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「絶凶・戦慄迷宮 ~収容病棟篇~」(富士急ハイランド)

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戦慄迷宮が2018年7月14日にリニューアル。今回は「患者たちを強制収容し、非人道的な人体実験をしていた」という『収容病棟』が登場、それに合わせ後半部分が大きく変わり、また前半にも新しい要素があります(※)。
※建物で言うと、従来の(最初に入る)「待合ロビー」~「レントゲン室」と、以前「巨大実験室」(最後の部屋)だった部分が改装されています。


○入場まで

今回は入口が変わり、正面玄関横に新たに設けられた「救急入口」から入ります(従来の出口部分)。後述しますが、従来の正面玄関は「出口」になっています。
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○アトラクション内容

救急入口に入って通路に並び、グループ毎に「診察室」に入り、映像を見ます。診察室は6つくらいあり、なんと映像はそれぞれの部屋で違うとのことです。
自分たちが見た映像は「この病棟に迷い込んだ4人の若者達の末路、一人の女性が亡霊に取り憑かれたのか悍ましい形相で仲間達を襲い、血肉を貪り喰う」という内容でした。最後に脅かし&写真撮影もある。
自分たちが見た映像は「この病棟に迷い込んだ4人の若者達の末路、一人の女性が亡霊に取り憑かれたのか悍ましい形相で仲間達を襲い、血肉を貪り喰う」という内容でした。最後に脅かし&写真撮影もある。

診察室から出て、スタッフより「ペンライト」が渡され、本編スタート。最初はいきなり新しい部屋「人体実験室?」に入ります。解剖台には患者が乗せられ、執刀中だった医師(アクター)がこちらに向かってくる。しかも部屋出口の扉は「自動ドア」になっていて、しばらくしないと開かない。
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その先は「備品室」や「ナースステーション」、「手術室」、「長い廊下」などお馴染みの部屋が続きます。こちらは大きな変化はありませんが、壁に「髪の毛」が大量にぶら下がっていたり病室は首吊り死体がたくさんあったり、子供の患者の遺体があちこちにあったりと、シチュエーションの怖さは増していると思います。

「ペンライト」は中盤で回収、ただしスタッフはおらずセルフで返します。

前作「血塗られた人骨病棟」で登場したあちこりに貼ってある「ここから先は行けません」、「前のグループと繋がった場合はここで20秒お待ちください」の張り紙はほぼ全てなくなってました。運営的には便利だったのでしょうけど雰囲気ぶち壊しの要素だったので、これは良い方向だと思います。

そして終盤、今回の目玉である新要素の詰まった「収容病棟」が待っています。


終盤「収容病棟」

※画像は2018年7月28日放送の「王様のブランチ」より

ここで登場するのは、なんと「エレベーター」(本物ではありません)。1グループずつ乗り、地下へ向かいます。ランプが点灯し床が揺れたりするのでリアル。
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エレベーターから降りると「死体安置所」。ここは(空調が効いて)異様に寒くなっています。
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続いて人体実験で死んだ人間を処理した「焼却炉」。「血塗られた人骨病棟」より登場した『人骨が積み重なった通路』を流用して作られてます。焼却炉からは実際に「熱」を感じ、また部屋自体も(こちらは暖房?)ちょっと暑いです。
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この2つがリリースにあった「寒さ」と「熱さ」を感じるポイントと思われます。でも「臭い」を感じる所はなかったんだよなぁ、病院の消毒液の臭いのことかなぁ・・・。


そして最後の部屋、ここが「収容病棟」です。鉄格子が迷路のように配置され、サーチライトが動いています(その風景は病院内というより強制収容所みたい)。牢屋の中には死体が。死体は一部アクターで、最後牢屋から飛び出して追いかけてきます。

出口は前述のよう正面玄関に。よって最後の「収容病棟」は従来の「待合ロビー」を改装して作られています。



相変わらず距離・時間が長い割には内容にメリハリがなく、アクターの出現箇所も少ないので、ただダラダラ続く感じは否めませんが、リニューアルした箇所は確かに怖くなっていたので、パワーアップしているとは言えると思います。

○利用システム

基本的には昨年から導入された「時間指定券」製が継続されています。チケット販売場所は病棟の前から「絶望要塞3」近くに変わりました。後ろの看板が、まだ「血塗られた人骨病棟」のままなのはご愛嬌。
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変更されたのが料金が1人単位ではなく「1グループ」単位になったことと、フリーパスの所有で料金が安くなる点です。
フリーパスなし:1グループ(1~4人)6,000円
フリーパスあり:1グループ(1~3人)3,000円、4人だと4,000円 
※GWやお盆など超・繁忙期は料金変動あり

正直この料金体制はややこしく、実際チケット販売所ではトラブルもおきていました(※)。せめて2人から設定があって人数が増える分どんどん1人当たりの料金が割安になっていくとかなら、まだ混乱はないと思いますが、今後改善が待たれます。
※例えば5人で入る場合はどうするのか、4人中フリーパスをもっているのは2人とかの区分はとか、など。

なお、Webでも戦慄迷宮の「時間指定券」を購入できます。間違えやすいですが、これはあくまでも「時間指定券」であって従来の「絶叫優先券」ではないということです。なのでこれを購入しても待ち列をパスできるとかはなく、入場までの10~20分の待ち列に並びます。また、Web販売は当日の開園1時間前に締め切られ(おそらくWeb販売後の在庫が、当日販売分になるのだと思います)、1グループ(1~4人)4,000円の設定しかないので、こちらもご注意を。

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