これまで2週間に渡ってお届けしてきた「上海ディズニーランド&上海旅行」シリーズも、本稿で最終回。最後は上海ディズニーランドと合わせて行きたい、上海の定番観光地と手軽に楽しめる本場上海料理を紹介します。
○南京東路(ナンジンドンルー)~外灘(ワイタン)
「南京東路」は、上海を代表する観光ストリートで創業100年以上という老舗も多く並ぶショッピングスポット。昼間の賑やかな雰囲気も良いですが、夜の散策もおすすめ。このように「上海らしい」ネオン風景を見ることができます(実際、上海の街の夜景はここが良く使われている)。
・行き方
上海地下鉄1,2,8号線「人民広場」駅又は2,10号線「南京東路」駅(この2駅間が「南京東路」ストリート)
上海地下鉄1,2,8号線「人民広場」駅又は2,10号線「南京東路」駅(この2駅間が「南京東路」ストリート)
・外灘(ワイタン)
南京東路(「南京東路」駅)から「黄浦江」方面へ徒歩10分ほど足をのばすとあるのが、上海定番の観光スポット「外灘」です。このように綺麗な夜景を眺めることができます。
川の反対側の建物もライトアップ。
・南京東路のグルメ
南京東路&外灘でショッピング・散策・夜景観賞の後に訪れたいのが、周辺にある美味しいレストラン。今回自分が行ったのは、本格的かつリーズナブルな値段で食べられる老舗レストラン「燕雲楼(イェンユンロウ)」です。南京東路を「人民広場」駅方向に行った途中にあります。建物8階にあるのが「燕雲楼」。人気レストランですが座席数は600席と多いのでそんなに待つことはありません。自分たちは土曜日の20時と夕食時に訪れましたが5分ちょっと待ったくらいですぐ入れました。
「燕雲楼」は上海で初めて北京ダックを供した老舗として名高い北京料理店。看板料理である「北京ダック」は皮がパリパリで肉がジューシーで本当に絶品。1匹78元(1,422円)/半羽39元(702円) ※1元=18円で計算 とお手頃なのが嬉しい。なお、このお店に限らず上海(中国)の料理店は基本的に量は多めです。自分たちは2人でしたが半羽でもちょっと多いくらいの量でした。
その他「蟹入りふかひれスープ」と「上海蟹の甲羅蒸し」を頂きました。ふかひれスープは100元(1,800円)とちょっとお高いけどそれに見合った美味しさがあります。このコクとうま味は日本じゃ味わえないかも。なお、このスープも1つでお茶碗3~4杯分くらいあります。
○「豫園(ユィーユエン) (豫園商城)」
こちらも上海を代表する観光スポット。土産物店や人気飲食店が集まり、少々見た目の怪しさも合わさって南京東路とは別の「中国らしさ」を堪能できます。土日は人が溢れかえり通行が困難になる程です。
・豫園商城
たくさんのお店と、このよう風情のある建物があるエリア。飲食店も豊富ですが、正直「横浜中華街」でも食べられるような安価なお店も多いです。その中で、格式高い老舗上海料理店があります。
「緑波廊(リウボーラン)」
1970年代にオープンした上海料理の老舗。エリザベス女王、クリントン元大統領、羽田元首相など世界各国の要人が上海を訪れたときに利用していることでも有名な、老舗高級店です。営業時間は11時~14時、17時~21時。人気&有名店ゆえ少々混雑し、自分は日曜の11時半に行って30分待ちでした。
注文したのは「麻婆豆腐」、「小龍包」、「上海蟹とモチのみそ炒め」など。お値段は一皿100元~150元(小龍包は6個で60元)とやはり少々高いですが、一皿で2~3人前あるので日本よりお手軽ですね。
○上海観光地&グルメの注意点
最後に、上海を観光するに当たって注意する点ですが、南京東路や豫園商城など人通り・観光客が多い所はそれを狙った「スリ・ひったくり」等の犯罪も多いということです。特に日本人は「お金持ち」のイメージもあり狙われやすいので不注意な行動をしないように注意。そして「グルメ」に関する注意ですが、中華料理は美味しいですが「体に油が堪りやすい」という面もあります。特に本場中国の料理は日本より油っぽいことも多く、また毎食中華料理となると想像以上に体にダメージとなります。
実際、私も今回3泊4日の上海旅行で最終日の夜「胃もたれ」をおこし、吐き気がして「うどん」すら食べる気がしない、なのにお腹は空いているという状況に苦しめられました。なので、中国滞在中は意識的に野菜を取るようにしましょう。特にキャベツ、大根は胃もたれを防ぐ効果があるようです。各地で売っているフルーツ類を食べるのもおすすめ。
なお、よく言われる「中国のお店は衛生状態が悪い」、「日本人と分かると反感的な対応をされる」というのは、今回訪れた場所では一切感じませんでした。なので(上記の事を注意しつつ行動すれば)安心して観光を楽しむことができます。