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「ハリウッドドリーム・ザ・ライド ~バックドロップ~」  <USJ>

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どうも、花粉症で目の痒みに悩まされているmr_themeparkです。今年の花粉飛散量はヤバいですね、先週の強風の時なんかまさに花粉パラダイスって感じで(←?)目の痒みに加えくしゃみも止まりませんでした。

そんな個人的な事はさておき

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に3/15(金)から7/7(日)まで期間限定で新アトラクションが登場します。園内を走るジェットコースター「ハリウッドドリーム・ザ・ライド」が後ろ向きで走行するバージョン、その名も『バックドロップ』
内容もさながら乗車中に聞ける音楽にSMAPが歌う、今回用に書き下ろた曲「Battery」が収録されてコラボすることも話題に。

後程まとめますが、ネットニュース等にも7時間半という驚異的な待ち時間が出たと報じられたように、現在凄まじい混雑となっているイベントです。

アトラクション入口、待ち列の様子

上記の写真のよう、アトラクションの入口にはバックドロップのロゴ看板が着きました。バックドロップ用の待ち時間、そしてイベント終了までの日数が書かれた電光掲示板も付いてます。
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このバックドロップ(後ろ向き)開催中は通常のフォワード(前向き)も同時に営業しており、待ち列は入口をくぐるまでは前向きと後ろ向き共通で、中で列が分かれます。

バックドロップの列に並ぶと渡されるのがこの注意事項が書かれたチケット。「乗り物酔いしやすい方は乗車できません」と、バックドロップが酔いやすいことを強調しています。
画像右側のはチケット及び各所に描かれている"酔う"ことを表したピクトグラム。普通に嘔吐してるように見える…。
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列の途中で流れる映像も今回用に新しくなってました。ここでも乗り物酔いしやすいことをアナウンス。
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またプラットホームへ上がる階段には「座席の指定はできません」との看板が設置されてました。ハリウッドドリーム・ザ・ライドではいつもでしたら次の車両を待つなどすれば席の指定を受付けてくれますが、混雑する本イベントではできなくなったようです(イベント期間中は前向きも同様に座席指定はできない)。

ドリームトラック(収録曲)

本イベントに合わせて乗車中に聞ける音楽も一新されました。前述のSMAPの曲「Battery」以外は洋曲です。収録曲は前向き、後ろ向き共通ですが「Battery」に関しては前向きでは通常バージョン、後ろ向きはではリミックスバージョンです。
1.SMAP「Battery」
2.フロー・ライダー「想い出のアイ・クライ」
3.マドンナ「セレブレイション」
4.アッシャー「ナム」
5.ジョーディン・テイラー「セット・ミー・フリー」

「バックドロップ」専用プラットホーム、専用車両

バックドロップの車両が停車するのは右側のホームのみで、そちら側だけロゴやモニター等の装飾が追加。
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そしてこちらがバックドロップの専用車両のアップ。赤色の装飾です。
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なお、この後ろ向き車両は単に通常の(前向きの)車両の向きを変えるだけで良いというわけではなく、後ろ向き走行によって車両にかかる力の場所が全く違うのでその部分を補強する必要がある、車両下に巻き上げのチェーンが引っ掛かるようフックを付けるなど技術的な改修が必要です。
「ハリウッドドリーム・ザ・ライド」に関してはバックドロップ専用の車両を新たに製作したらしい。
バックドロップ専用の演出として、停車中車両のスピーカーから「ドクンドクン」と心臓の鼓動のような音が流れる(これが思った以上に緊張感を与える)、スタート時の掛け声も前向きの「イッツ、ショータイム」から「イッツ、バックドロップ」(ポーズは親指を立てて後ろに翻す)になってます。

発進時のベルも前向きと異なり(「Battery」における、曲の最後に流れる効果音と同じ音)、発進後スピーカーからは飛行機が発進するようなキーンという音と英語のアナウンスが流れて曲が始まります。プラットホームに到着したときは飛行機が着陸したような音が流れる。

バックドロップ走行中の乗車感覚

このバックドロップ、後ろ向き走行は通常の前向きとは乗車感覚が全然違います。全く別のコースターかと思う程です。
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巻き上げでは後ろを見ながら上がって行くという新鮮な感覚、ファーストドロップでは空を見上げながら下降。

その後のコースはターンやキャメルバック(小規模なアップダウン)が続きます。前向きでは空をスムーズに滑空する感覚が味わえますが、後ろ向きでは先が全く予想出来ず不規則に左右に振られる感覚。スムーズさは微塵も感じないです。

この感覚は富士急ハイランドの「ええじゃないか」に通じるものがあるかも。それくらい不規則です(無論「ええじゃないか」の激しさには到底及ばないですが)。

画像右の、終盤にある水平ループの乗車感覚は前向きのと特に違う。重力に逆らっているって感じで、凄い圧迫感があります。

最後はフラッシュがたかれるトンネルをくぐって軽いホップを越えてフィニッシュ。

バックドロップ感想

上記で散々書いたよう、後ろ向きになっただけでこんなに乗車感覚が違くなるとは思いませんでした。本当に別のコースターに乗っているようです。このバックドロップでは全く別の、今しか味わえない新鮮な感覚が待っていると思います。

ただし、「乗り物酔いしやすい」と言われているのは伊達じゃなく、不規則な感覚が連続でくるのでかなりハードなコースターになっています。また前述のように爽快感が(前向きに比べると)ほとんどないので、純粋にコースターとして楽しいのは前向きの方かな…。

とはいえ、このバックドロップはコースター好きであえば一度は体験しておいて損はないと思います。もちろん、そうでもない方でもこのイベントでインパクトのある経験ができること間違いなしです。

混雑及びバックドロップ乗車のための攻略について

このバックドロップは開始以来、連日尋常じゃない混雑を見せています。

3/15(金)の正式オープン前に3/11(月)から時間限定でプレオープンが行われましたが、その時も(ツイッター等で実施していることは流れてましたが)公式から情報公開がなかったにも関わらず3~4時間待ちが発生しました。

15日は開園30分で400分、約6時間半待ちとなりその日の最大待ち時間は7時間半待ち。これは各ニュースでも混雑ぶりが報道されました。それ以降でも同様開園10数分で2時間待ち、30分後には6時間を超える待ち時間、昼間をピークにして徐々に少なくなっていくも4時間前後の待ち時間をキープし17時前後には受付終了(その日の閉園時間による)という状況が続いています。

なお、これは待ち時間表示を盛っている(7時間待ちと出ているけど実際はそれより短い待ち時間で乗れる)とかじゃなくて、実際に私の知人は15日本当に6時間半近く並んで乗ったと報告があったので、覚悟して並ぶ必要があります。


このような状況になっているのは注目があって人気が集中しているのもあるのですが、それに加え通常の前向き車両が3台稼働しているのに対しバックドロップの車両が1台しかないので恐ろしく回転率が悪いのも大きな原因です。前向きの待ち列がどんどん進んで行くのに対しバックドロップは列が全然進みません。

「後ろ向き車両を増設せよ」という指摘はツイッター等にて多数出ていますが、前述のよう簡単に作れるものではないので対応するのは難しいかも。

USJが今後長時間の待ちをどう対策するかはわかりませんが、少なくともこれからの春休み中は状況は変わらないと思います。効率良く乗車するには、
(有料の優先券)エクスプレスパスを買う
 これが一番効果的です。ただしこの状況では今後売り切れが続出すると思うので、来園する日にちが決まったら早めに購入することをおすすめします。

朝一で乗る
 朝一と言っても開園直後すぐに長蛇列になってしまうので、ゲートに前から数人の位置に並ぶとか余程早めに来ないと厳しいです。ちなみに自分は朝一ゲートから20人目くらいの位置に並んで、開園直後に行っても30分くらいは待ちました。

シングルライダーを利用する
 バックドロップでもシングルライダーを実施していますが、恐ろしい程列は進みません。いつもであればシングルライダーの待ち時間が(通常待ち時間と変わらない)2時間待ちとか出てても実際は30~40分で乗れることが多いですが、バックドロップに関しては本当に2時間弱待つことになります(7時間待ちに比べたらまだまし?)
 なお、シングルライダーの列は前向きと共通です。そのため前向きをシングルライダーで乗りたい人はいつもより遥かに長く待つことになります。

ね縞吠造
 最後の手段は潔く(?)長い行列に並ぶ方法ですが、前述のよう混雑のピークは昼間で徐々に減っていく傾向にあるので、並ぶなら昼以降夕方に並ぶのが良いでしょう。ただし受付終了の時間には注意してください。
人気集中によるアトラクションの混雑は昨年2012年7月にディズニーシー「トイストーリー・マニア」で500分(8時間20分)待ちが出たのが話題になりましたが、バックドロップはそれと同等の7時間半待ちが出たことを報じられたほか、実際は540分(9時間)待ちが出るなど「トイストーリー・マニア」を上回る混雑になっています。

ここまで長くお客さんを待たせることになると単に人気がある以前にこの状況をなんとかしないのかと企業努力を疑う声もちらほら出てます。解決するのはいろいろと難しい点がありそうですけどね。いづれにせよ、この状況を覚悟して、また上記の攻略法を参考に期間限定「バックドロップ」を体験しに行ってみてください。

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