「広島マツダスタジアム」に4月下旬より集客イベントとして「お化け屋敷」が開設されることが発表されました。製作はオフィスバーン、しかも同社のお化け屋敷としては過去最大の規模のものになるとのことです。
広島マツダスタジアムに「お化け屋敷」、五味弘文さんがプロデュース (Yahooニュース)
・3/5(土)、「広島東洋カープ」が発表。カープでは例年集客を目的にマイナス12度の極寒体験ができる氷部屋「ICE BOX」などのイベントを実施してきたが、今年はお化け屋敷を開く。・「赤」をテーマにしたお化け屋敷、ストーリーとミッションの概念を持ち込み、来場者を登場人物の一人に仕立て、ストーリーを進行させる。・製作はオフィスバーン、同社で手掛けた中でも最大級の規模で展開。
広島東洋カープ公式サイト｢ざくろ女の家 開催決定！」
期間：2016年4月22日(金)～7月13日(水) 【公式戦開催日のみ】
※開催日はこちら、広島東洋カープ公式サイトの「チームスケジュール」で確認できる。7/16(土)から内容をグレートアップした第2弾が開催予定。営業時間：デーゲーム(11:00～)、ナイトゲーム(15:00～)から、 試合終了後30分まで受付会場：マツダスタジアム カープ屋内練習場デッキ料金：500円（税込） ※公式戦入場券が必要。
ストーリーや設定は上記公式サイトで確認できます。オフィスバーンのお化け屋敷はほんと高いクオリティで、しかも最大規模となるのであれば凄い面白いお化け屋敷ができそうですね。
「ざくろ女の家」ストーリー(抜粋)
「緋奈子」は生まれつき病弱な子供だった。母親はそんな緋奈子が魔物に連れ去られてしまわないように、魔を寄せ付けない力があるという赤い服を着せ、庭には赤い花をつける「ざくろ」の木を植えた。
しかし、「ざくろ」の実は『人肉の味』がする(※リンク先参照)と言われるため、忌み嫌う人も多い。そのことで同級生達に「ざくろ女」とからかわれることもあった緋奈子は「ざくろの木を切って欲しい」と母親に頼んだが「赤いものがないと魔が寄ってくる」と聞き入れてくれなかった。
緋奈子は成長しても病弱なままで、いつでも何かしら赤いものを身につけていた。それは緋奈子の白い肌に映え、彼女の魅力を引き立てることにもなり、緋奈子に好意を寄せる男性は大勢いた。その中から、緋奈子は多くの男性の中で唯一、赤い服のことを口に出さなかった「灰井田」という男性を選び、二人は結婚した。
彼は真面目だが独占欲の強いところがあり、緋奈子が外に出ることを面白く思っていなく、緋奈子に外では赤い服を着ないように言いつけた。しかし、赤い物を見に付けていないと不安な緋奈子は怒られるのを覚悟で赤い服を身に纏ろったが、灰井田は何も言わなかった。
実は灰井田には、色彩の感覚がなかったのだ。そのため緋奈子が赤い服を着ていても気付かず、緋奈子も何回かこの事を繰り返すうちに彼の事情を察していた。
実は灰井田には、色彩の感覚がなかったのだ。そのため緋奈子が赤い服を着ていても気付かず、緋奈子も何回かこの事を繰り返すうちに彼の事情を察していた。
だがある日、緋奈子を街で見掛た灰井田の同僚が「きれいな赤い服がよく似合っていた」と話していたことから、灰井田は自分が騙されていたことに気付いてしまう。怒った灰井田は緋奈子の服という服をすべて隠し、庭のざくろの木も切った。
赤いものを体から離したことのなかった緋奈子にとってそれはとても恐ろしい事であり、大きな不安感に晒されるようになった。「赤いものがないと、魔が寄ってくる…！」
赤いものを体から離したことのなかった緋奈子にとってそれはとても恐ろしい事であり、大きな不安感に晒されるようになった。「赤いものがないと、魔が寄ってくる…！」
その不安からか、それとも本当に魔が忍び寄ったか、緋奈子の体は病に冒され「赤い服がほしい…。赤い服を着せて…」。とうわ言のように繰り返し、亡くなった。
それからというもの、夜ごと灰井田の枕元に緋奈子の幽霊が立つようになる。
どこに隠した…？ どこに隠した…？
それからというもの、夜ごと灰井田の枕元に緋奈子の幽霊が立つようになる。
どこに隠した…？ どこに隠した…？
緋奈子は赤い衣服や赤い靴を探している。しかし、家の中にも外にも赤い色は見つからない。だがある晩、緋奈子が灰井田の耳元で囁きました。「赤いもの、みつけた…。赤い実を、みつけた…。」
翌朝、灰井田は胸を裂かれた状態でみつかる。緋奈子がみつけた赤いものは、灰井田の体の中に隠していたものであった。それはまるで割れて赤い実を出すざくろのよう･･･。
けれど緋奈子の思いが消えたわけではない。彼女は今でも赤いものを探してこの家を彷徨っている。この家に入るときは、必ず赤いものを身につけるようにしなければならない。彼女はあなたの体の中にある「赤い実」を手に入れようとしてくる…。
けれど緋奈子の思いが消えたわけではない。彼女は今でも赤いものを探してこの家を彷徨っている。この家に入るときは、必ず赤いものを身につけるようにしなければならない。彼女はあなたの体の中にある「赤い実」を手に入れようとしてくる…。