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「ハロウィーン・ホラーナイト5のホラーメイズ」  <USS>

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ユニバーサル・スタジオ・シンガポール「ハロウィーン・ホラーナイト5」での、4つのホラーメイズ(ホラーハウス)及び1つの特別アトラクションの紹介。前回と同様()内の日本語タイトルは公式なものではなく、自分が勝手に和訳したものです。

「True Singapore Ghost Stories:The MRT」(シンガポールで本当にあった怖い話:鉄道編)

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場所は「ウォーターワールド」脇の仮設小屋。昨年は入口がジュラシックパーク・エリア側にありましたが今年は通常のウォーターワールド入口側から入るので注意。
シンガポールで本当にあった(という設定の)物語「シンガポール鉄道(MRT)で多数の死傷者が出た事故があった。その原因は鉄道を建設する際、取り壊したとある部族集落の祟りによるものでは・・・」とのあらすじに沿った体験をします。
上記画像のよう、入口は(この物語が書かれた)大きな本になっており、そこを通って中に=物語の世界に入る。するといきなり血まみれの警備員が登場し、事故で大破した列車内へ。犠牲者と思われる多数の亡霊が潜んでいます。列車内の造形は非常にリアルです。
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列車内から線路内に下りると「タイムトンネル」がありそこを通って"1885年"にタイムスリップ。鉄道が建設される前ここにあった集落の中を進みます。怪しげな儀式が行われていたり多数の死体が安置されている洞窟を通ったりとなかなか不気味。

最後は再び現代、事故の列車内に戻りメイズは終了。出口も本を模した回転扉になっていて、物語の世界から出ることを示しています。
物語設定がしっかりしており、上記のよう特に列車の造形のきめ細やかさは逸脱。アクターの数も多いのでハイレベルな脅かしとなります。


「Hell House」(地獄の家)

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ジュラシックパーク・エリアに設置。ただこのメイズの入口自体は9日(金)はそのまま「ジュラシックパーク」アトラクションの入口であったのに翌日10日(土)に行った時はジュラシックパーク・エリアの外から入るように変更されていました。平日と休日で異なる、もしくは10日を境に変更になったのでしょうか?

中国系のお屋敷が舞台で、中にいるのは「紙で作られた」人形たち。その中の人形は突然何体か動く(アクターが演じている)ので、「どの人形が動くか動かないか見分けがつかない」怖さがあります。
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タイトル通りこの家は「地獄」に繋がっており、後半は横で炎が上がっている通路や人間が煮られている釜、大量の首吊り死体や生首がぶら下がる通路等があり、時折「地獄の鬼」が襲いかかってきます。
このホラーメイズは上記の紙人形の怖さもさながら、コースが「非常に長い」のも特徴。家から地獄へなど変化に富んだコースなどで飽きることなく恐怖が続きます。


「Tunnel People」(トンネルの住人)

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ニューヨーク・エリアの脇から出て、バックヤードに設置。この世に古くより存在するという「トンネルで生活する人々」の居住区へ進みます。コースが左と右の2つありますが後述する混雑対策用と思われどちらもコース構成・内容はほぼ同じ。

トンネル内は狭く真っ暗で進み辛く、その暗闇から突然アクターが襲ってきます。途中には壁一面に骨が埋め込まれた場所や蛍光塗料で怪しく光る場所等も。
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仕掛けが増える後半はともかく前半は本当に真っ暗なため、その状況でアクターが突然現れるのが本当に怖いです。コース自体は短めですが、体感的には長く感じます。
上記の"進み辛い"仕様のためか、4つのホラーメイズの中でも特に回転が悪く、そのためコースを2つ作る等の対策をしているもののそれでも終日待ち時間が2時間以下にならない程混雑していました。



「Siloso Gateway Blk 50」(シロサゲートウェイ ブロック50)

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ハリウッド・エリアとニューヨーク・エリアの境にある脇から入るバックヤードに設置。タイトルはここ(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール近郊)を示す"住所"であり、そこにある「集合住宅(アパート)」が舞台。
ここはインド系・中華系など様々な民族が生活するどこにでもある(他民族国家のシンガポールでは普通のこと)のアパートであったが、ある日とあるウィルスに感染したことにより住民がみな「ゾンビ」となってしまった。地元の警察が事態の制圧に乗り出す騒動の中、この危険なアパート内を進んでいく・・・。
最初は建物の「外」からスタート。セットとはいえ建物の外観は非常にリアルで、本当にアパートがあると錯覚してしまいそうなほど。上記のストーリーのよう所々に警察(アクター)が配置されていて、彼らの誘導に従いながら進む。入口近くにあるテレビでは「シロサゲートウェイのアパートで緊急事態が起きた」と伝える緊急ニュースが流れています。
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アパートの通路→部屋の中→通路と繰り返しながら進みますが、部屋の中はまだ食料が置かれたままのキッチンやテレビがつけっぱなしの居間に寝室と生活感溢れるもので、その中で凶暴なゾンビと化した人々が容赦なく襲ってきます。脅かしは他のホラーメイズと比べても非常に激しい。

終盤には襲いかかってくるゾンビに対し警官が銃を発砲、撃たれたゾンビはワイヤーアクションによって大きく反動を付けて後ろに飛び上がるという、アクション映画のワンシーンのような演出も間近で見られます。最後は消毒液(霧吹きの水)をかけられ、アパートから脱出。
個人的に4つのホラーメイズの中で一番お気に入りです。最初に紹介した「The MRT」と同じく逸脱なセットとゾンビ(アクター)のリアルさが相まって、ゾンビ映画のよう「いつも見ている風景の場所がゾンビに侵略された」ような感覚を味わえます。激しい脅かしによる爽快さ(?)も良いです。



ホラーメイズは上記の4つですが、下記のアトラクションがホラーナイトの時は特別バージョンになっています。

「SCARED SHREKLESS」(恐怖のシュレック)

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日本USJでもお馴染みのアトラクション「シュレック4D」の特別バージョン。通常とは全く違う、イベント時限定のストーリーですが、本イベントオリジナルの映像ではなく、元は2010年10月にアメリカでテレビ放送された外伝的な短編で、ソフト化(DVD化)もされています。このDVDは日本未発売のようですが、アマゾンでは手頃な値段で買える模様。またYouTubeにて全編の動画がアップされています。
アトラクションとしては3D映像ではなく普通の(2D)の映像で、椅子の動き等のギミックは作動しないので平たく言ってしまえば既存の映像を流しているだけとなります。
物語はハロウィンの夜、シュレックの自宅(2010年のシリーズ最終章「シュレック フォーエバー」の後の話なのでシュレックには妻フィオナと3人の子供がいる)で仲間達が集まり、ハロウィンパーティーを開催。その中でシュレックは「自分はどんなことでも驚かない、ハロウィンの王だ」と主張。それを聞いた仲間達はシュレックを怖がらせようと、それぞれ「怖い話」を披露することになる。

話の内容はホラー映画的な描写もちょっとありますが、基本コメディでありハイテンションな笑い演出が楽しめます。なお、仲間達の怖い話には「フランケンシュタインの花嫁」「サイコ」(同作における有名な「シャワー・シーン」を使用)、「エクソシスト」など有名なホラー映画のパロディも含まれています。

上記のよう既存の映像ソフトでYouTubeはともかく日本でもDVDを取り寄せて見られることを考えるとユニバーサル・スタジオ・シンガポールでわざわざ見る必要があるのかは疑問ですが、面白いストーリーなので休憩がてら見るのも良いかもしれません。

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