富士急ハイランド、2013年のリニューアルアトラクションその3です。2007年夏にオープンしたミッションクリア型アトラクション「ガンダムクライシス」も今年の夏リニューアルしました。
今回は専用の携帯電話を用いたもので、システム自体はイベント会社『タカラッシュ』提供によるもの。今年2月に東京ジョイポリスにて期間限定イベントとして使用されたシステムをそのまま本アトラクション用に流用している形になります。
上記のエントランスを抜けた先にある待ち列。壁に書かれているガンダム劇中の名言はそのまま残っています。
アトラクション仕様について
リニューアルで大きく変わった所は、「専用の端末を持って館内のチェックポイントを探す」から「プレイヤー自身の携帯電話で専用サイトにアクセスしつつ、謎解きで指定されたポイントを探す」という点です。なので、まずプレイ前に自身の携帯電話にて専用サイトにアクセス、プレイヤーネームとパスワードを設定します。このゲームは継続型でもあり、ゲームで得たポイントを貯め成績を上げることができます。
通信料等はプレイヤーの自己負担となります。なお、自身の携帯電話を使わないでアトラクションをプレイすることも可能です。その場合は(自分の目では未確認ですが)、専用端末の貸出か、又は用紙に手書きで記入して最後スタッフにて答え合わせを行うと言うアナログな方法もできるようです。
・その暗号を解いて、指定された(暗号の答えの)場所に行き、そこにあるIDの番号を携帯サイトに入力、正解であればサイト上に得点が加算されていきます。制限時間25分の中で、どれだけIDを見つけ得点を貯められるかを競います。
・IDの暗号の難易度は大きく分けて初級、中級、上級とあり、その中でも解くのが難しければ難しい程ポイントは高くなります。特に上級問題となると、捜索資料だけでなく館内のモニター等に映し出されている問題文も解いていく必要があるようです。
・また、指定された場所以外(暗号の答えでない場所)の間違ったIDを入力してしまうと、得点が大きく減点されます。暗号の謎解きが難しくなるほど引っ掛かりやすい場所にもIDがあり(トラップIDと呼ばれる)、より正確な謎解きが必要となります。
暗号が簡単なIDをどんどん見つけて得点を貯めていくか、高得点を狙って(トラップIDのあるリスクを背負って)難しい暗号を解くかは作戦の立て所です。
暗号が簡単なIDをどんどん見つけて得点を貯めていくか、高得点を狙って(トラップIDのあるリスクを背負って)難しい暗号を解くかは作戦の立て所です。
・最後は、今回で集めた得点のランクに応じて階級書がもらえます。また、専用サイトにて成績やランキングを閲覧できます。
感想
前回の「隠されたチェックポイントを少ない制限時間内で見つけ出す」というルールから一転して、すぐわかる簡単なものからじっくりと考えなければならない難しいものまで幅広い範囲の謎解き・創作ができるという、なかなか奥が深いゲームとなっています。問題文である捜索資料も何種類かあるようで、何度でも謎解きを楽しむことができそうです。ただ、これはあくまで私個人の考えなのですが、25分と言う制限時間はアトラクションの1ゲームとしては長すぎるし、今流行りの謎解きイベントとしては短い。なんかどっちつかずなのかなと感じました。自分がややせっかちな性格をしているのもあるのでしょうが、最初簡単な暗号を全部解いてしまって、ゲーム後半、難易度の高い謎解きに詰まって全然楽しめなかった気がします。これなら、前回の単純なゲームの方が良かったなぁと個人的には思いました。
とは言うものの、今世間で流行っている謎解きゲームのアトラクションであるため、これからじわじわと人気は出てくると思います。また、モビルスーツの種類によるゲーム中のボーナスポイント等、元になっている「ガンダム」の世界観もよく再現されているみたいなので、作品ファンも楽しめそうです。
さて、今回で富士急ハイランド関連の記事も一段落。アミューズメントレビューも先日8月6日で丸7年目を迎えることができました。現在8年目となる今、どこまで走れるかはわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。