1週間に渡ってお送りしてきたナンジャタウンリニューアル関連ですが、本記事を持って一旦一区切りとなります。そんなわけで今回ご紹介するのは、リニューアルしたアトラクション「銭湯クイズどんぶらQ」。銭湯を舞台にした多人数対戦型ライブアトラクションです。
なお、同所を舞台にしたアトラクションとしては1996年(ナンジャタウングランドオープン)「銭湯クイズどんぶらこ」→ 2002年「熱唱!銭湯歌合戦」→ 2001年「熱唱!銭湯歌合戦」→ 2009年「ご当地すごろく じゃらんツアーズ」に引き続く4度目のリニューアルとなります。
アトラクションの舞台となる銭湯「福助湯」、及び解答席。「じゃらんツアーズ」関係の装飾が外された以外大きな変更はありませんが、前方の解答席にはイルミネーション(電飾)が追加されゲームの結果に応じて光るようになりました。
今回タイトルに「クイズ」と付いていますが、内容としては頭脳系(脳トレ系)パズルで構成され知識を問う"クイズ"はありません。ストーリー上は福袋の天才クイズ少年「福助遊休」がプロデュースする頭脳指数を競うクイズ番組ということになっています。
こちらが『福助遊休』君。少々生意気(っぽく見える)"天才少年"ということで、「蚊取り大作戦」の『爆裂ジョー』に並ぶ強烈な個性を持つキャラですが、残念ながら出演は入口前のモニターのみでアトラクション中には一切出てきません。名前からして前作に登場していた「福助七休」或いは「福助八休」の息子かお孫さんなのかな?
しかし、「マージ・カール学長」に「尊尾博士」、「爆裂ジョー」、そして「福助遊休」とリニューアルで新登場したのは濃いキャラばっかりだな・・・。
アトラクションの流れ
バックヤード(楽屋)にて説明を受け、解答席に座ったら、番組(アトラクション)スタートです。スタート時にはこの手のアトラクション恒例のタイトルコールがあります。司会が「銭湯クイズ」と叫んだら「どんぶら~」と手で大きく波を作り、「キュー(Q)」で猫の手のポーズをします。
ゲームは足元の3つのボタンで回答をし、大きく分けて3種類のステージに分かれます。
・第1ステージ「映像問題」
前半は高速で画面に流れる数字が何なのかを答え、後半は文字の並べ替え問題です(下記の例題を参照)。
前半は高速で画面に流れる数字が何なのかを答え、後半は文字の並べ替え問題です(下記の例題を参照)。
例)「きつこ」を並べ替えて出来る文字は? 屬弔し」 ◆屬弔さ」 「つきこ」 正解はの「つきこ」になります。
・第2ステージ「しりとりクイズ」
しりとりの要領で、出題された言葉に続く言葉を3つの中から選びます。ただし、画面に下記のよう問題が出た後、「ナンジャ DE しりとり」→「あひる(解答席の動物の名前)」の掛声に合わせ、指定された席に座っている方のみの解答となります。指定された席以外が答えると例え正解を解答したとしても原点になります。
しりとりの要領で、出題された言葉に続く言葉を3つの中から選びます。ただし、画面に下記のよう問題が出た後、「ナンジャ DE しりとり」→「あひる(解答席の動物の名前)」の掛声に合わせ、指定された席に座っている方のみの解答となります。指定された席以外が答えると例え正解を解答したとしても原点になります。
例)ナンジャ DE しりとり「へんねこ」 屬海Δ討帖 ◆屬△困機 「こんとん」 正解は,痢屬海Δ討帖廚如△靴蠅箸蠅砲覆辰討い覆(「こ」から始まっていない)◆◆屬魁廚ら始まっていてもおしりに「ん」がつくは不正解になります。
・第3ステージ「音声クイズ」
最後のステージは音声にて出題される問題。前半は3つの言葉が同時に流れ、その内の一つを3択の中から答え、後半は早送りで言っている言葉が何なのか答えます。問題にもよりますが全体的にわかり辛く難易度は高いです。また、これは第1ステージでもそうなのですが何の予告もなく突然前半から後半へ問題の種類が変わるので、それも混乱を招くことになります。
最後のステージは音声にて出題される問題。前半は3つの言葉が同時に流れ、その内の一つを3択の中から答え、後半は早送りで言っている言葉が何なのか答えます。問題にもよりますが全体的にわかり辛く難易度は高いです。また、これは第1ステージでもそうなのですが何の予告もなく突然前半から後半へ問題の種類が変わるので、それも混乱を招くことになります。
このステージでは解答席横にある「逆転」ボタンを使えます。回答する前に逆転ボタンを押し、その問題が正解だと得点が2倍になります。当然問題に正解しなければ得点は入らないので、答えに自信のある問題の時に使うのが良いでしょう。
以上3つのステージを終えれば最終結果発表。得点が一番高い人が優勝です。第1~3ステージは全25問で、逆転ボタンの得点2倍と含め最高得点は26点です(なので単純に1問1点ということである)。なお、得点は時間差に関係なく答えられれば同じ点数(1点)が加算されますが、最終結果で同点の場合は早く回答した数が多い方が上位になります。なので優勝を狙うなら素早い回答が必要です。
感想
クイズ(頭脳問題)自体は面白いものの、全体的にやや単調であり、さらに1つステージにかかる時間(体感時間)が異様に長く、「まだ問題あるの!?」と思うくらい飽きの要素が強いです。構成上司会のスタッフとの絡みもあまりなく、演出自体もチープであるため全体的な完成度・満足度としては低い印象です。余談
本アトラクションのタイトル「銭湯クイズどんぶらQ」はここにあった前身(初代)のアトラクション「銭湯クイズどんぶらこ」をオマージュしたものになっています。ただし、「どんぶらこ」は昭和30年代の知識を問う純粋なクイズ問題だったので、内容は全く異なります。そのためかリリース時に公開されたキービジュアルでは、司会の衣装が「どんぶらこ」のものと全く同じものでした。実際の「どんぶらQ」の衣装は少々違いはありますが、基本的な構造は似ています。