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「富士急ハイランド」攻略法

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山梨県にある日本最大級の絶叫マシンが揃う遊園地「富士急ハイランド」の行き方・混雑対策・注意点についてまとめました。公式サイト

※2015年12月14日更新

場所・行き方

山梨県富士吉田市新西原五丁目6番地1号

・最寄り駅は富士急行線「富士急ハイランド駅」。JR中央線「東京駅」から「大月」駅で富士急行線に乗換、約2時間30分。

・高速バスだと「新宿駅」から(中央高速バス)約2時間、「東京駅」から(東京・河口湖号)約2時間40分。その他地域からのバスもあり、詳しくはこちら

・自家用車の場合は中央自動車道富士吉田線「河口湖IC」出口すぐ。東京方面からの場合、渋滞していなければ中央自動車道「新宿IC」から1時間半ほどで行ける。

・鉄道及び高速バスでは後のセット券もあり金額的には安く行けるが、開園間際に到着・帰りは現地18時頃出発となりゆっくり楽しめないと思うので、可能であれば車での来園(もしくは周辺に宿泊する)がお勧め。
 自家用車を所有していない場合はレンタカー、特にオリックスレンタカーの「レンタで富士急」は金額的にかなりお得なプラン。


チケット

・入園料、フリーパス、ナイトフリーパス(18時以降も営業する日の15時から販売)、フリーパス(2日間)、キッズパス、シニアパスの6種類。金額はこちら(公式サイト)

メルマガ会員「CLUB富士急」に入会(無料)すればいつでもフリーパスが600円引き(大人料金の場合)で購入でき、絶叫優先券の抽選や来園してポイントを貯めればさらに割引率が上がる、メルマガでは限定チケット割引きクーポン(しかも5,200円が4,000円など大幅割引き)が送られてくるなど特典が多い。入会しない選択肢はないと言える。

・バス・鉄道・オフィシャルホテルの場合はセットプランが断然お得。

・現在のところ「年間パスポート」の類は設定なし。

・毎年2月下旬~3月、8月下旬~9月に学生(大学生含む)限定の割引きチケットが販売される。大学生の場合大人5,200円が4,000円になるなどかなりお得。ただし下記の「混雑対策」でも述べるよう混雑する時期なので安くても快適に遊べるかは微妙。


オフィシャルホテル

オフィシャルホテルは3棟、「キャンプ場PICA」でも富士急ハイランドセットプランを取り扱っている。お勧めは園内に隣接する「ハイランドリゾート ホテル&スパ」。宿泊者は開園30分前から入園できる。

・「ホテルマウント富士」は高級ホテルだが園内からかなり離れているので富士急ハイランド利用には不向き(上記の30分前入園の特典は利用できる)。

・「富士山ステーションホテル」は園内から徒歩2分で一番安価なオフィシャルホテルだが30分前入園の特典はない。


営業時間

公式サイトより確認できる。原則9時~17時(平日)の営業で土日休日は18時閉園。春休み・夏休み期間は8時半~20時になることが多い。また12月、1月は9時半または10時開園となることもある。

・例年GW、お盆の時期は7時~22時の営業となることも。

・月に一度の休園日がある。原則として第2火曜日あたり。通常3月、7月~9月は休園日の設定なし。

・「ナガシマスカ」,「戦慄迷宮」等を含む一部のアトラクションは開園1時間後から開始と遅れることが多い。

・「トーマスランド」、「ハム太郎」のアトラクションは休日でも17時頃までの営業となることが多い。

・2013年にオープンした「リサとガスパールタウン」は原則富士急ハイランドの開園30分前にオープンし閉園30分後まで営業する。


休止アトラクション

・原則として土日休日に休止するアトラクションはないが、平日は何らかのアトラクションが終日ないし15時頃から点検整備で運休する。休止スケジュールは公式サイトの運休情報で確認できるが1ヶ月単位でしか確認できずスケジュール発表も月末ギリギリのタイミングである。

・主要アトラクションで(平日に)運休しやすいのは「ナガシマスカ」、「鉄骨番長」、「マッドマウス」、「観覧車」等。「ドドンパ」も月に一度運休する(休園日前の月曜日であることが多い)。
 「トーマスランド」、「ハム太郎」のアトラクションも平日はターゲットである家族連れが少ないからか点検整備に当てられる模様。

・「フジヤマ」は点検整備のため毎年1月頃1~2週間程運休する時期がある。「ええじゃないか」と「高飛車」も不定期だが点検整備で3~4日集中して運休することも。

・屋外の主要アトラクション、コースターは当日の天候の影響を受けやすく、割とすぐ運休になってしまう。詳しくは下記の「天候とアトラクション」を参照。


現地の気候

・東京より涼しい日が多いが寒暖の差が激しい。夏季でも朝や夜は冷え込む場合があるので防寒対策はしっかりと。また天気が崩れやすく特に夏は夕立が多いので折り畳み傘を持っていくと安心。

・冬季、特に12月~2月上旬は厳しい寒さとなる。雪もしくはみぞれが降ることも珍しくない。空いている時期だがアトラクションも運休しやすいので天気予報をしっかりと確認した方が良い。


天候とアトラクション

・基本的にコースターを含む屋外のアトラクションは雨が降ると運休になる。他のパークでは営業していそうな小雨でも運休する場合が多い。また「強風」の場合も運休する。
 当日運行してても天気が崩れてきている場合、すぐには運休しないが間引き運転や風の合間を見ての運転など効率が悪くなる。

・「フジヤマ」は風の影響を受けやすく、一般的には強風とは思えない風でも運休してしまう(※1)。天気予報で「風速3m」だったら危険、「風速5m」ではほぼアウトと思った方が良い。冬の場合はより影響が大きく休止する日が殆ど(※2)となる。午前中は運転できても午後運休する場合も多い。

・雨が途中で止んでも、レールが乾くまでは運行できない(※3)。「ドドンパ」、「ええじゃないか」は雨が止んでも曇空で気温が低い場合、終日運行できない場合もある(特に冬)。

・「高飛車」はオープン当初『雨でも運行可能』と宣伝されてきたが、実際は他のアトラクションと同等に雨で休止する。ただし途中で雨が降っても小雨程度(傘がなくても気にならない程弱い雨)であれば運行できることがある。

・気温が低い場合雨が降ってなくても「霜」でレールが濡れてしまう、また「低温」自体が運休理由となることもある(※2)。
※1:「風速15m以上の風で運休」とあるが、コースターに影響するのは「上空の風」であり、上空は地上より3倍強く風が吹く。また天気予想の風速は「その時間帯の平均値」であり、瞬間的にはその数値以上の風が吹いてしまう。

※2:気温が低いと摩擦抵抗が上がる,潤滑油が堅いため車輪の回りが悪い等機械的な条件でコースターがスピードを出せないため。

※3:コースターが雨で運休する正確な理由は「雨でレールが濡れて車両が滑り規定値以上の速度になる、ブレーキが滑ってしまう」ためで雨の強さというよりはレールの濡れ具合が影響となる。
・アトラクションが途中で運休となる場合は、列に並んだ人全てに「整理券」が渡される(※4)。整理券はある程度の数で番号分けがあり、当日に運転が再開した場合はその番号順に列に案内される(概ね30分以内の待ち時間で乗れるようになっている)。整理券は原則『その当日限り有効』(※5)。

・運行再開後は「整理券が最優先」というより整理券以外の人は案内されない。運休時点で2時間待ちであれば、並んでた人(整理券を持っている人)が利用するまで通常待ち列は動かない。時間によっては整理券のみの対応となることもある。
※4:稀にだが30分程度の待ち時間だった場合は整理券が発行されない時もあり。

※5:券には「当日限り」とあるが現地では「次回来園以降も使える」とアナウンスされ実際に別の日でも使うことができた。もしかすると当日限りではないのかも?


混雑対策

・富士急ハイランドは各アトラクションの回転が悪いこともあり、来園者数が少なくてもコースターは概ね1時間程度の待ち時間が発生する。また平日は回転が特に悪くなるため、平日でも休日でもあまり待ち時間的には変わらない。またどんなに空いていても間引き運転等で20~30分程度の待ち時間は出る。

・よって(有給をとるなど)無理に平日を選んで行くメリットは少ないと言えるが、コースター以外のアトラクションだったら平日は待ち時間が少なく快適に利用できる。

・ベストシーズンは4月~8月上旬。気候も良く快適に遊べる。夏休みに入っても(大学生が夏休みに入る)8月の第1週目まではそれ程混雑せず営業時間が長い・毎年7月下旬にオープンする新規施設も利用できると好条件。

・12月中旬~1月中は土日休日を含めて来園者が少なく一番空いている時期であるが、上記のよう気温が低いためアトラクションが運休してしまうことも多い。晴れて無風に近いほど風がない日を選ぶ必要がある。またそれ以前に驚く程寒いので覚悟の上で。
前に1月の土曜に行った時は「フジヤマ」、「高飛車」は待ち時間が殆どなく「ええじゃないか」、「ドドンパ」も30分待ちだった。ただし10時開園で晴れていたのにも関わらず午前中動いていたのは「フジヤマ」だけで他の3つは低温のため運休、午後からの営業。
・避けるべき時期は2月中旬~3月、8月中旬~11月。またGW及びお盆。,麓概戮澆粒慇元擇喀婬戮澆貌辰紳膤慇犬2月から混雑し始め、3月の春休みは年間でもトップクラスの混雑になる。△浪撞戮澆貌辰紳膤慇犬悩雑、また大学生の夏休みは9月下旬まで続くため9月は平日もかなり混雑する。それ以降11月まで気候が良いこともあって混雑が残る。

・曜日別では土曜の方が日曜より空いている印象を受ける。土曜に到着して遊ぶのは翌日の日曜という人が多いからだろうか? 3連休の場合は当然中日が一番混雑するので避ける。また最終日はさすがに空いていることが多い。
 土曜か日曜どちらかが雨でどちらかが晴れの場合は当然晴れの日に混雑が集中する。また先週が両方雨だった場合は翌週が混雑する傾向がある。
よって土日に行く日を選ぶなら「晴れた土日の翌週の土日で、両日とも晴れの予報の時の土曜」がベスト。なかなか条件は揃わないけど。また雨予報が出ていて実際に雨が降らなかった場合はかなり空いているが、無論これはラッキーだったというわけで、予報が悪い日に行くのは当然「賭け」となる。

・入園ゲートに向かう目安は「開園1時間前」が丁度良い。開園時間20分程前に行くと上記高速バスの到着時間と重なるため入園待ちの列は急激に伸びる。
 通常、第1入園口(駐車場)側のチケットブースが開園30分前よりオープンしチケットの販売が開始される。第2入園口(駅側)は開園10分前からオープンする模様。そして第1、第2とも入園ゲートが開園10分前頃にオープンする。アトラクションの営業は開園時間を過ぎてから。

・アトラクションは主要コースターがまず混雑し1時間待ち程度で安定、午後になると「戦慄迷宮」、「絶望要塞」、「ナガシマスカ」、「鉄骨番長」など他のアトラクションも混雑してくる。
 (通常の休日の場合)「フジヤマ」は開園直後は混雑するものの2両運転を行っているときは午後から30分待ち程度になることが多いが、1両運転の場合は終日1時間程度の待ち時間となる。並び時が掴みにくい。他のコースターは大体1時間~1時間半待ちで安定するが「ええじゃないか」は第1入園口から遠いこともあり、閉園近くになると急激に待ち時間が減ることもある。

・「富士飛行社」、「戦慄迷宮」、「絶望要塞」は午後になると急に混雑し出す。利用は午前中に。
位置関係等を踏まえ総合的に考えると、下記の絶叫優先券を購入しないのであれば第1入園ゲートから開園後すぐ「ドドンパ」、「高飛車」、「フジヤマ」どれかに並んで体験、その後待ち時間を見て空いていれば3つのうち乗っていないコースターに並ぶ、そうでなければ空いているうちに上記の屋内アトラクションを利用するのが効率が良い。
 「ええじゃないか」は午後に空くことを見越して後回しにするか敢えて行列に並ぶ、また絶叫優先券売場の覗いて券が余っていれば購入する等で利用できる。

 ちなみに私はいつも開園→「高飛車」→「ドドンパ」→「富士飛行社」→「絶望要塞」or「戦慄迷宮」→遅めの昼食後「フジヤマ」,その他アトラクション→16時頃1時間待ち程度になった「ええじゃないか」→最後は空いてきている「ナガシマスカ」,「鉄骨番長」という感じで乗っています。
 ちょっと前まで朝は「高飛車」の方が人気(いきなりドドンパは心臓に悪いと思ってる人が多いから?)だったのですが最近は「ドドンパ」を先に並ぶ人が多いので、開園→「ドドンパ」→「高飛車」にすればもっと効率が良いかもしれません。
・待ち時間は公式アプリをインストールするかメルマガ会員になればサイトから、リアルタイムで確認できる。


絶叫優先券

・メリーゴーラウンド近くの有人券売機にて発売。1人1アトラクション1,000円で原則行った時の次の回(車両)で利用できる。対象アトラクションは「フジヤマ」、「ドドンパ」、「ええじゃないか」、「高飛車」、「戦慄迷宮」、「ナガシマスカ」、「鉄骨番長」、「絶望要塞」、「富士飛行社」の9機種。
 購入は一度に一人9枚まで可能。それ以上購入する場合は列に並び直す必要がある。また運休しているアトラクションの優先券は発売されない

・優先券は1時間単位の時間帯別に販売。指定時間内にアトラクションの専用入口(出口側から行く場合も)から入る。時間を過ぎてしまえば無効になってしまうのでゆとりをもったスケジュールで。

・コースターの場合は後ろの座席から絶叫優先権利用者分だけ詰めて案内される。通常待ちと同様座席の指定はできない。

・指定時間内にアトラクションが運休していた場合は払い戻しができるが、当日に再開すればいつの時間でも利用できるようになる。


年間イベントスケジュール

・大がかりなイベントではないが3月に春休みイベント、8月に富士吉田祭りのイベント、10月にハロウィン、12月にクリスマス、スケートリンクでのイベントが開催される。また3連休の時は大道芸人や有名人を招いたショーも。

・毎年12月31日はお笑い芸人等を招いた「年越しカウントダウンライブ」が行われる。ライブは31日23時~24時半頃まで実施。2015年のイベントページはこちら
 コースター等主要アトラクションは31日20時頃~1日9時頃までは運休し、その時間帯は「観覧車」,「エヴァンゲリオンワールド」などごく一部のアトラクションのみ営業する模様。

・かつては8月下旬に「夜の遊園地肝試しツアー」が開催されていたが、2014年度以降は実施されていない。


今後の展開

・具体的な発表は直前だが例年7月下旬頃に何らかの新アトラクション、新施設、アトラクションのリニューアル等がある。

・1996年「フジヤマ」オープン以来5年おきに大型コースターを建設(2001年「ドドンパ」、2006年「ええじゃないか」、2011年「高飛車」)は「富士山世界遺産登録に伴う景観規制」の関係で、2016年に富士急ハイランドにコースター建設は今後行わない予定と発表された。
 今後は「相模湖プレジャーフォレスト」に絶叫マシン建設をシフトするとのことだが、現時点で具体的な計画は発表されていない。

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