パリの「カリブの海賊」は、現在世界で唯一映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキャラクターが登場するリニューアルが行われていません(※)。また展開の順序等がアメリカ・日本版と異なるため全体の印象としてはかなり違って感じます。
※本アトラクションは2017年1月~同年夏頃まで長期休止が予定されているため、もしかしたらパリ版も映画版のリニューアルが行われるか、もしくは2016年6月の「上海ディズニーランド」版のよう全く違う最新版になるのかも?入口は要塞風で、乗り場までは要塞から洞窟のような風景へとかなり長い道のりになっています。パリのカリブの海賊は人気で午後は30~45分待ちになることが多いのですが、待ち列内が凝っていることでそんなに退屈しません。
日本版と同じように待ち列内にはテーマソングが流れている。またこの日はキャストが館内放送を使って「幸せなら手を叩こう」(フランス語バージョン)を歌い、「幸せなら"ヨーホー"と叫ぼう」と替え歌にして待ち列内を盛り上げていました。キャストの自由度も凄いけど待ち列のゲストがみんなノリノリで歌っていたのも凄かった。
アトラクションは南国風の海岸沿いからスタート。船の横を通ると、洞窟内に入り巻き上げがあります。巻き上げの坂道には勢いよく水が流れている。
坂を登ると下水道のような所を通り、海賊船のマストをバックに海賊同士の闘いのシーン(これは日本版にないシーン)。そして日本版では後半に出てくる海賊達が捉えられた牢屋(鍵を持っている犬を必死におびき寄せようとしている)があり、その先がドロップ(下り坂)。
ドロップの先は、海賊が港町を襲撃しているシーン。この先の展開は日本版と概ね同じです。炎で燃えさかる街のシーンで2回目のドロップがあって、その先は・・・。
暗い洞窟となり、骸骨になった海賊が船を操縦、酒を飲む、宝の山のシーンが。そう、アメリカ・日本版では最初にあるシーンがパリ版では最後となり、登場順序が逆になっているのです(海賊の繁栄→衰退と時系列通りになっている)。
画像右下の喋る骸骨の先がプラットホーム。日本版と違い乗る場所と降りる場所は分かれておらず同じ場所です。
なお2回目のドロップにライドフォトがあります。