どうも、今年は4年ぶりにコミケに行ってみようと計画をしているmr_themeparkです。ちょっと気になる同人誌があるんですよね。でもさすがに朝から行く体力はないかなぁ。
と言いつつ、何故かお化け屋敷を目指して遠征をする体力はある私(笑)、今回は富山県高岡市にて9/1(月)まで開催されているお化け屋敷「足首屋敷」の紹介です。オフィスバーン製作のお化け屋敷であり、同社の北陸地方初上陸のお化け屋敷となります。
今回は実際の2階建て空き店舗兼住宅を使っています。中の設備(家具など)も実際に使われていた物を移して使っていて、リアルというか本物(実際に使われていた)の風呂場なども通ります。つまり一部"本当の廃墟施設"を使ったお化け屋敷と言えます。
なお、このお化け屋敷のキャッチコピーは「あしもと、こわい」。
ストーリー
こちらは簡略版であり、全文は公式サイトのストーリーにあります。かつてこの家に住んでいたのは「夕美」という名の女性とその夫、そして生まれたばかりの赤ん坊の3人家族。夕美は体が弱くて床に伏せることが多く家の中はいつも陰湿な雰囲気であった。そんな家庭に嫌気が差したのか、夫はある看護士の女性と浮気をする。夕美は夫の浮気に気付いていたがその原因は自分にあると思い言い出せず、夫も相手から結婚を迫られていたが夕美の体のことを考えるとさすがに踏み出せなかった。 そんな日々が続いていき、季節は夏。夕美は体調を崩し病院に運ばれる。その病院は偶然にも夫の浮気相手が務める病院だった。「この女(夕美)さえ死ねば、全てはうまくいく」、そう思い彼女は夕美の足首に巻かれていた患者認識用のバンドをすり替えた。その時、夫も近くにいてその様子を見ていたが、何も言わなかった。夕美は不適切な手術をされ体に大きな負担がかかり、亡くなった。 目論が叶い、夫と浮気相手は共に生活を始める。しかし、それは長く続かなかった。海水浴に出かけた2人はなぜかそれ程深くない場所で溺れ死んだのだ。その足首には何者かが掴んだような手の跡が付いていた･･･・ その後もこの家では奇怪な現象が起こっている。それは夕美の怨念なのだろうか。彼女は今でもすり替えられてしまった足首のバンドを探しており、この家に訪れた者の足首を掴もうとする。そこにバンドがないことを知ると、そのままあの世に引きずり込まれるという。
靴を脱いだ後、足首にバンド(紙テープ)を巻かれます。ストーリーにあるよう、これを引き千切られないように進むのがこのお化け屋敷のミッション(?)です。テープに経文が書かれているのは、夕美(お化け)を寄せ付けないようにするためです。
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お化け屋敷は家の玄関から中に入るところからスタート。中に入ると仏間から廊下、風呂場や台所へ。玄関や風呂場なんかは前述のようかつて実際に使われていた本物であり、風呂場はタイル張りが生々しさを感じます。そしてその本物の住宅を使っている構成上、お化け屋敷では(特にオフィスバーン製作のものでは)珍しい"一部途中で引き返す"構造になっています。これもここが実際に使われていた場所である「廃墟」のリアルさを感じますね。
その先は階段(おそらくこれは今回用の仮設)を登り2階へ。2階はいくつかの畳の部屋がメインとなります。部屋の隅から、押し入れから、クローゼットからお化け(アクター)が襲い掛かってきます。お化けはギリギリの近さまで迫ってきて、ストーリーにあるよう「足首を掴もうと狙ってくる」夕美のお化けも登場。かなり絶妙なタイミングで本当に足を掴まれるかと思いました。
なお、オフィスバーンの五味さんもツイッター等で言っておられましたがこのお化け屋敷では(1階で待っている時に)2階にいるお客さんの足音が響いてきます。これは他ではあまり見られないもので、結構新鮮なものかもしれません。
感想
実際の空き店舗兼住宅を使用した本物の廃墟でのお化け屋敷ということもあり、雰囲気は本格的。それでいてお化けの脅かし方も真に迫っていてかなり怖いです。靴を脱いで素足でいくというのも、廊下や畳の感触が直に伝わってきてリアリティさを醸し出していました。反面、長さ的には短いお化け屋敷となっていますが、逆にその分演出効果がぎゅっと凝縮されているような感じでした。
おまけ
自分が行った8/3(土)はちょうどこの商店街にて「七夕祭り」が開催されていました(上記の商店街入口の画像に笹が写っているのはそのため)。そのため商店街は浴衣を着た方で賑わっており、このお化け屋敷も1時間待ちでしたね。こちらは高岡市の観光親善大使キャラクター「あみたん娘」というご当地キャラだそうです。同日のステージイベントでキャラクターの声優が「山本希望」さんと「エリザベス･マリー」さんになったことが発表されていました。
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