昨年2014年7月15日にオープンしたUSJの「ウィザーディングワールド･オブ･ハリーポッター」、人気絶頂のエリアですが先日より早くも「2年目の魔法」として今後新要素が加わえられていくことが発表されました。
現在の大きな変更点はエリア内アトラクションの3D映像化ですが、夏休み頃にはグッズの新標品等が販売されることが告知されています。
現在の大きな変更点はエリア内アトラクションの3D映像化ですが、夏休み頃にはグッズの新標品等が販売されることが告知されています。
エリア内のメインアトラクション「ハリーポッター･アンド･ザ･フォービドゥンジャーニー」の、映像が「4K3D」(4K解像度の3D映像)としてリニューアルしました。今年5/20(水)にSMAPや映画関係者を招いたセレモニーイベントで発表され、翌日5/21(木)より正式運用開始(実際には5/18(月)よりプレオープン)。
なお、このアトラクションは本家「ユニバーサル･スタジオ･フロリダ」(アイランズ･オブ･アドベンチャー)にあるものの輸入導入ですが、そちらでは通常の映像であるため4K解像度の3Dは完全日本オリジナルです。
3D映像化のためアトラクション中は「3Dメガネ」を着用します。メガネはライドに乗り込んだ後にスタッフから手渡され、アトラクション終了後はライドから降りる前(安全バーが上がる前)にスタッフが回収します。メガネは「スパイダーマン」の物と同一と思われます。
同アトラクションは激しく揺れ動くため「3Dメガネが乗車中に落下するのでは」という懸念の声がありましたが、通常のメガネでも多少の揺れではずれ堕ちないのでその心配は少なく、実際乗車中メガネが落ちそうになるというのもなかったです。今回のリニューアルの変更点は映像が3Dになったことに加え、映像自体に細かい描写の追加があります。「ドラゴンがこちら側を向き火を吐く」、クィディッチ競技のシーンで「ボールが目の前を飛行する」、「ディメンターがこちら側に向かってくる」等3D映像の効果を利用した映像が新たに。
最初と最後の「異空間(?)を飛ぶ」映像も3Dになっていて、正直以前は何の映像がよく分からなかったこれも、3D映像になったことで迫力ある映像に。
アトラクションがプラットホームに着いた時にダンブルドア校長の「ゴーグルは生徒に返却するように」の台詞の追加。
これ自体はささやかな変更ですが、ダンブルドア校長(日本語吹替)役の声優『永井一郎』は2014年1月に死去されているため「後々アトラクションが3D映像化にリニューアルする事を見越してUSJは予めこの台詞も収録していたのでは」、「(死去されているため)合成音声で作ったのでは」などと議論に挙げられています。今回のリニューアルはアトラクションの映像部分の内、その映像が3Dになった"だけ"であるので、正直そんなに変わった感じはしません。確かに3D映像になって迫力は増していますが「以前と全然違う」とまではないと思います。
映像以外のパートで「3Dメガネ越しだと(実際の)造形物は見えにくいのでは」と言われていましたが、暗いアトラクション内ではメガネ越しと肉眼で見る景色はそんなに変わらないです。
激しく揺れ動くライドで3D映像を見るため、「非常に酔いやすくなった」のが難点かもしれません。自分も以前は全然平気でした(元々この手のアトラクションには酔いにくい)が、今回は2、3度続けて乗ると若干気持ち悪くなってしまいました。
余談「待ち時間の表記について」
入口で出ている看板や公式サイト等でアトラクション待ち時間を見ると「200分(3時間20分)」や「240分(4時間)」とか出ててびっくりすると思いますが、「そんなに長く待たなかった」ということが多いのが現状、そうこのアトラクションとにかく「待ち時間表記がいい加減」な事でも話題です。そもそもUSJではアトラクションがトラブルで停止した時やエクスプレスパス利用で通常待ち列が進まなくなるのを見越して多少待ち時間を多めに表記しますが(それでもディズニーランド等に比べるとかなり適当な見込み)、なぜかこのアトラクションは異様に多めの待ち時間表記をします。
自分の経験則上、実際の待ち時間は「表記されている時間の半分程度」です(トラブルで一時休止等がない場合)。もっと大まかな目安としては昼間の混雑がピークの時は大体2時間弱ぐらい、朝･夜等空いている時間帯でも45分前後は待つと思った方が良いでしょう。ただし連休中日など混雑時は本当に3時間ぐらい待つことはあります。
USJのこの表記方法については「エクスプレスパスを売るために多めに待ち時間を表記する、一種の詐欺に近いのではないか」という厳しい意見もあります。USJも頑なにこの表記方法を変えないので、何か理由があるのかもしれませんが、これ以上続けると増々誤解が広まっていくように思います。