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六本木お化け屋敷「喬子の哭く家」

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六本木にあるテレビ朝日スタジオにて、夏休み期間中「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り」というイベントが開催されています。その中で今年はお化け屋敷が設置。恐怖映像・感動映像バラエティー「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」とのコラボしたお化け屋敷で、ストーリー・構成・内部映像・セット等は番組製作チームが担当。またオフィシャルには出ていませんが現地スタッフに話を聞いたところオフィスバーンが製作に関わっているようで、後述するお化け屋敷内容からして実質同社のお化け屋敷の1つに当たると思います。

心霊番組「トリハダ」と関連してか、テーマ曰く付きの心霊スポットとそこを撮影した映像に纏わる怪奇物語。

お化け屋敷設置場所

日比谷線「六本木駅」から直接行ける六本木ヒルズ、その先にあるテレビ朝日本社内にお化け屋敷は設置されています。六本木ヒルズの駅出口近くにはたくさんのドラえもん達がお出迎え。
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階段を降りていった先に、テレビ朝日本社があります。ドラマ「相棒」のセットやお土産屋がある1階に(上記画像に)お化け屋敷入り口へ繋がる階段があり、昇った先にお化け屋敷があります。通常スタッフ用の会議室を繋げてお化け屋敷会場にしているらしい。

ストーリー

今は廃墟となっているその家には、かつて「享子(きょうこ)」という美しい娘が暮らしていた。だが彼女の夫は独占力が強く乱暴な男で、ある日他の男性と親しげに話す享子を見た夫は激昂し、怒りのあまり享子の顔に硫酸をかけた。美しかった享子の顔は醜く焼け爛れ、多くの人が彼女を避けるようになり、結果彼女は絶望のあまり自ら命を絶った。以来この家は享子の怨霊が住み着く「心霊スポット」として知られるようになる。

時は経ち、この家にある心霊番組の取材が入る。だが家の中では怪奇現象が発生し、撮影スタッフ達を襲った。なんとか逃げられたカメラマン以外のスタッフは行方不明になった。その際様子を撮影した映像を納めたテープは、見た者に災いを招くという「呪いのテープ」となった。

呪いを解く方法は1つ、テープを家に戻してくることだ。享子の嘆きが今も聞こえるこの家に・・・。

お化け屋敷内容

家の玄関から中に入ると、まず映像にて上記ストーリーを再現した実写ドラマを見ます。享子が夫に硫酸を掛けられるシーンやテレビカメラが入り怪奇現象に襲われるシーンなど、「トリハダ(秘)」制作陣が作るプロの映像だけあって凄い迫力です。

映像の後、スタッフよりビデオテープを渡され、これを家の一番奥にある部屋に帰してくるのがこのお化け屋敷のミッションです。


その先より家の中に進みますが、障子がある廊下や洗面所に古ぼけた風呂場、生活感の残る廃墟セットが広がります。(プロジェクターにて)恐ろしい心霊現象が映し出されている布によって仕切られた通路を進まなければならない所も。

家の奥には「人形だらけの部屋」(その理由は公式サイトのストーリーに詳しく書いてある)、そして「鏡に映った享子がいる部屋」、「死体(恐らく撮影に入ったテレビクルー?)の部屋」に「夫の個室」など怖いところが続きます。特に「享子がいる部屋」の仕掛けは強烈です。鏡を使った見事な演出が繰り広げられます。

以下反転:
手前にお化けの人形、それが鏡に映っているが実はそれは「鏡ではなくアクター」で(しかも人形の動きに合わせてアクターが"機械的に"動いている)、それが突如襲いかかってくるというもの。

最後の部屋にビデオケースがあり、そこに持ってきたビデオテープを置きますが、置いたら取りに来る人がいるかも・・・。

感想

公表はされていないのであれですが、さすがオフィスバーン関係のお化け屋敷らしく、あっと驚くような仕掛けがたくさんあり、同社の他作品に比べても結構怖いです。それに加えコラボしている「トリハダ(秘)」による映像や造形演出の制作も凄く、お化け屋敷の雰囲気を一層盛り上げています。

今夏開催されているお化け屋敷の中でもハイレベルなものの一つであるので、是非六本木に(8/23(日)までなのでお早目に)。

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