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「妖怪・お玉ヶ淵」  <ナンジャタウンWiki>

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「妖怪・お玉ヶ淵」(ようかい・おたまげぶち)はかつてナンジャタウンのもののけ番外地にあったアトラクションで、スクリーンに映し出される映像と、人形等の仕掛けを見るシアタータイプのアトラクション。観覧は無料である。2005年5月、「りらくの森」建設に伴うもののけ番外地縮小により営業を終了した。現在跡地は「もののけ探検隊」のスタート地点になっている。

ストーリー

物語はこの場所が「もののけ番外地」と呼ばれるようになったまでの経緯。のっぺら法師の弾き語りによって語られる。
ここ「袋小路13丁目」は古くより霊場として恐れられてきたが、街にある「猫神旅館」に住む霊力を持つ猫『たま』によって代々守られ、栄えた。だがある晩、三途の崖よりおびただしい量のもののけが現れ、たまは力及ばず敗れた。たまの死に旅館の女将(飼い主)は嘆き悲しみ、ここお玉ヶ淵にたまの遺体と2体の人形を祭った。

たまを失ったことにより、この街には多くのもののけが現れ、次々と占領していった。女将にも、もののけに襲われ、祭った人形ですらもののけ化…。

そしてたまの霊も、もののけに憑りつかれた。たまは蘇った、最強の妖怪でありもののけの長『ぬまたま』に。

かくしてこの街は「もののけ番外地」と呼ばれるようになり、来る者を虜にするという。あなたの傍にももののけが…。

解説

もののけ番外地はかつて袋小路13丁目という福袋の郊外であり、もののけ達に乗っ取られて現在のような妖怪だらけの街になった。そしてかつてはこの街を守っていた霊力を持つ猫『たま』、その『たま』が死んでしまいもののけに取りつかれた結果、最強の妖怪『ぬまたま』となり後にもののけ達の長になったという、悲しき誕生秘話である。

アトラクション中では語られてないが、『ぬまたま』と『もののけたま』は同一人物(猫?)である。つまり彼は生前のように人間に好意的な妖怪『もののけたま』と、人を襲う妖怪『ぬまたま』という二つの人格(猫?)を持っている(一説では『たま』の良い心が『もののけたま』、悪い心が『ぬまたま』となって分かれたとのこと)。

なお、物語の舞台の一つである猫神旅館は現在の「怨念旅館」である。怨念旅館のアトラクション受付を済ませた直後にある写真の中には旅館の女将の写真もある(ただし、妖怪に取りつかれた後の姿であるが…)。

『たま』が死んだ日(命日)は5月19日であり、そこから49日後が7月6日、もののけ番外地が誕生した日(施設がグランドオープンした日)になる。

小ネタなど

・『のっぺら法師』は最初人の顔であるが、語りが進んでいくとその名の通り顔がない「のっぺらぼう」になっている。

・客席の椅子はぬまたまが登場するシーン、及び最後の場面で振動した。

・このアトラクションの入口にいるもののけたまの頭を叩くと台詞を喋るが、その台詞は「お玉ヶ淵(おたまげぶち)で"おったまげ~"、たま。僕の秘密見せちゃうにゃん。」という駄洒落が混じったものであった。

・解説にあるよう、劇中には『もののけたま』と『ぬまたま』が同一人物ということは描かれてないが、上記の「僕の秘密見せちゃうにゃん」という台詞からそのようなことが示唆されていたと思われる。

・2007年7月夏に行われたイベント「もののけバスターズ」では、スタート地点にて本アトラクションの映像を使ってストーリー解説が行われた(ナレーションはナジャミー)。ただし、内容は簡略化したもの。イベント期間中途中でスタート方式の変更が行われてからは用いられなくなった。

・2001年6月、一度だけ本施設の水場を利用し、本物の蛍を放つ「蛍鑑賞会」のイベントが行われた。

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