昨年2015年5月6日をもって休館、そして今年2016年4月21日(木)にリニューアルオープンした「SKY CIRCUS サンシャシン60展望台」に行って来ました。リニューアルの内容を一言で言えば、「内装が綺麗に一新されて、展望ガラスの周りにVR技術のアトラクションを含む様々な仕掛けが設置された」形になっております。
チケットの販売場所
展望台のチケットは現地(サンシャイン60階)ではなく地下1階、池袋駅方面からの地下通路からやってきた所にチケット販売所があります。ここで30分単位で入場時間が指定されている当日券を購入。販売所の向い側の入口を進んだ所にある「エレベーター乗場」にて展望台へ上がる。
当初は「Web上にてオンラインチケット販売」を平行して、というよりWeb上メインで行っていましたが、オープンから間もない4/26(火)にて突如「メンテナンスのため当面の間Webでのチケット販売を中止する」と告知され、現在は当日券の販売のみになっています。別料金のVRアトラクションも展望台現地にて当日のチケットを購入する形になっているので、アトラクションを体験したい場合はまず最初にアトラクションチケット販売場所に向かうべしです。
エレベーターの演出はリニューアル前と変わってない(と思う)ですが、背景はリニューアル後のテーマに合わせてオブジェクトが追加されています。
エレベーターが60階に到着し、ホールへ出ると上には上記ポスターにもあるカーテンがくるくる。その先でチケットを拝見され、「最初の部屋」への待機列へ。
「最初の部屋」では、ちょっとした映像と3Dサウンドを体験。「SKY CIRCUS(スカイサーカス)」の名の通り部屋はサーカスのテント小屋風になっています。
出た先から自由に行動。最初にあるのは床のモニター。一つは「CGで作られた池袋上空の映像」と、もう一つ大きいのは「トランポリンで日本各地を飛ぶ映像」のモニターです。どちらもドローンにて空撮の映像をCG化しているらしい。
その先の通路は、7種類の不思議な鏡がある通路空間「ワンダーミラー」。鏡の張り方で見え方が変になったり、鏡＋CG映像と仕掛けは他でよく見かけるタイプのものです。何気に一番驚くのは画像右の「星形の鏡」かも。
こちらは自身が巨大な万華鏡の中に入り込んだような感覚で光と影を楽しめる「無限スケープ」。
こちらの傘に触ると、目の前の映像が変わり、それに合わせて傘も･･･。画像右は映っている人の動き合わせて映像が動くインタラクティブ3D「SKY PARTY」。
「肝心の展望はどうしたんだ!?」と聞こえてきそうですが、このように展望ガラスにちょっとした仕掛けがあるものが追加されています。ただ、この日は残念ながら「曇り」のため効果がまるで分からなかったのですが･･･。
VRアトラクション
VR技術(「ハシラス」)を用いた体感アトラクションが2つ登場。時間指定チケットと別途購入するため待ち時間は長くても30分以内ですが、そのチケットが早いうちに売り切れてしまう場合もあるので、前述のよう体験したければ最初にアトラクションへ。
○「TOKYO弾丸フライト」
「未来の東京」にて、人間大砲型のロケットで遊覧飛行するという設定のアトラクション。実際に大砲型の装置に入り、アトラクション中は水平から傾いたり上下左右にガンガン揺れたりして結構スリルがあります。
アトラクション中に出てくるのは、不忍池を温泉に改造したという「不忍温泉」やアニメの聖地「ウルトラモエビルAKIBA」、六本木のビル街「ギガ･ロッポン」などセンス抜群の地名。
○「スウィングコースター」
池袋上空を疾走するブランコ型コースターを体験。参加者は楽器になって空を飛びながら音楽を奏でるという設定です。一人一人(映像の)コースが違い、乗る場所によって映像内容が異なります。映像は池袋の街並みが忠実に再現されている。
座る場所が本当のブランコなので最初は不安定ですが、機械的に揺れたりはしないのでそんなにスリルはない。
なお、さすがに街全体を駆け巡るという大スケールではないですが、「高層タワーの周りを走行し、高さ174mで世界一高いコースターとなる『Skyscraper』というアトラクションがアメリカ・フロリダで計画されており、計画途中で製造メーカーが変わるなどいろいろとトラブルがあるようですが2017年に開業が計画されています。
どちらのアトラクションにも言えることですが、内容は悪くないけど映像に若干荒があり、いまいちリアルな体験・迫力に欠けるのが残念です。
まとめ
このように様々な仕掛けがある、他にはない「アミューズメント要素満載の展望台」に生まれ変わっています。ただ展望と関係ない気がする仕掛けも多いのでそこは微妙なところ。
夜景を眺めていると夜空が二人の相性を教えてくれる「フォーチュンウィンドウ」など、一部「夜間にしか作動しない仕掛け」も多いので、展望も含めて夜訪れるのが一番良いかもしれない。ただWeb予約が休止している現時点では休日だと夜間の時間帯がその日の早いうちに売り切れてしまう可能性も高いですが。