2014年、今年も7月に突入。日本全国各地の遊園地が夏休みイベントで盛況となり、そしてこのブログも最も更新が盛んなこの季節。そんな楽しい夏休みの2014年最初のイベント紹介は九州長崎「ハウステンボス」、そこで7/5(土)より始まったビッグなイベント、『ゲームの王国』です。
「ゲームの王国」概要
この企画は「週刊ファミ通」が主体となり、任天堂,ソニー,バンダイナムコ,セガ,タイトー,コーエーテクモなど実際のゲームメーカーの全面協力の下、最新&懐かしのゲームの実体験やゲームに出てきたフード、展示やグッズ販売を行う『ゲームミュージアム』を中心に、ゲームの世界をリアルで楽しめる企画が一同に集結しています。ゲームミュージアム以外にも、園内に最新技術を使用したアトラクションやゲーム性の高いアトラクションが一気にオープンしており、ハウステンボス全体で「ゲームの面白さ」を堪能することができます。
なお、今回この企画はまだ「本格始動」したばかりであり、今後も次々と(ゲームに関する)新しい企画が登場するとのこと。先日5/21には「ハウステンボスが大型アトラクションを開設するために新たな用地を取得」と報道されており、今後もまた大きなイベント・アトラクションができることが期待されます。
「ゲームの王国」関連アトラクション
7/5(土)を皮切りに、新しいアトラクションが園内随所にオープンしました(※一部は4月頃からオープン)。どれもゲーム性の高さを意識したものになっています。「レンジャーブートキャンプASOBIBA」
「親子で楽しめる本格サバイバルゲーム」と題し、日本ではタカラトミーから発売されている「NERF(ナーフ)」というスポンジ銃を使用したアトラクション。集まったプレイヤーで2チームに分かれ、迷路のように区切られた間仕切りにてサバイバルゲームをします。弾はスポンジで出来ているので当たっても痛くない(目を守るゴーグルは付ける)ので一般的なサバイバルゲームよりも安全です。
ただ、このアトラクション弾に当たったら自分でヒットと叫び、置いてあるカウンターに数字を記録、つまり自分自身で当たった数を管理します。基本的にスタッフは監視&アドバイスのみで何もしません。最後はチーム全体で当たった数の少ないチームが勝利。
ただ、このアトラクション弾に当たったら自分でヒットと叫び、置いてあるカウンターに数字を記録、つまり自分自身で当たった数を管理します。基本的にスタッフは監視&アドバイスのみで何もしません。最後はチーム全体で当たった数の少ないチームが勝利。
このアトラクション、確かに安全かつ本格的にサバイバルゲームが出来て、熱中性もあって楽しいのですが、言ってしまうと運営側から与えられるのは銃と場所のみで基本ゲーム管理は参加者が自分で行うので、遊園地のアトラクションとしてはあまりにもアナログであると言えます(これだったら製品さえあれば別にハウステンボスじゃなくても近所の空き地でできる、みたいな・・・)。まぁ面白いことは面白いのですけどね。なお、このアトラクションは上記のサバイバルゲームができる「バトル」と射撃の練習ができる「シューティング」と2つモードがありますが、「シューティング」は下記の「ゴーゴースナイパーゲーム」と同じエアガンを使ったガンシューティングです。
こちらはエアガン射撃体験ができるアトラクション。基本的にパスポートは使えず現金での利用で、使う銃によって金額が異なります。館内は無機質な空間で、人型の的を狙ってエアガン射撃。内容としてはこれだけですが手軽にエアガンを体験できるという施設では需要があるのかな。
ハウステンボスではこのように園内に2つのサバイバルゲーム(サバゲー)系のアトラクション、そしてブログの画像にも使いましたが現在サバゲーを(一応)メインに扱かっているアニメ「さばげぶっ!」が放送中で、昨年には同じくサバゲーがテーマのアニメ「特例措置団体ステラ女学院高等科C3部」もあり、そして「ソードアート・オンライン供も今回はガンシューティングのRPGがテーマということで、もしかしたら今遊園地でもアニメでもサバゲー関係がブームになのかもしれませんね(そうかな?)。
大型スクリーンにて魚などの映像を映す、デジタル水族館。画期的なのは自分で書いた魚(塗り絵方式)をスキャンすることで、映像の中に登場されることができることです。館内は家族連れで大賑わい、自分が描いた魚を一生懸命探す子供達もよく見られました。
なお、このアトラクションの技術はチームラボ(株)という会社が製作したもので、ハウステンボスだけでなく7月に名古屋で開催される科学技術イベント等でも今後利用されるようです。
なお、このアトラクションの技術はチームラボ(株)という会社が製作したもので、ハウステンボスだけでなく7月に名古屋で開催される科学技術イベント等でも今後利用されるようです。
最近「USJが大阪にカジノ事業参入」のニュースやハウステンボズもカジノ事業を検討しているなど、何かと日本でも「カジノ」が話題に挙がっていますが、ハウステンボスではそれより一足先に5月中旬からカジノについて実践しながら学べる「アミューズメントカジノ」がオープンしました。(屋根はありますが)屋外での開催なので規模は小さめです。
ポーカーやルーレット、ブラックジャックなどのカジノのゲームをディーラーが分かり易く説明しながら、実際に「チップを賭けて」プレイすることができます(ただし、チップは換金することができません)。
「アドベンチャーパーク」(恐竜の森、天空の城、The Maze)
アスレチック施設が揃う「アドベンチャーパーク」、こちらでは4/26(土)~9/15(月)期間限定でミッションクリアアトラクション「恐竜の森」が開催されています。→[ 「恐竜の森」]
また既存の迷路アトラクション「The Maze」はタイムトライアルが追加され、アスレチック「天空の城」もエキスパートコースのみ、アスレチック内のキーワードを探すと景品が貰えるというミッションが追加されました。実際はアスレチックをクリアするのがやっとでとてもキーワードどころじゃないですが。
「ゲームの王国」では、他にもスマホアプリをDLして、園内のチェックポイントを巡る『モンスターレーダー』やアトラクションやショップを利用する毎にオリジナルカードが貰え、集めたカードによって景品が交換できる『カードコレクション』というなど、園内はいろいろな方面にてゲーム一色です。
そして、ハウステンボスといったらナイター営業時に開催されるイルミネーションも有名。そのイルミネーションイベントの一つ、そして「ゲームの王国」イベントの一つとして、9/28(日)(※予定)までの期間限定で、日没後夜にしか楽しめないアトラクションがあります。
「3Dプロジェクションマッピング『太鼓の達人』」
音楽ゲーム『太鼓の達人』のゲーム画面を、建物「kirara」全体に3Dプロジェクションマッピングで映し出すという、ゲームとしてもプロジェクションマッピングショーとしても大迫力のイベント。
ゲームの筐体の映像を、建物の壁にそのまま放映。映像の中央では演奏中キャラクター「どんちゃん」が至る所に出現します。そして映像終了後は壁全体での映像ショーを使って特典と称号を表示。
なお、ゲームをプレイするプレイヤーは「抽選」方式にて決定。イベントが始まる日没までに建物近くの受付にて「1人1回」抽選ができます。ゲームとしては遊べる楽曲が「恋するフォーチュンクッキー」など一般的(?)な曲で10曲程度に限定されている他は通常のと同じです(おにコースや演奏オプションもあります)。
感想
この後別記事で紹介する「ゲームミュージアム」の他に、「ゲームの王国」というだけあって園内に一気にゲーム的なアトラクションやショーが増えて園全体の内容的にボリュームアップしています。ですが、今回取り上げたアトラクションの一つ一つは行ってしまうと「内容的に大したことはない」ものや、しかもパスポートが使えず有料なものがほとんどなので、満足度としてはそんなにアップしてはない、かな・・・。ただ、最初に行ったようこれはあくまでも「始動」したばかりなので、今後凄いアトラクション・イベントがどんどん増えるかもしれませんね。「サバイバルゲームアトラクション設置のために無人島の土地をハウステンボスが取得」というニュースも流れたので、ビッグな企画が来る可能性も十分にあります。・・・やっぱりサバゲーブームなのかな?