2012年8月に登場して以来話題となっている東京都中野区方南町にあるお化け屋敷「オバケン」。2012年シーズン1「忘れられた家」、2013年シーズン2「赤いハイヒールの女」と内容を変えつつ継続し、そして2014年シーズン3として新たにオープン。
シーズン3のタイトルは「シックス・イグジット」。悪霊が徘徊する恐怖の部屋が6つありそこから脱出するため様々な試練に立ち向かうという、これまでのお化け屋敷と比べミッションクリア(ゲーム)要素が強いタイプになっています。
なお、アトラクション中の映像制作や演出等はシネマオバケンで脚本・監督を担当された「吉澤正悟」(同姓同名の元サッカー選手とは異なります)氏の作品となります。
本施設のオープンに関しては延期が相次ぎ、当初は2月オープン予定であったのが3月と変更され、その後「春オープン」と明確なオープン日が不明に。最終的には2014年6月6日(金)、タイトルの「6」と関連した日にオープンとなりました。
こちらがサイトの指示の場所(の一部)。ここに置かれている地図に、お化け屋敷の行き方が載っています。
そうしてたどり着いたお化け屋敷開催場所がこちらです。前回の時もそうでしたがあまり目立つ装飾はないので意識しないとここがお化け屋敷だと気付きにくいので注意。
建物中の様子。外と同様至ってシンプル。アトラクションのPV等が流れているモニター、そして隣にスタート地点である最初の部屋「1」の扉があります。
アトラクションストーリー
あなたは目を覚ますと薄暗いコンクリートの部屋に手錠で鎖に繋がれ閉じ込められていた。訳の分からぬまま部屋の奥にあるモニターに目をやると、そこに1人の男が映る。男の話によると、どうやらここは猟奇殺人犯の「処刑場」であり、男はモニター室に逃げ込んだようだ。猟奇殺人犯の餌食となる前に、男のアドバイスを聞きながら脱出を目指すが、ここには殺人犯以外にも数多くの霊が住み着いている。あなたは最後まで生き延びることができるか・・・。アトラクション内容
このお化け屋敷は6つの部屋(言い換えれば6つのステージ)があり、1つ目の部屋順にからスタート。各部屋に設定されたミッションをクリア出来なければ途中でゲームオーバーになります。前述のストーリーの通り舞台は暗く無機質な空間、猟奇殺人犯の処刑場(アジト)でもあることから壁一面の血飛沫や死体等が転がっている所などグロテスクな場面もあり、そして殺された者と思われる危険な霊達の巣窟でもあります。これらの恐怖にも耐えながら、ミッションをこなさなければなりません。ステージ解説
岼徹任らの脱出」
最初にスタッフより小さい懐中電灯を渡され、上記の画像にもある「1」の中へ。スタート地点は「鎖に繋がった手錠」と「モニター」以外は何もなく、さらに灯りもない真っ暗な部屋。ここで一人ずつ手錠をかけられ、スタッフは退出します。ガチで両手に手錠を掛けられるという、なかなか貴重な(?)体験を。その後しばらくすると、上記のストーリー通りモニターが映って男から話を聞きます。モニターを見終わったらゲームスタートです。「1の部屋」のミッションは「迷路」です。モニターの最後に手錠の外し方が出るので、外して自由に行動できるようになったら部屋の奥へ進みます。奥は迷路状になっていて、「2」と書かれた次の部屋の扉がある所までたどり着ければクリア。制限時間が迫るとモニターの男から警告を促す声が響きます。
部屋の中は最初から最後まで真っ暗で、最初に渡された懐中電灯の僅かな灯りだけを頼りに「手錠外し」と「暗闇の迷路」を突破しなければなりません。また迷路内にて物音や奇声、場合によっては目の前に”何か”が出てくるなどの脅かしがあります。迷路自体はそんなに複雑ではないですが、制限時間と前述の脅かしもあって気持ち的には結構焦ります。
◆嵶遒傍ど佞れるな」
2つ目の部屋は壁一面に血飛沫があり肉片まで散乱しているおぞましい部屋。この部屋に入り、中央の柱に手を付け「一定時間動かなければ」クリアとなります。動いてしまうとゲームオーバー。無論そう大人しくできないような事が(主に音声にて)起こりますので、忍耐力・恐怖に動じない精神力が必要、恐怖演出が強いミッションです。なお、部屋で起こる現象は何パターンかあり、その内の一つの音声にはフリーのモデル奈苗さんが出演しているとのこと。
「別館へ移動せよ」
2つ目の部屋の先は、男がいるモニター室のある別館へ移動するために移動(実際に長距離移動するわけではありませんが)。その道中に指定される"あるミッション"をクリアできれば、その先に進めます。これまでの2つの部屋に比べて難易度は高め、おまけに判断を狂わすような脅かしの数々が待ち受けています。難易度、成功者
「オバケンからの挑戦状」と題しているだけあって本作の難易度は高く、オープンから2週間程で最後の6つ目の部屋までたどり着けたのは延べ5組程、6/21(土)に初めて1組目の成功者が出ました。6番目の部屋は本当に難しいらしいです。感想
ミッションクリア(ゲーム要素)とホラー(お化け屋敷要素)が見事に合わさり、「恐ろしい現象に耐え自分の力を振り絞って脱出を目指す」、そんな映画みたいなサバイバル気分を存分に味わえるアトラクションです。一般的な遊園地のアトラクションと違って最初の案内以外はスタッフは一切登場しないというのもあって「自分はヤバイ場所にいる」という気分は本格的です(これはどう行動して良いのかモニター映像以外は教えてくれないので不親切な面でもありますが)。この「シックス・イグジット」はしばらく営業するみたいですので、多くの方の挑戦を待っている状況です。私もまた挑戦してみたい、でも3つ目以降が出来る気がしないですね・・・。
なお、シーズン1,2を営業していた「オバケン」は現在改装中で、夏に新たなアトラクションとしてリニューアルオープンするらしいです。