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Channel: アミューズメント レビュー
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「東京ワンピースタワー」

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季節は春、今年2015年の春に東京に新たなアミューズメントスポットがオープンします。東京タワー下の商業エリア「フットタウン」内に、最早説明の必要がないくらいの世界的人気作品『ワンピース』をテーマにした施設「東京ワンピースタワー」が3/13(金)グランドオープンです。

ワンピース自体は常設・期間限定問わず全国各地の遊園地で関連イベントが行われており、東京池袋にある(株)ナムコが運営するパーク「J-WORLD TOKYO」(2013年オープン)等いちコンテンツとして常設の施設もありますが、ワンピース"だけ"を扱っている所はここが初めてであり『日本初となるワンピース専門のテーマパーク』というキャッチコピーになっています。

なお、この施設は(株)アミューズによる運営・経営であり、上記の「J-WORLD TOKYO」(ナムコ)とは無関係です。まぁ、別会社で別の場所とはいえ比較的近辺にて同様のコンテンツ・テーマを扱っているので、後出しジャンケンのこっち(東京ワンピースタワー)が「ケンカ売ってる」とも取れますが・・・。


そんな裏事情の考察はさておき、さっそく施設について紹介していきましょう。前述のようこの東京ワンピースタワーは「フットタウン」内の1階、3~5階に跨って設置された施設で、厳密にいうと3階~5階はパーク専用の有料エリアで1階のショップとレストランは併設施設、パーク入場関係なく誰でも利用できる施設になっています。

エントランス

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上記のよう3階にエントランス、チケット売場があります。このパークの料金体制は入場・中の施設やアトラクション全て含んだ料金大人3,200円しかありません。なお、チケットは混雑状況により販売を中止することもあり待ち列スペースもそんなにないので「列に並ぶため」の整理券が発行されることもあります(電話番号やアドレスを登録しておいて空きが来たら呼び出しがくる、ファミレスのような方式)。

セブンイレブンチケット等で時間指定の前売り券もあり、こちらは大人3,000円。東京タワー展望台とのセット券3,900円もあります(展望台は900円なので、ワンピースタワー分は実質3,000円)。

3/13(金)13時のグランドオープン時には、日本電波塔(東京タワーの正式名称)の会長・社長、運営のアミューズの会長・社長によるテープカット及び上記のメインモニュメントの除幕式が行われました。
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この日13日はオープン初日とあって13時の時間指定前売り券を持った方が大勢訪れ、オープン前の待ち列は階段を使ってフットタウン5階まで伸びてました。ただ、その13時前売り券より当日券の列に並んだ方が5分程ですが早く入れたという不思議な現象も・・・。

3階施設紹介

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入場ゲートから館内に進むと一本道で、そこにはワンピース原作コミックの名シーンが展示。ただの漫画の拡大ではなく、近づくとライトやプロジェクターによる演出があったりコミックにタッチすると台詞が出てきたりという仕掛けがあります。
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一本道を抜けるとサウザンドサニー号やキャラクターのオブジェクトが。画像に一緒に写っているのは館内案内係のスタッフ。案内係がまるでコンパニオンのよう派手な衣装、そして劇団員並のテンション高くキャラになりきって勤務しているのもこの施設の特徴です。
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3階にあるのはキャラクターの衣装をレンタル、撮影できる「なりきりスタジオ」と小さなお土産ショップ、そして出口へ続く道。出口の道には原作者書下ろしのイラストが展示されています。

4階・5階アトラクションエリア

そして4階へと続くエスカレーターがあって、アトラクション関係はこの4階に設置されています。周りの造形物関係はナンジャタウンとかに比べると若干荒っぽさはありますが、ボタンを押すと仕掛けが作動するなど一応のエンターテインメント性は持ち合わせています。
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その上5階は「ドレスローザ編」におけるコロシアムと海軍の基地(?)のエリア。ここにも1つアトラクションとライブショーの2施設があります。
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東京ワンピースタワーはショップ等グッズ販売だけでなくアトラクションも充実していて、バラエティに富んだ遊びを楽しめます。詳細は以下のリンクを参照。
 →[ 「東京ワンピースタワーのアトラクション」]

1階ショップ・レストランエリア

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前述のようパーク入場には関係なく、誰でも1階のショップとレストランは利用できます。ショップはここ限定の商品も結構多くて、この日は一時入店制限をするなど大変混雑していました。ショップの奥には軽食関係が楽しめる『Cafe Mugiwara(カフェ ムギワラ)』と、

本格「バイキング」形式のレストラン『サンジのおれ様レストラン』があります。ショップのそうですが、この2つのレストランもフリー入場ということで大変混雑しており、夕方でその日の受付枠が全て埋まってしまうような勢いだったようです。
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感想

原作漫画、立体オブジェクト、アトラクション、ショップにレストランと様々な要素でワンピースの世界を楽しめ、作品に詳しくなくてもワンピースの素晴らしさが伝わってくるような施設です。規模的には小さいですが非常に密度が濃く充実していて、長く楽しめると思います。

ただ、内容的には所謂「一度見れば良いや」というものがほとんどなので何度でも、また行きたくなるようなパークではないと思います。おそらく東京タワーの併設施設ということでリピーターや顧客の確保というよりは観光スポットとして広く注目されることを目的とした施設なのでしょう。実際地方の方や海外の観光客もかなり多く見られて、運営もそれを見越しているようでどのスタッフも簡単な英語のやり取りはできるよう研修されているようでした。

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