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パピコお化け屋敷「カミソリ女の家」

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毎年8月に東京(海浜幕張)と大阪で開催されるサマーソニック(今年は8/15と16の土日)、それの東京開場にて昨年に引き続き今年もパピコのブースにてオフィスバーン製作のお化け屋敷が設置されています。

昨年と同様「QVCマリンフィールド」方面にあるパピコブース(サマーソニックのチケットがなくても入場可)でアイス「パピコ」(200円)を購入するとお化け屋敷にも入場できるというもの。今年もニコニコ生放送にて内部映像をリアルタイムで放映し、後日YouTubeにも体験映像がアップされる仕組みです。
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昨年と同じくお化け屋敷建物としては非常に小規模で内容も短いですが、その分密度の濃い・息つく暇がない程のスリルを味わえます。

ストーリー

この家に住んでいた「料子」は料理上手の女性だった。料子は体が弱く入退院を繰り返していた子供の頃、母親が料理を食べさせてくれた時に使っていた「スプーン」を大切に持っていて、料理の味見の時などに使っていた。

しかし料子の料理は彼女の夫、姑の口には全く合わなかった。どんなに工夫・努力を重ねても認めて貰えず、彼女は段々と家の中で孤立した。さらに夫は「あんなスプーンで味見しているから料理がうまくならないんだ」と彼女のスプーンを処分までし、料子は母親までも否定された気持ちになった。 そんな環境下で料子は体調を崩し寝込むことが多くなり、夫も姑もそんな彼女を煩わしく思っていた。

ある日、寝込んでいた料子の元に珍しく夫がお粥を作って持ってきてくれ、スプーンで食べさせてくれた。料子は久しぶりの夫の愛情を感じたが、同時に口の中に違和感を憶える。お粥の味ではなく、血の味が広がった。

「いつまでもお前が母親の味を忘れないからいけないんだ。だからこれでその味を消してやった…。」

なんと夫はカミソリで料子の舌の表面を削いだ。その後料子は精神を病んで亡くなった。

だが、強い怨念を残して亡くなった料子は恐ろしい霊となり、夫と姑を呪い殺した。それでも彼女の怨念は消えず、今でも口から血を流しながらこの家の中を彷徨っている・・・。


お化け屋敷内容

お化け屋敷に入る前に、待ち列前後の人達の間で「パピプペパピコゲーム」をします。このゲームの「勝った人」、「負けた人」毎にお化け屋敷の演出が多少変わるとのこと(自分は1回しか入っていないので、どのように変化するのかは不明)。
この「パピプペパピコゲーム」、実際やるのは結構難しい(ややこしい)ゲームで参加者のノリも重要なため、屋外でいきなりしかも初対面の人とやらせるというのはかなり無理があり、殆どの方が戸惑い・苦笑いをしながらゲームをやっているという微妙な空気になります・・・。
上の画像左の扉から家の中に入ると、玄関→廊下と続き「寝室」へ。正面のベッドには寝込む人の姿が見え、横には老婆(姑?)が。ベッドの横を通ると予想通り恐ろしいことがおきますが、その後寝室から廊下へ進む際に「もっと凄い事」が起きます。
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「もっと凄い事」は右の画像の様子。敢えて説明はしませんが・・・。まぁ廊下の先にある扉の所でも凄いことが起きるんですけどね。


その先に部屋、最初扉が半開きになっておりその隙間からカミソリを持った「料子」が襲ってきます。料子が奥へ引っ込んだ後、部屋の中に入れますが壁中に返り血がついていて死体も転がっているというおぞましい部屋です。
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部屋の奥の扉から出ようとする時、左から再び「料子」が登場(画像の)。
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それだけでも凄いのですがその扉先では逆側右から△里化け、そして画像ではちょうど扉の影に隠れていますが奥からのお化けも飛び出し、立て続けに3人のお化けに襲われるという恐怖体験です。それを超えれば、出口は目の前。


このように短い内容故、お化け屋敷のクライマックスの演出が一度に詰まってくるので、非常にハードな体験ができます。単純な怖さ・驚き度合いだけで言えば、今夏のお化け屋敷で一番怖いかもしれません。また限られた面積・内容の中でこれだけ効率的に仕掛けを作られているのも見事です。

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