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「マグマ・サンクタムツアー」  <東京ディズニーシー>

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先日東京ディズニーシーに行った時、アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」は休止中(9/18まで)だったのですが、その時期間限定で行われている『マグマ・サンクタムツアー』というのがやっていました。下記の概要のよう結構レアなこのイベント、もちろん今回が初参加でしたので簡単にどんな内容か紹介します。
「マグマ・サンクタムツアー」

アトラクションが休止中の時を利用して、「マグマ・サンクタム」(サンクタム、Sanctum=聖域)と呼ばれている(設定されている)同アトラクションの待ち列内を、スタッフと一緒に各々の備品の詳しい解説を聞きながら巡るというもの。
開催時期は「完全に不定期」で、まず「センター・オブ・ジ・アース」が休止中の時が前提ですが期間中でもやってるとは限りません。やってたとしても何時から何時までやってるかも現場のスタッフしか分からない、なので直接アトラクション入口まで行ってやってるか確認するしかないという、まさしく「やってたらラッキー」というイベントなのです。
※当然ホームページや園内ガイドにも案内されておらず、電話等で聞いても分からないと思います。

大体休止期間中の1週間、時間帯は12時~18時というのが多いようです(この日もそうでした)。
ちなみに上記画像のよう、普段やツアーが開催していない時はサンクタム入口のシャッターが閉まっています。

ツアーの流れ

まずは一緒に回るスタッフより、エリア(ミステリアスアイランド)内で使われる「手でNのマークを作る挨拶」を教えて貰い、みんなで実践。
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その後サンクタム内に入りますが、その時「この洞窟は採掘機によって掘られたため、中に入って外を見ると2つのドリルの穴の形になっている」と説明があります。普段アトラクション利用でこの中に入るときはまず気付かない事です。
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入ってすぐにあるマグマが吹き出ているところと、その近くにある研究室。
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洞窟内で発見された、地底生物や水晶、キノコのような植物が保管されています。それら勿論アトラクション内でも登場する物達です。
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一番右は「謎の生物の卵の化石、卵からしてこんなに大きいのであれば、(この卵から)生まれてくる生物はどんなに巨大な生物何だろうか」と解説されます(なおこの卵はアトラクション終盤、ライドが加速する直前にいる巨大モンスターの卵です)。


地底の昆虫の保管場所と「ネモ船長」の研究室。机の上には飛行艇の模型があります。
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地底の虫は「8の字で飛ぶことが分かった」と解説され、実際アトラクション中でもその様子を見ることができます。

飛行艇に関しては「もう実用化されている」(という設定)で、ミステリアスアイランド内にはその飛行艇の着陸場所が用意されていると教えられます。
画像右が実際にある着陸場所で、付近には飛行的のタイヤ跡もある、夜間は案内用のライトが灯っているなど、驚くほど細かい設定・演出が反映されていることが分かります。

普段はアトラクション乗場まで行く「テラベーター」。ツアーではこの前で記念写真を撮ってくれます。
最後は画像右の、普段は絶対気付かないであろう「地図の作図室」を通り、入口に戻ってツアーは終了です。
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このように非常に密度の濃い解説ツアーとなっており、詳細な設定とそれらをきちんと反映している造形物や演出には驚かされると思います。なかなかお目にかかることのできないイベントではありますが、体験できればアトラクションやエリア内をより一層楽しめると思います。



新アトラクション「マーメイドラグーンシアター ~キング・トリトンのコンサート~」

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※当初はこちらをメインの記事にしようかと思ってましたが、あまり書くこともなかったのでこの構成になりました。

今年2015年4/24(金)、開園当初からあった映画「リトル・マーメイド」の世界をモチーフにしたショーアトラクション『マーメイドラグーンシアター』がショー内容、演出装置(映像装置)を一新してリニューアルしました。タイトルにも「キング・トリトンのコンサート」と新たな副題が。

リニューアル後の内容はステージ上(以前海の魔女「アースラ」がいた所)に巨大な「キング・トリトン」(海の王で主人公の人魚「アリエル」の父)の機器が登場、その周りにプロジェクターで映像を映すようになったこと。また頭上に6つの円形モニター(形は鏡に似ている)でアリエルの6人のお姉さん人魚(アリエルは7人姉妹の末っ子)をメインに、いろいろな映像を映すようになったことです。
機械が多いためか、オープン当初は故障が多発しそれによって運休→再開を繰り返したことで2時間待ちという状態になるのも珍しくありませんでした。現在は落ち着いていますが、待ち時間としては1時間待ち程度は出てしまうようです。
ショーの内容は映画の序盤を再現したもので、トリトンの娘達が出演するコンサートが開演→しかし肝心のアリエルがいない→アリエルは自分のコレクションルームにいて・・・→最後アリエルもコンサートに合流というのが大体の流れです。
舞台の機器は一新されステージの上全体にプロジェクターの映像を映すなど確かに華やかさは増していますが、反面アクター(役者)がアリエルとセバスチャン、フランダーの3人程度(だったはず?)になってしまい、前作のよう地上及び空中で人間が演じる、操作するキャラクターが激減してしまったこと、それと肝心の映像関係がそれほどぱっとしないことから、なんというか味気ない感じがしました。
自分と同じ感想を持つ人は多いようで、今回のリニューアルを「ショーアクター等の人員を削減(リストラ)し、経費削減傾向の表れだ」と皮肉る意見も多く存在します。


最近のディズニーランド・シーは「質が下がった」と言われることが多いですが、それは主にスタッフ(キャスト)にも表れています。ただ、最近はやはりマナーの悪い客がよく目立つのも事実であり「客(ゲスト)も質が下がった」という面もあります。そのためかスタッフも「強い口調で叱責」、「(本来禁止されているとはいえ)アトラクションの途中合流を断じて許さない」、「ファストパスの時間経過を1分たりとも認めない」など以前とは比べ物にならないくらい来園者に厳しくなっており園内はピリピリしたムードになっています。
私のツイッターを見てくださっている方はご存じだと思いますが、私自身、先日園内でスタッフに走っていると思われたのか(走っているつもりはなかったのですが)、「走るな」と強い口調で静止され、耳元で怒鳴られたということがありました。安全を守るためとはいえあまりにも乱暴・横暴な態度に疑問に思い、後ほど抗議をするため「担当者はいないか」と尋ねましたら、あろうことかそのスタッフ本人が「自分がこのエリアのリーダー(?)だ」と現れ、「私の対応は間違っていない、そんな横暴はことはしていない(←明らかに嘘)、あなたは可笑しい、もう話すことはなどない」と一方的に話を打ち切られました。
 ↑自分の人格を否定され、一番聞きたかった「その高圧的な態度はどうか」に対して何の回答もなしです。
私自身まだ信じられませんが、こんな最低なスタッフがいる(しかもリーダーとして存在している)ことが紛れもない事実です。いくらマナーは悪い客が多いから強気な態度も必要とは言え、これがお客に対する態度でしょうか(私の場合とばっちりに近いのに)。この件につきましては明らかにスタッフに問題があると思っていますので、現在正式に運営会社に抗議をしています。

なので、残念ながら話に聞く「夢の国のようなディズニーランド(シー)」というのはもうなくなった(変わってしまった)と思った方が良いでしょう。巷で聞くようなスタッフの対応に期待するとがっかりしますので、もうここは普通の遊園地(テーマパーク)だと期待をしない方が良いです。

もちろん素晴らしい接客をするスタッフも多いですしアトラクション、ショー、造形、演出が素晴らしいパークであることは間違いないです(これらは運営とは別、ディズニー社自体が持つものですが)。
ただ置いてある物は素晴らしくても、客に対してこんな対応をするスタッフがある程度の地位で存在している、そしてそれを容認する会社が運営している、そんな状況じゃここに未来はないと思っています。それくらい、今回の件は私にとって大きな失望を抱かさせるものでした。

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