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「ハロウィーン・ホラーナイト5」(USS)

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今回の旅行のメインであるユニバーサル・スタジオ・シンガポール」の『ハロウィーン・ホラーナイト5』昨年の参加で一気にこのイベントの虜になった自分は、今年もシンガポールまで足を運んだのでした。

今年のテーマは上記画像のポスターにも映っている、月が血のように赤く染まる『ブラッド・ムーン』。これは「皆既月食」の際に大気中の粒子によって月がそのように見える現象で、その光景から直感的に「不吉な予感」とされてきました。ブラッド・ムーンが昇る夜、闇の世界の住民達が騒ぎ出しこの世は恐怖に陥る、というストーリーです。

なお、この『ブラッド・ムーン』は今年4/4に9/28とつい最近も発生しており、9月世界終末論に合わせてネット等でオカルトマニアを中心に話題となっていました。
メインストリートのステージには青く輝く月(のセット)が浮かんでいます。なお、隣の「メルズ・ドライブ・イン」はホラーナイト期間中【drive】のrとvのネオンが消えて【die】(死)と読めるようになっている(日本USJでもホラーナイトに同様の演出があります)。


基本的な開催概要は昨年と同じで、
・10月中の金曜・土曜、そして今年は10/4を除いて日曜日と10/29(木)も開催。ホラーナイト開催日は18時に通常営業を終了(閉園)し、19時半より「ホラーナイト」として再び開園。今年は日によって「オフピーク日」と「ピーク日」が設定されており、オフピークは24時半までピーク日は翌1時半まで営業。

・ホラーナイトのチケット(通常チケットとは別料金)は68ドル(約5850円)、通常営業時からそのままホラーナイトを体験する場合は55ドル(約4750円)。通常営業+ホラーナイトの場合、Webで販売している「ホラーナイトセットチケット」が118ドル(約10150円)とかなりお得な設定なのでこちらがおすすめ。他にもセントーサー島内の他の施設「アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク」(アミューズメントプ-ル)と「シーアクアリウム」(水族館)のセット券もあり。

・4つのホラーメイズと通常アトラクションの待ち時間短縮で利用できる「エクスプレスパス」も発売。オフピーク日50ドル(約4300円)、ピーク日70ドル(6000円)と高価ですがホラーメイズはオフピーク日でも1時間半、ピーク日では+1時間の待ち時間が発生するので購入の検討余地は十分にあると思います。

・通常アトラクションは昨年と同様「ジュラシックパーク」など一部を除いて通常通り営業。今年は夜の「バトルスター・ギャラクティカ」コースターも楽しめます。
通常のホラーナイト入場待機列はイベント1時間前でも地球儀辺りまで列が出来ているなど驚くほどの混雑に巻き込まれる可能性が高いので、上記のセット券を利用して「通常営業からそのままホラーナイト」がお勧めです。イベント開始まで園内ファストフード「メルズ・ドライブ・イン」で待機&食事ができメインストリートに移動は一般の入場開始前に案内されるのでスムーズに並べ、さらに特典として1回使える「エクスプレスパス」も貰えたりとメリットが大きい。


オープニングショー

昨年と同様にイベント30分前の19時頃より入場が開始され、来場者はメインストリートのステージ前へ。今年は昨年のようにステージ前でのプレショーは特に実施されませんが、下の画像の「頭にゴーグルらしきものを付けた、謎の男」が待機列の中に紛れ込んで、時折「今日はブラッド・ムーンが現れる、そしたら大変なことになる」みたいなことを言っています。
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そしてイベント開始19時半、先程の男が待機列途中に作られたお立ち台に上がり、「ついにブラッド・ムーンだ、お前達は今日世界の終わりを見ることになる」みたいなことを叫ぶ。すると月に影ができ、日食が始まり・・・

月が血に染まったように真っ赤に。本当に「ブラッド・ムーン」が現れました。その下には突如謎の人物が現れ、手からを火を放ち待機列頭上の建物壁面からその衝撃で火花が上がります。
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ステージの後ろ側、エントランス付近では上空にUFOが飛来しそこから「エイリアン」が登場。また建物からは古来中国の亡霊が現れる。どちらも今回のスケアリーゾーンのテーマに沿ったもので、ブラッド・ムーンによって厄災が引き起こされたことを示しています。
その後大勢のモンスター達がブラッド・ムーンの前に集まり、待機列にいるお客の目の前まで襲来。そして各エリアに散っていき、ブラッド・ムーンの後ろではこの世に闇の世界が開いた事を祝福するかの如く、派手に花火が上がります。

以上がオープニングのショーでこのショーの後、園内に進めるようになります。


「スケアリーゾーン」

各テーマに沿った造形やモンスターが出現するスケアリーゾーンは、「ジュラシックパーク」,「ニューヨーク」,「ニューヨーク~Si-Fiシティ間の通路」の3箇所で実施。去年は「古代エジプト」でもやってましたが今年はスケアリーゾーンになっておらず、実質1箇所減った形になります。
 →[ 「ハロウィーンホラーナイト5のスケアリーゾーン」]


「ホラーメイズ」

今年も4つのホラーメイズ(ホラーハウス)が登場。今回も映画等のコラボではなくどれもオリジナルの題材で作られています。
 →[ 「ハロウィーンホラーナイト5のホラーメイズ」]



前述のよう今年は「古代エジプト」はスケアリーゾーンになっていませんが、代わりに同エリアで野外ショーが実施されます。

ショー「BEAST CLUB」

その名の通り「BEAST」=獣のモンスター達によるクラブショーで、アトラクション「リベンジ・オブ・ザ・マミー」向かい側に小さいですがステージが組まれています。

ショーは1日3~4回公演で、開始時間前からでもステージ周辺にはクラブミュージックがかかっていてビースト達とお客がノリノリで踊ってパフォーマンスを繰り広げている。
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※設定上は「一般客が自由に踊っている」ことになってますが、実際は一般客の格好をしたアクター(サクラ)と思われます(一般客が突発的にハイレベルで息の合ったな踊りはまずできない)。

ショーの時間になると、女性(雌?)のビースト達が登場し、激しい踊りとバック転などのアクロバットを取り入れたダンス。
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後半は歌の披露で、このように観客もみんなノリノリです。
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このショーは正直華麗なパフォーマンスと派手な演出があるわけではなく平均的なクラブダンスではありますが、雰囲気に「のって」楽しい気分になれるのとビーストのアクターの芸術的なメイクやコスチュームも素敵です。こういうのも「ケモナー」(獣属性の愛好者)というのでしょうか?

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