東京ディズニーシーにて毎年恒例のアトラクション「タワー・オブ・テラー」の特別バージョン『レベル13』が今年も実施されます。しかし、今年は新たにタイトルが『レベル13 ~シャドウ・オブ・シリキ~』と改められ(副題が付けられ)、演出内容も一新された全く新しい「タワー・オブ・テラー」が体験できます。
ポイントは落下回数の大幅な増加と、これまでにない新しい演出の追加、体験時間自体も長めとなり、通常版及び昨年までの「レベル13」とは比べものにならないくらいスリルが増しています。
※「タワー・オブ・テラー」の基本情報や昨年までの「レベル13」については上記リンク先を参照。
※「タワー・オブ・テラー」の基本情報や昨年までの「レベル13」については上記リンク先を参照。
以下、アトラクションのネタバレ含みます。
「レベル13 ~シャドウ・オブ・シリキ~」演出内容
これまでの「レベル13」と同様、建物の外観やプレショー等の変更はありません。「レベル13」時のみプレショーにて「ステンドグラスにシリキ・ウトゥンドゥの影が横切る」のは今回もありました。ゲストは秘密の倉庫を通って業務用エレベーター(アトラクションライド)へ。エレベーターに乗り込むと、通常版とは全然違うシリキ・ウトゥンドゥの本気の呪いが襲いかかります・・・。
エレベーター(ライド)の動き
・まずは通常版と同様にエレベーターは「ハイタワー三世の寝室」に到着し、「シリキウトゥンドゥの目が光りハイタワー氏がエレベーターシャフトに放り込まれる」様子を見ます。この時いつもある「部屋とエレベーター周辺が宇宙空間のようにキラキラ光が瞬く」という演出はありません(理由は後述)。続いての「鏡の部屋」の演出も全く同じです。・「鏡の部屋」の扉が閉まった直後、ワイヤーが切れるような音がしてエレベーターが突然落下。1度停止してもう一度落下するという2段階に分けての落下で、初めてだとかなりびっくりするところです。
この時エレベーターは緑の光に包まれ、分かりにくいですが正面に「ワイヤーを引きちぎっているシリキウトゥンドゥの影」が写ります。
この時エレベーターは緑の光に包まれ、分かりにくいですが正面に「ワイヤーを引きちぎっているシリキウトゥンドゥの影」が写ります。
・その後エレベーターは一気に最上階へ上昇。最上階から落下(3回目)、と思いきやちょっとしか落下せずまた上昇、再び最上階に戻って今度はそこから大きく落下(4回目)します。
画像の赤枠が通常版では最初に到達する最上階の窓で、その下の青枠が通常版2度目の上昇で到達する地点。今回のシャドウオブシリキでは、 赤枠最上階→青枠部分までちょっと落下して赤枠まで上昇→そこから大きく落下 という流れになります。・上記4回目の大落下のあと、エレベーターはシャフト内をまた上昇して落下します(5回目)。これは通常版での最初の落下後と同じ流れです。
・5回目の落下後、エレベーターは一旦停止しシャフト内は「宇宙空間のようにキラキラ光が瞬き」ます。すると奥から宙を舞うシリキウトゥンドゥの顔が現れ、どんどんこっちに迫ってくる。それを避けるようにエレベーターは(6回目)。
この演出は今回で追加された新しい演出ですが、場所自体は最初の「ハイタワーの寝室」で、そこの光が瞬く演出と通常でも使っているモニターをにて新しい映像を使用してこの演出を表現しています。今回最初「宇宙空間のような光」の演出がないのはそのためです。・6回目の落下後は4回目の大落下後と同じく、シャフト内上昇→落下(7回目)があります。最後7回目の落下ではエレベーターが擦れて火花が出るような演出あり。
このように通常版では3回、これまでのレベル13でも4回であった落下回数が今回は7回と大幅に増えており、しかもそれぞれの落下も不意打ちが多いです。
このアトラクションは絶叫好きから言えば「落下距離やスピード感がなくてスリルが足りない」と言われることの多いアトラクションですが、今回のシャドウオブシリキVerでは基本性能がアップしているとかではないものの不意打ちや演出との相乗効果が相まって、たぶん絶叫マシンとして見ても「スペック分を演出で補って十分スリルは出ている」と思います。
大変満足度の高い今回の「レベル13 シャドウ・オブ・シリキ」、それゆえ3/20(金)までの期間限定なのが非常に惜しい。また来年以降もやるのだろうという希望はありますが、これであればいっそリニューアルとして今後もずっとこのバージョンでやって欲しいと思う程です。たぶん自分はもう通常版タワー・オブ・テラーでは満足できないと思います。
東京ディズニーシーでは今年4/24(金)、「マーメイドラグーンシアター」にて新しい演目『キング・トリトンのコンサート』がスタートします。現在のところアトラクションの入口に大きな変化などはないみたいでした。