上海ディズニーランドにあるショーアトラクションの一つで、アドベンチャー・アイルにあるシアター(場所はエリア一番奥、「ソアリン」の近く)で実施されています。
ディズニー映画「ターザン」の物語を中国雑技を取り入れた演技で再現したスタントショー。コンセプト的には香港等にある「ライオンキング」に近いでしょうか。上海ディズニーランドのコンセプトにある「中国文化を取り入れたもの」の一つでもあります。
○シアターの構成
席は左・正面・右の三方向からで、正面の前の席は早めに埋まりますが、左右なら開演時間になっても前の方も余裕があり、またどの席からでも見やすいです。1日に6回程公演があり、他のショーが10分くらい前わりと早めに定員になるのに対し、こちらは席が埋まることはあまりなくギリギリでも大丈夫そう。なお、台詞はないので言葉の心配はありません。
○ショーの展開ハイライト ※ネタバレ注意
ショーは「ターザン」の映画、各シーンをそれぞれ順に披露し、ほぼ映画と同じ展開になっています。まずはスクリーンにて、映画冒頭の展開のアニメーション(水墨画風)を放映。その後幕が上がります。
母ゴリラ「カーラ」が赤ん坊の「ターザン」を抱きながら映画の主題歌『You'll Be in My Heart』を歌う。皿回しのカラフルなお皿が、ジャングルの草木を表現しています。
立派な青年に成長したターザンと仲間のゴリラ達が愉快に遊ぶシーン。組み体操に曲芸、アクロバット大縄跳びなど様々なパフォーマンスが入り乱れます。
ターザンと人間の女性「ジェーン」との出会い。二人はロープで宙を舞う。ジェーン役の女性もターザンに引けを取らない大迫力のパフォーマンスをします。
終盤はゴリラを捕まえようとする密猟者達との闘い。シーソーによる大ジャンプで回転しながら高所に設置された椅子に座るなど、これまで以上の大迫力。
○感想
パフォーマンス自体も凄いですが、きちんとターザンの物語に合わせた演出となっているのがまた良いところです。ディズニーランドのショーと中国伝統のショーが一度に両方体験出来る、良いとこ取りのショーですね。原作のディズニー映画『ターザン』を見てからショーを見ると一層楽しめます。映画の方もディズニー・ルネッサンを象徴する傑作の一つとされるだけあって、アクションあり感動ありの名作です。