少々前の話題になるのですが、7/18(土)より東京ジョイポリスに新アトラクション「トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス・スペシャル」がオープンしました。アトラクションはジョイポリス2ndフロア内、6月に終了した「アンサー×アンサーLive スペシャル」の跡地に設置。昨年2014年7月より稼働しているアーケードゲーム「トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス」のアトラクション版です。
セガのシューティングゲームのアトラクション版は「ロストワールド・スペシャル」(1996年)、「ハウス・オブ・ザ・デッド4・スペシャル」(2006年)、「レッツゴージャングル・スペシャル」(2007年)に続く、8年ぶりの登場となりますが筐体及びゲームシステムはこれまでのと大きく異なっています。
本アトラクションの筐体はゲームプレイ中に前後左右(X軸・Y軸)自在に回転する、よって360度回転するという、かつて同社が1990年に発売した「Sega R-360」(稼働中の動画)と同じ機構を持つ後継機種であり、そのことがオールドゲームファンを中心に話題になりました。
グランドオープンは7/18(土)でしたが14(火)頃スタッフの研修も兼ねて一般客も参加できた試乗会、オープン前日17(金)12時~19時にプレオープンが行われました。
なおこのアトラクションは7/3(金)に中国青島(チンタオ)にオープンした「青島ジョイポリス」に一足先に設置されているので、(実質的には同時期の開発ですが)細かく言えば中国に続いて2番目に日本に導入された形になります。
余談ですがこちら(青島)でも歌手『LiSA』とのコラボイベント「JOYPOLiSA(ジョイポリサ)」が開催中みたい。
余談ですがこちら(青島)でも歌手『LiSA』とのコラボイベント「JOYPOLiSA(ジョイポリサ)」が開催中みたい。
筐体内、座席にはジェットコースターのようなU字ハーネス(肩押さえ)があり、目の前にモニターが。座席の横にグリップ型のコントローラーが付いています。ゲーム中はグリップ横にあるレバーで標準を動かし、前に付いてるトリガーで弾丸を発射する。
ゲーム内容
アトラクションではアーケードの3面の前半部分当たる、敵のトランスフォーマーとの空中戦が舞台です。いろんな所から敵機やミサイルが飛んでくるのを撃破、そしてアクロバットに避けながら進みます。この避ける時に筐体が激しく回転、後半では攻撃の時も容赦なく回転します。こちらの動画にある通り、回転を含めた筐体の動きは非常に激しく、絶叫マシン並みと思います。この状況で上記のグリップのレバーを動かすので標準を合わせ辛い、と思いきや実は標準はある程度ターゲットに近づくとロックオンして自動的に合わせてくれるので撃ち落とすのは結構楽です。
これまでのアトラクション版(「ハウス・オブ・ザ・デッド4・スペシャル」など)と違いライフゲージの観念(ライフが無くなり次第ゲームオ-バー →アトラクション終了)はなく、どんなにやられようが最後まで進めます。最後にゲーム成績等の発表があってゲーム終了。
感想
本作は「体感"ゲーム"型アトラクション」ですが、実質「体感型アトラクション」が殆どの要素と言って良いでしょう。激しい360度回転と目の前のモニターの鮮明な映像で、本当にトランスフォーマーに乗って戦っているような気分になります。この興奮は他のパークの大型体感アトラクションにも引けを取らないと思います。ただ、それ故シューティングゲームが完全にオマケな気がするので、ゲームとして見たらどうかなと思います。かつての「R-360」もゲームセンターでの体感機器としては革命的だったもののゲームとしては単調な作品が多く飽きられるのが早かったのが衰退の一因と言われているように、後継機種の本作もその流れを組んでるかと・・・。
体感型としては本当に激しく、そして目の前に映像が映ることもあって「酔いやすい」ですので、体調の良い時の利用をお勧めします。一度の利用人数が少ないため回転が悪く30分以上の待ち時間が出ることも普通なので、それも踏まえて午前中早めの利用が効率的かもしれません。