4月20日東京ドームシティにオープンしたお化け屋敷「怨霊座敷」が、7月14日より夏季特別演出としてさらに怖くなりました。タイトルも「超・怨霊座敷」に変わっています。開園~16時の「ノーマルVer」でもこれまでの怨霊座敷が可愛く思えるほど怖く、17時~の「ハードVer」は当然ながらもっともっと怖くなります。
※以下、文中の「通常版」とは4月20日〜7月2日、「超・怨霊座敷」になる前の「怨霊座敷」のことです。
照明が追加され、通常版とは雰囲気の違う夜雨子。実は彼女、「瞳が開いたり閉じたり」しています。
○ストーリー
・通常の「怨霊座敷」とは変わっています。詳細なストーリーは公式サイトにて。
夜雨子(ようこ)は「蛾の採集」が趣味の男と交際していた。だがある日、彼は「夜雨子が自分の大切な蛾を踏んだ」と怒り、その日から夜雨子への接し方が粗暴になり、ついに彼は熱いアイロンを夜雨子の足に押し当てた。夜雨子の足は酷い火傷となり壊死、その毒が全身に回り、亡くなってしまう。
だが、「夜雨子が蛾を踏んだ」というのは彼が浮気相手との関係を誤魔化すためについた嘘だった。死ぬ間際、それを知った夜雨子は強い憎しみを抱いた怨霊となった。
彼と浮気相手の女は夜雨子の死体を家の床に埋めた。だが、それ以来この家は怪奇現象が起こるようになり、そして何度も埋め直しても夜雨子の「足」が床から突き出てきてしまう。
夜雨子の怨霊を鎮める方法は、足を「浄めの縄」で結んでくること。それができるのは、夜雨子を殺したあなたしかいない・・・。
○「超·怨霊座敷」概要(ノーマルVer)
お客さんが「夜雨子を殺した彼」(と浮気相手の女)という設定、そして中での基本的な仕掛けは同じです。ただ、最初の夜雨子が寝ている部屋での台詞が上記の今回のストーリーに合わせて変わっていたりします。
・中盤、通常版では「夜雨子が床から上ってくる部屋」が変わっていて、「夜雨子(の死体)の足が床から突き出ている部屋」になっています。ここが今回ミッションを行う部屋で、入口で貰った「浄めの縄」を足に結んできます。
なお、部屋の中で特に音声等で「縄で足を結べ」など指示がないので、ミッションを行うのはこの部屋だと分かりにくいのか、はたまた怖くてミッションをしない人もいるのか、ここで縄を結ばず出口まで持ってきてしまう人も結構いました。
・次の通常版では「夜雨子の顔に薬を塗る」部屋も、ミッションが変わっている関係上ちょっと間取りが違います。夜雨子のいる場所も?
・その先は通常版とほぼ同じ展開が続き、そして「寝室」と「障子がある廊下」の間に「新しい部屋」が追加されています。その部屋の入口には火傷で足が壊死した夜雨子が・・・。
部屋の中は大量の縄がなり、そこに何体も死体がぶら下がっているという悍ましい部屋になっています。
・「新しい部屋」を出ると、通常版での「障子がある廊下」に繋がります。ここからラストまでは、また通常版とほぼ同じですが、白無垢(花嫁衣装)の追加を始めちょっとした変化あり。
・出口には新たに「夜雨子のお葬式の祭壇」が作られました。ここはハードVerでその本領が発揮されることに。
○「ハード」Ver
やはりオフィスバーンによるお化け屋敷の真骨頂は、17時~のハードVer。ミッションを行う部屋を始め、各部屋の演出が強化されており、特に上記の「新しい部屋」での演出は、ノーマルVerとは格段に怖くなっています。具体的には
「ミッションの部屋」:アクターが出現する。
「写真のある部屋」:床の夜雨子が動く。
「新しい部屋(縄の部屋)」一部の吊るされた人形が動く。
さらに奥では、床の生首を使った新たな(アクター付きの)演出があります。
「障子ある廊下」:歩いているのが男性(夜雨子の彼?)で、足に夜雨子がしがみついている。
その先の廊下でも、床に手が何本も飛び出ています。
・出口の「祭壇」にて、スタッフから花を渡され、それを「献花台に置く」ミッションがあります。花を置く、何も起こらない?棺桶から夜雨子の顔を見る、何も起こらない?しかし・・・?
ただし、せっかくのハードVerも18~20時頃のアクターの休憩時間に重なる、平日や閉園間近だとアクターが減ったりしていて魅力が激減してしまうので、本当の演出を楽しむなら「休日の17時~17時半」のゴールデンタイムを狙いましょう。ちょっと大変ですが、16時頃から1時間待機列で待てばほぼ確実に狙えます。
○その他
「週刊誌」風パンフレットには、浮気相手とのLINEのやり取りなど。
近くの怨霊座敷ラッピング自販機も、ちゃんと変わっています。