USJのオフィシャルホテルの特典である「アーリー･パークイン」について、利用方法と実際に使ってみた感想をまとめました。「アーリー･パークイン」の基本情報と予約方法等についてはこちらを参照。

・中の説明用紙にある「QRコード」から行けるサイトで、同じく用紙にある「パスワード」を入力すると、当日～2･3日後の「パークのアーリー･パークイン」開始予定時刻が表示されます。

　USJでは(大抵ホームページで告知されている時間よりかなり早まる)開園時間は非公開ですが、アーリー･パークイン利用ではこのような方法で開園時間(アーリー開始時間)を知ることができます。「状況により(表示されている時間より)早まることがある」と表記されていますが、開始時間が変わることは殆どないようです。

・当日はリストバンドを付け、入場ゲート一番左のアーリー･パークイン専用入口から入場できます。なお、リストバンドは一度付けると取り外しができず、また色は日によって異なる。

・アーリー･パークインだからと言って開始時間ギリギリに行くと、チケットブースの後ろまで列が続いているなど思わぬ混雑に巻き込まれるので、開始時間の30分前にはゲートに並ぼう。

・アトラクションの運営や整理券の配布は、パーク通常の開園時間を過ぎてから。「ウィザーディングワールド･オブ･ハリーポッター」は通常開園時刻までは整理券なしで確実に入場できる。

とはいえUSJから電車で20～30分圏内にはオフィシャルホテルの半額以下のホテルがたくさんありますし、また関東など遠方からの利用ではなく近くにお住まいの方や、社会人はともかく学生の場合等はそうそう泊まりがけでUSJというのはしにくいと思います。

そこでアーリー･パークインのメリット･デメリットを考察。

メリット①「事前に開園時間が分かり、短い開園待ちでスムーズに入園できる」
　正直アーリー･パークイン最大のメリットはこれだと思います。過去の事例からある程度予測できるとは言え開園時間は分かりませんし、朝から快適に遊ぶのであれば1時間～1時間半はゲートに並ばなくてはなりません。またUSJオープン時の入園は列がごちゃごちゃになったり押し合ったり、みんな平然とダッシュしたりとストレスが溜まるので、これらを回避できるのは非常に魅力的です。アーリー実施の30分前に並べばさらに快適です。

メリット②「混雑必死のアトラクション･イベントをほぼ確実に体験できる」
　単に「人気で混雑」という次元ではなく尋常でない混雑をするアトラクション･イベント、今で言うと「ザ･フライング・ダイナソー」、昨年だと期間限定イベント「妖怪ウォッチ･ザ･リアル」(こども整理券)などは、一般入場ではほぼ確実に負け試合になります。

「ウィザーディングワールド･オブ･ハリーポッター」目当てなら入場→「フォービドゥン･ジャーニー」→「フライト･オブ･ヒッポグリフ」→ショッピング→レストランで食事の流れならどれも少ない待ち時間で午前中で全て完了できる。

メリット③「(ホテル宿泊)前日までキャンセル料がかからない」
　エクスプレスパスは購入後のキャンセルができず、急に行けなくなった場合は購入金額丸々の損失になってしまいますが、(アーリー･パークイン付き)ホテルの宿泊は前日までキャンセル料がかかりません(※法律上は金額を支払わないと契約は成立しないため、前払いでなければ当日でもキャンセル料はかからないらしい)。この安心感も大きなメリット。

デメリット①「宿泊の翌日でないと利用できない」
　ホテルの特典なので当然宿泊の翌日利用になり、日帰りの場合は不向きです。ただし前日の夜から前泊する方法もあります。関東圏でも20時頃の新幹線 or 飛行機ならギリギリ間に合う。

デメリット②「1～2つのアトラクションしか待ち時間を短縮できない」
アーリー･パークインはあくまでパークへ早く入場することなので、アトラクションの待ち時間を短くという意味では最初の1つか2つ目ぐらいしか期待できないです。

以上を踏まえて「コストパフォーマンス」的に考えると、「泊まりがけでUSJに行く予定である」、「どうしても混雑必死のアトラクション･イベントを体験したい(特に初日)」時はアーリー･パークインを選び、アトラクションを一通りという場合はエクスプレスパス購入が良いと思います。特に前者は例えオフィシャルホテルの半額以下のホテルがあるとしても「アーリー･パークイン」と「USJへは徒歩5分」ということを考えると金額面以上のメリットはあるのではないでしょうか。