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「超ホラーゲームお化け屋敷(2016年)」

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「ニコニコ超会議2016」にて実施された『超ホラーゲームお化け屋敷』の体験レポートです。今年は下記の5作品をモチーフにしており、その内3作が新作。ただ後述の「鎌ドン体験」もありますがお化け屋敷本編でも「殺戮の天使」のシーンがやや長く、特に同作がピックアップされて作られていた印象。
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「殺戮の天使」、「7 Days to Die」、「つぐのひシリーズ」、「魔女の家」、「Death Forest(恐怖の森)」
特別出演:「青鬼」(※「7 Days to Die」のゾンビ襲来シーンにて一部時間帯に出演)

○「超ホラーゲームお化け屋敷」内容

・「殺戮の天使」
最初に体験するのは「殺戮の天使」の世界。最初に「カードキー」で入口扉のロックを解除、その先は小部屋になっておりそこで音声が流れる。音声「生贄に選ばれました」と聞こえたら次の部屋へ。同作の世界と同様「廃ビル」の風景が広がります(壁には「殺人鬼による殺人事件か!?」という新聞記事まである)。

昨年と同様に、道中には「指示が書かれたボード」があるので、それに従って行動していく。「小鳥を見てあげて」と書いてあるよう、小鳥(の置物)の近くまで行くと、そこから同作のキャラクター、包帯だらけの男「ザック」が。
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その先はザック(の人形)に追いかけられる、宝箱のような場所に中に入る(隠れる)、覗き穴からはザックが参加者を捜してあちこち鎌でつついている様子が見られます。その後も死体が転がる廊下(アクターが混じっている)などが続く。
これらのシーンは全て「原作のゲーム通りの展開」です。なので本当にゲームの主人公の気分になる。 
→pixivコミック「殺戮の天使」(無料試し読み)

・「7 Days to Die」
「殺戮の天使」の次は「7 Days to Die」の世界。壁穴の向こう側からゾンビ(※)が迫ってくるので、周りに置いてあるブロック(スポンジ)を積み上げて壁を塞ぎます。
反転:ただ壁を塞いでもゾンビは別の場所からも出てくるのですが・・・。
※今年はここが「実況動画」の場面になっており、お客さん側の様子及び出てくるゾンビ等のアクターの控え室がネット配信されていました。アクターもプロのお化け(ゾンビ)から著名人等のゲスト、そして特別出演として昨年の「青鬼」(特製スーツ)が出る時間帯もあったようです。
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・「つぐのひシリーズ」
上記のよう「7 Days to Die」の世界から別世界へ、続いては「つぐのひ」シリーズの世界です。古い木造の学校のような風景になり、途中には「赤い目をしたセーラー服の女学生」が出てき、教室に逃げ込む。
 
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入口付近まで追いかけてくる赤い目の女学生。去っていくのを確認したら、向かい側の出口から出ますが・・・。
反転:出口扉の先には別のお化け(アクター)がいて、その後横にある本当の出口が開く。


・「魔女の家」、「Death Forest」
その後の「魔女の家」:同作に出てくるエレンに扮するアクターが襲いかかってくる、「Death Forest~森からの脱出~(恐怖の森)」:巨大な怖い顔(ヨシエ)(をプリントしたパネル)が後ろから追いかけてくるシーンがあり、これらは昨年の構成・演出をそのまま流用しています。ヨシエに追いかけられた先の扉を抜けると出口です。
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お化け屋敷は以上で終了ですが、その後希望者は下記の「殺戮の天使 鎌ドン体験」をすることができます(初日はお化け屋敷とは別に待機列を作ってましたが、2日目は原則お化け屋敷体験者のみになった模様)。

○「殺戮の天使」鎌ドン体験

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参加者は渡された用紙に書いてある台詞を読み、ザック役のアクター(※)と作中のシチュエーションを本当に体験することができる。鎌を首にかけられる(鎌ドン)、耳元で囁かれるなどのリアルな体験で、男の自分でも(変な意味ではなく)ドキドキしたので、女性(特に作品のファン)なら鳥肌ものだと思います。
※2日間ザック役を勤めたのは「前田剛史」さん。
なお、用紙を見ずに「台詞を暗記する」のに挑戦も可能で、間違いなく言えればご褒美(?)としてザックに"頭を撫でてもらえる"とのことです。用紙はお化け屋敷に並ぶ時に貰えるので、入るまでに必死で暗記している方も多いようでした。

○感想

昨年に続き、今年もモチーフ元のゲームの展開や雰囲気を完璧に再現しているのと、数々の意表を突く脅かしは絶妙。大変密度の濃いお化け屋敷でした。ただ、昨年と比べると「つぐのひ」部分など一部を除き、全体的にはやや「内装・装飾が雑」でいかにも仮設という印象が強かったので、そこが残念と言えば残念だったかもしれません。

あとは今回も「整理券が瞬殺」(開場10分で終了)だったのでせっかくの企画がほんの一部の方しか体験できなかったのが本当にもったいない。今回のお化け屋敷の演出では仕方ないことでもあるのですが、なんとか上手い方法がないものか要検討ですかね。
記事内に中の様子を映した体験動画もあります。記者自身が言っているよう映像映りは悪いですが、参考までに。


なお、「ニコニコ超会議2016」では上記『超ホラーゲームお化け屋敷』の他にもう一つお化け屋敷が出展してました。

○「ゾンビ↑デス↓メディカル→」(ユーザー企画 超まるなげ広場)

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ホラーイベント「シカバネ」等を開催している団体による新感覚脱出ホラーゲームが「超まるなげ広場」に出展。とにかくゾンビの迫力ある演技が見もの。中は狭く内装も殆どないお化け屋敷(アトラクション)なのですがそのマイナスポイントを感じさせない程の演技でした。なお、入口ではなぜか「女のゾンビ」の歌謡ショーがあった。

ミッションはゾンビが徘徊するエリアに潜入、制限時間3分以内に中にある「5つの問題(が書かれたボード)」を見つけて答えを暗記する。入る前には「紙テープのたすき」を付け、懐中電灯が渡される。ゾンビにたすきを破られてしまったらゲームオーバー。
ソンビは参加者(のテープ)を狙って襲ってくるが、懐中電灯を消せば人を認識できず寄ってこなくなる。寄ってこなくてすぐ近くまでいるので結構怖いのだが・・・。 ただそれだと問題のボードが暗くて見られないので「いかにゾンビを避けてその隙に灯りを付け問題を読むか」の駆け引きが重要に。



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