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「エヴァンゲリオン ザ・リアル 4D」  <USJ>

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5/10(日)まで開催されている「ユニバーサル・クールジャパン」にて実施されている期間限定アトラクション。日本を代表するアニメ作品『エヴァンゲリオン』を題材とした3D映像+ギミックの4Dシアター。会場のシネマユニバーサルは普段「セサミストリート」及び「シュレック4D」の4Dシアターアトラクションが開催されている場所で、「シュレック4D」をイベント期間中は上映を休止する形で運営します。

午前中はまで「セサミストリート」、午後から(※)この「エヴァンゲリオン」になります。
※時期や閉園時間によって異なりますが今のところ平日13時から、午後14時からのようです。

プレショー

受付の扉を入ると、そこは「第3新東京都市」の地下シェルター(という設定)。ゲストは使徒襲来のためシェルターに非難してきたという設定です(画像は出口にある同じような風景の場所)。入場が済むと、プレショーのスタート。
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最初はエヴァンゲリオンでお馴染みの、上記画像の会議シーンから。部屋の後ろ(最初入ってきた方)の頭上には作中と同じポーズを取る「碇ゲンドウ」の等身大フィギュアがいます。気付かない人も結構いるようなので、プレショーが始まったら後ろを振り返ってみましょう。

会議のシーン後は場面が変わり、「緊急避難」を示すニュース画面に。モニターには「葛城ミサト」他NERV(ネルフ)のスタッフが登場し、「手違いでゲスト達を保護対象外のシェルターに案内してしまったため、軍事用輸送機で皆さんを護送する」と発表。同時に輸送機(アトラクションシアター内)での注意事項も流れます。アニメと同じ音楽も使われていて、ファンには嬉しいシーンです。
小ネタとして、「緊急避難ニュース」のバックには『失われた日本の風景シリーズ』(使徒の襲来によりもう今はない日本の地域)が映るのですが、北海道,富士山,沖縄に混じってユニバーサルスタジオジャパンも登場します。
プレショーが終われば、いよいよメインショーであるシアター内へ。

アトラクション内容

ゲスト達は輸送機に乗り、今の地下シェルターエリアから脱出。最初は輸送機が動くシーンの、ごく普通の3Dシミュレーションライドといった感じです。元々のシネマ4D(「シュレック4D」など)と同様、椅子は常時激しく動きます。

地下から脱出した途端、そこに使徒が襲来。急遽輸送機も使徒殲滅作戦に参加することに。ここで一端画面が切り替わり、「エヴァンゲリオン」の発進シーンへ。アニメでのエヴァンゲリオン発進の瞬間が3D立体映像で鮮やかに再現されます。

この後再び輸送機からの視点へ。碇シンジが乗ったエヴァンゲリオン初号機はなぜか停止し、使徒の攻撃を受けるシーンや綾波レイやアスカ(が乗ったエヴァンゲリオン)も登場し、ATフィールドを破ろうとする場面など、アニメ同様の迫力の戦闘シーンが繰り広げられます。

最後、エヴァンゲリオン初号機は暴走。使徒を喰らうシーンが展開されますが、ここは使徒の血飛沫(?)に合わせて水がかかります。水の量が多いのとシーン自体が長いので本当に返り血を浴びているんじゃないかと思わず錯覚するほど、リアルというか少々気分の悪くなるシーンです。

暴走するエヴァンゲリオン初号機に対し必死にパイロット碇シンジに声をかけるミサトさん、するとまた突然画面が変わって「碇シンジの心情(?)」のシ-ンに。そこになんと渚カヲルが登場。彼の登場シーンではシアター頭上からシャボン玉が出てきます。

これがきっかけで、碇シンジはミサトさんの声に応答。暴走は収まり、使徒も殲滅できいろいろあったけど無事ミッション完了、というところで映像は終了、

と思いきや、最後の最後でまた画面が突如切り替わり、碇ゲンドウが意味深な言葉を残すシーンがラストシーンです。最後はアニメと同様真っ暗な画面に右下に大きく「つづく」と出る。

退場時には、映画「新劇場版:序」の主題歌、宇多田ヒカルの『Beautiful World』が流れます。

感想

アニメ及び映画(劇場版)で繰り広げられた使徒との闘い、エヴァンゲリオンの戦闘シーンがそのまま3D映像になっており、「エヴァンゲリオンの世界を体験できる」と共に華麗なCGでかなりクオリティの高いシアター系アトラクションになっています。ギミックの仕掛けも通常版同様やり過ぎの感じもありますが、体感的演出としては立派でしょう。

良くも悪くもエヴァンゲリオンの世界をそのまま再現しており、最初プレショーやアトラクション本番でも渚カヲルのシーンや最後の会話シーンなど、意図が分からずもやもやしてしまう、普通の考えでは「いらないのではないか」という展開もあるので、それが作品を再現している点でプラスになっているのか、全体のバランスの悪さを招いてマイナスになっているかは微妙なところです。

期間限定なのが惜しいですね。このまま新アトラクションとしてオープンしても十分継続していけるような気がします。

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