム」(100〜120ドル)を買わないと利用できない。よって、作戦としては開園の1時間前には来て開園待ちをし、「フルスロットル」→「エックス2」→「TATSU」に乗ってしまい、他のコースターはフラッシュパスで乗る(もしくは諦める)という方法が有効。
それプラス、園内を左回りに進み、そこに位置するコースターの順番に乗っていきます。「マジックマウンテン」というだけあって広く、高低差が多いのであちこち歩き回るのは不利です。
○コースター一覧&回り方
入園口から入ったら右に曲がり、近くにある「フルスロットル」から乗車。
◎「フルスロットル(Full Throttle)」
2013年に導入された急加速型コースター。2017年7月「ド・ドドンパ」がオープンするまで直径世界最大のループと最速加速速度を誇った。
駅舎からいきなり加速、巨大ループを回ります。ループでは頂点で「本当に止まりそうになる」という独特の体験ができる。
しばらく進むと一旦停止、今度は後ろに加速し、坂を登って反動をつけて前に進んでさらに加速。今度は最初のループ上部分を通過します。コースが非常に短いのが不満点ですが急加速、頂点で止まりそうになる巨大ループ、後ろ向き加速→前方加速と他のコースターにはない要素が体験できます。
続いては「エックス2」へ。「(ニュー)レボリューション」が途中にありますが、比較的空いている&フラッシュパス利用ができるので、「エックス2」優先で。
◎「エックス2(X2)」 ※詳しくはこちら(クリック)
2002年に登場した世界初の四次元コースターで、富士急ハイランド「ええじゃないか」のモデルであるコースター。「ええじゃないか」は同じようで結構違う要素を含んでいます。詳しくは上記リンク(作成中)を。「エックス2」のあとは「TATSU」へ。「バイパー」が近くにありますが「レボリューション」と同様後回しにした方が良いかな。
◎「タツ(TATSU)」
2006年に登場した世界最大級のフライングコースター、2016年USJ「フライングダイナソー」がオープンするまで世界最高、世界最速、世界最長を誇った。タイトルは日本語の「龍」が由来で、フライングの姿勢がドラゴン(龍)に似ていることから。現地では「タトゥー」と発音される。
◎「アポカリプス・ザ・ライド(Apocalypse the Ride)
2009年に導入された木製コースター。スペック的には特筆するものはないですが、とにかく新次元的な爽快さを体験できるコースター、絶対に乗るべきです。
「アポカリプス」からしばらく進むと、右の方に園内の中央の丘へ登る道があります。「サムライサミット」という”日本”をテーマにしたエリア(「TATSU」も位置的には離れているけどサムライサミットの一部にある)で、「ニンジャ」と「スーパーマン」があります。両者ともそんなに特別感のあるコースターじゃないのでパスしても良いくらいですが、待ち時間は短めなので余裕があれば・・・。
△「ニンジャ(NINJA)」
吊り下げ式(足元には床あり)コースター。速度は早くないがカーブ時の遠心力が強い。出発時は「アイヤ!」の掛け声がある。△「スーパーマン:エスケープ・フロム・クリプトン(SUPERMAN: Escape from Krypton)」
1997年にオープンした元祖急加速型コースターで、2011年のリニューアルで世界初の「後ろ向きに加速するコースター」に。最高時速160km/h、126.5mの壁を上昇→下降して往復。スペック的には凄いのですが、実際乗るとなぜかその凄さを全然感じないので、優先度は低いです。
◎「ジャスティス・リーグ バトルフォーメトロポリス」(JUSTICE LEAGUE: Battle for Metropolis)
2017年夏に登場した新アトラクション、同名映画をモチーフにしたガンシューティングライド。USJのスパイダーマンのシステムにガンシューティングゲームをプラスしたようなもので、3Dメガネをかけて画面と実際のオブジェクトを狙って撃つ。コースターではないですが、システム的にUSJとかにあってもおかしくない、超ハイスペックなアトラクションです。
プレショーからしてかなりの凝りようです。
スクリーンでのシューティングの他、このよう実際のオブジェクトがこちらに向かって来たり、炎が上がったりの演出も。
◎「リドラーズ・リベンジ(The RIDDLER'S Revenge)」
1998年に導入された世界最大級のスタンディング(立ち乗り)コースター。ループやスクリュー満載のコースを駆け抜ける、ハードなコースター(しかも長い)。
△「バットマン・ザ・ライド(BATMAN The Ride)」
1994年に導入された吊り下がり式(インバーテッド)ループコースター。アメリカでしか乗れない機種ではなく、日本でも「姫路セントラルパーク」のコースター『ディアブロ』という同機種がある、しかもバットマン自体の人気の高さから待ち時間も長めなので、パスしても良いかも。△「グリーンランタン:ファーストフライト(GREEN LANTERN: First Flight)」
2011年に登場した新四次元コースター。ナガシマスパーランドの『嵐』に似ていますが、メーカーが異なりコースも違います。ただ、体感的にはほぼ同じようなのでこちらも優先度低めで・・・。
△「レックス・ルーサー:ドロップ・オブ・ドゥーム(Lex Luthor: Drop of Doom)」
当時世界最大であった高さ122mのフリーフォール。体感的には「確かに落下速度がちょっと早いかな」って感じです。でも頂上で停止する時は怖い。◎「ツイステッド・コロッサス(Twisted Colossus)」
1978年に設置された木製コースター「コロッサス」を、ハイブリッド型(レールを金属製に、RMC化)として2015年にオープン。ハイブリッドコースターというのは初めての体験でしたが、これが本当に楽しい。木製としてのガタガタ感を少し残しつつ、スクリュー回転などトリッキーなコースも併せて体験できます。凄い浮き(AIR TIME)もあり、非常に気に入って一番前と一番後ろ2回連続乗りました。
◎「スクリーム(Scream)」
2003年に導入された世界最大級のフロアレス(床無し)コースター。7箇所のツイストあり。同メーカーである上記の「リドラーズ・リベンジ」とコースの感じが似ているので、どちらか1つでも良いかも。
△「ゴライアス(Goliath)」
2000年に導入され、当時世界最高の高低差78メートル、最高速度を誇ったコースター(ただし同年中に他のコースター更新されてしまったため、知名度が低い)。浮遊感と乗り心地の良さが特徴だが、あまり特徴がないためやや不評である。
「ゴライアス」を過ぎると、子供向けアトラクションが揃う『バックスバニー』のエリアがありますが、ここでも8つくらいあるアトラクションのうち半分の4つも(子供向け)コースターです。
これで園内1周となり「フルスロットル」周辺に戻ってきます。ここで時間があれば、最初後回しにした下記2つのコースターを。
△「(ニュー)レボリューション(The New Revolution)」
1976年に登場、世界初の360度ループや垂直ループを採用したコースター。ローラーコースターの神様といわれたアントン・シュワルツコフ設計。当初は肩ハーネスだったが2016年に車両がリニューアルされ腰ハーネスとなり快適な乗り心地に。そしてVRゴーグルを着用して乗車する『VRコースター』になった、はずなのですが自分が行った日は実施していませんでした。昨年年末でもやってなかったみたいなので、もしかしたら廃止になったのかも。
△「バイパー(Viper)」
1990年に登場、合計7回のループと3回の垂直ループ、無数のひねりが配置されているコースター。コースターとしてはどこにでもあるループコースターですが、やはりこのループの多さは圧巻です。普通のコースターでも”日本じゃ体験できないスペシャルなコース展開”であると思います。
以上で一応シックスフラッグスの全コースターを回り終わりました。各コースターは閉園時間ギリギリまで受け付けしてくれるようなので、まだ時間じゃなければ最後にもう1つコースターに並んでも良いですね。