記事の順番が前後してますが、「フランス旅行」1日目はパリ市内の観光地を回ってきました。王道というかメジャーな場所と、パリにある本格お化け屋敷とマニアック?なラインナップです。パリ市内は徒歩圏内の所も多く電車の乗り方も解りやすいので観光しやすいと思います。
空港~パリ市内へ
「シャルル・ド・ゴール国際空港」からパリ市内への移動手段は、鉄道だと「RER(フランスの高速鉄道)」(B線)と「TGV(高速鉄道)」、バスだとオペラ座方面や中心地の駅に向かう便があります。一番安くて楽に(時間がかからず)行けるのは「RER B線」で今回私もそれを利用しましたが、「RER B線(の駅・車内)はパリの中でも特に治安が悪いポイント」と言われ、ガイドブックによっては「旅行者はなるべく利用しない方が良い」と書いてるものまであるくらいです。
空港から市内直結している鉄道=観光客が多い→スリにとってはカモが多い、また「バンリュー」(郊外の意味)と呼ばれる、下記の治安の良くない地域を通ることから。
右側の写真にあるよう、列車が通る街は壁中に落書きだらけ、ボロボロの建物にゴミが山積みになっている(写真の所はまだましな部分で、これよりもっと酷いところもある)と一見スラム街のようにも見えます。なのでお世辞にも良い景色とは言えません。
RERは「各駅停車」の他、空港からパリ市内の『北駅』までノンストップの「急行」のあるので、安全性を考え急行に乗ることをお勧めします。RER B線には下記の「ノートルダム大聖堂」の最寄り駅「Saint-Michel Notre-Dame(サン・ミシェル=ノートルダム)」があり、そこから歩いて「ルーブル美術館」→「シャンゼリゼ通り」→「凱旋門」へ行けます。
「ノートルダム大聖堂」
街の中にはこのような「カフェ」があり、そこでゆったり休憩しながら街を巡るのも良いです。
世界一の入場者数を誇る美術館で、事前に混んでる(入館までは閑散期でも30分、普段は1時間かかる)と聞いていたのですが、訪れたのが16時頃だったからすぐ入れました。ここでも入るのにはセキュリティ・チェックを受ける必要があり、その列が混雑するとのことです。
入館料は12ユーロ(約1,600円)と安め、営業時間は通常平日18時までと意外と短い。水曜と金曜は21時45分まで、火曜日は休館日。館内はとにかく広い。全ての展示をじっくり見たら1日でも足りないかもしれません。時間の制約がある場合はガイドマップを参考に、ピックアップされている有名な作品を中心に、その付近を見るという形が有効。早足にはなりますが1~2時間で有名どころを抑えることができます。
月並みな言葉ですが、これら有名作品の本物を見られるのはやはり感動します。ただ、有名な観光地ゆえここでもスリが多いそうなので常に目を配って見学を。また外にはグッズや自撮り棒を売りつける物も多く、日本人と分かるとしつこく迫って無理矢理グッズを持たせて売りつけようとしてくるので特に注意。
夜の「ルーブル美術館」はこのようライトアップされます。この屋外照明及び館内照明は東芝が手がけており、器具も同社のLEDライトです。
ルーブル美術館の向かい側には公園「カルーゼル広場」があり、そこに『カルーゼル凱旋門』があります。凱旋門というと下記のシャンゼリゼ通りの凱旋門(エトワール凱旋門)が有名ですが、こちらもパリの歴史的建造物です。
公園の奥には「観覧車」があります。これは毎年11月~3月初旬に設置されているもので、パリ市内を一望できるとあって常時ある程度の待ち列ができてるなど人気。ただ、日本の観覧車と違い窓がなく剥き出しのゴンドラ、そして異様に早いスピードで回る(なので高速で回転→低速に落として客の乗り降り、を繰り返す)と日本人にとってはある意味スリルライドになっています。
そこから見える「エッフェル塔」、そしてシャンゼリゼ通りと凱旋門。
2011年にオープンした、3階建て建物を使ったお化け屋敷でフランス初の本格お化け屋敷とのことです。所要時間は約45分、中のお化けは全て徹底した演技指導を受けたアクターによるもので、目の前で舞台のように演技するなど本格的なパフォーマンスを見せてくれます。
事前に予約したチケット(※後述)を見せると中の待機列へ案内されます。そこでも何人かお化け(アクター)がいて最初から容赦ないパフォーマンスを。日本と違って触れるギリギリまで迫ってきます。
館内へは2~3組のグループで行動。一本道のウォークスルーですがアクターの演技を見終わらないと先に進む扉が開かなかったり時にアクターの指示に従って行動することもあるので、正確にはウォークスルー+演劇鑑賞って感じ。
テーマは「フランスに伝わる17の(怪奇)伝説の体験」。ハロウィン、クリスマス、バレンタイン等ではその時限定の特別バージョンになるそうです。
アトラクション内部の様子「フランス17の怪奇伝説」
1.「カタコンブ(納骨堂)・ド・パリ」骨が埋め込まれた暗い納骨堂を進む。
2.「下水道のワニ」
納骨堂は下水道とつながっており、突然巨大なワニが襲い掛かります。なお下水道にワニがいるというのは日本を始め世界各地にある都市伝説です。
3.「オペラ座の怪人」
突如目の前に仮面を付けた人物が現れ、感情的な行動を・・・。なお、「オペラ座の怪人」は当然フィクションの物語ですが原作は疑似ノンフィクションテイストで書かれた小説であるため実は本当にあったことなのではという都市伝説があるらしいです。
突如目の前に仮面を付けた人物が現れ、感情的な行動を・・・。なお、「オペラ座の怪人」は当然フィクションの物語ですが原作は疑似ノンフィクションテイストで書かれた小説であるため実は本当にあったことなのではという都市伝説があるらしいです。
この先はウォークスルーが続きます。
5.「地下の吸血鬼」
6.「パリのメトロ」
7.「ベルトラン軍曹の暴かれた墓」
8.「ペール・ラシェーズ墓地」(ショパンなど多くの著名人が眠る墓地)
9.「毒使いの魔女ラ・ヴォワザン」
魔女がいる部屋は人形だらけで気味の悪い所です。
5.「地下の吸血鬼」
6.「パリのメトロ」
7.「ベルトラン軍曹の暴かれた墓」
8.「ペール・ラシェーズ墓地」(ショパンなど多くの著名人が眠る墓地)
9.「毒使いの魔女ラ・ヴォワザン」
魔女がいる部屋は人形だらけで気味の悪い所です。
13.「血みどろのパティシエ」
テーブルの上の皿は人間の臓器や指、目玉等が並べられている。
テーブルの上の皿は人間の臓器や指、目玉等が並べられている。
14.「殺人者のキャバレー」
凶暴な殺人者が集まる?キャバレーで突如彼らの乱闘が・・・。
凶暴な殺人者が集まる?キャバレーで突如彼らの乱闘が・・・。
17.「ギロチン」
最後の舞台は「病院」、しかも狂人の患者がいることから恐らく「精神病院」。雰囲気だけでも嫌な感じですが人体実験の様子を見せられる、メスを持った執刀医が襲ってくる、狭い通路で狂人の患者が追いかけてくるなど散々な目に遭います。
最後の舞台は「病院」、しかも狂人の患者がいることから恐らく「精神病院」。雰囲気だけでも嫌な感じですが人体実験の様子を見せられる、メスを持った執刀医が襲ってくる、狭い通路で狂人の患者が追いかけてくるなど散々な目に遭います。
感想
お化け屋敷専用施設とだけあってかなりの力のいれようで、造形物のリアルさやアクターの迫力は凄いです。日本ではなかなか体験できない大迫力で、これはアメリカハリウッドのお化け屋敷にも引けをとらないかと思います。台詞がフランス語だから何を言っているのかわからないのが難点ですかね、まぁこれは仕方ないですが。自分のような日本人の客は珍しいのか、受付のスタッフも親切に接してくれ、中のお化けも自分だけ特に集中して脅かしてきたような気もします。
営業情報・予約の仕方
営業日時:基本的に金曜日(18時~22時)、土・日(15時~19時)料 金 :大人25ユーロ(約3,400円)
予約方法:日時指定の予約制。現地でも予約できるみたいですがWebでやった方が分かり易いし確実。
予約ページより入場する日と時間を選ぶと、お客情報の入力へ。名前や住所、電話番号等を入力します。公式サイトはフランス語と英語を選べますが予約ページはなぜかフランス語のみなので、翻訳サイト等で単語を調べながら入力しましょう。
支払はクレジットカードのみで、最後メールアドレスと任意のパスワードを自分で設定。その後カード払いが完了するとサイトより確認メールが届きます。
メールにはチケットが添付されていません。再びサイト上にてメールアドレスと上記のパスワードを入力すると、 ページが切り替わりそこのリンクから「Webチケット(バーコード付き)」のページに飛ぶことができます。チケットを印刷し(スマホ等で画面を見せるのは駄目みたい)当日持って来ればOKです。
予約は30分単位で区切られ、20分過ぎてしまうと無効なので注意。なおその予約の時間は「列に並べる」時間であるため、お化け屋敷内までは別途待ち時間が発生します。自分が行った金曜の夜19時頃は空いていましたが、ハロウィン等のイベント時には1時間待ちも発生するらしいです。