もう終了してしまったイベントになるのですが、8月16日(土)、17日(日)に海浜幕張で開催されたロック・フェスティバル「サマーソニック」(サマソニ)、そこに今年お化け屋敷が出展されました。
お化け屋敷の製作は「オフィスバーン」、今年全国10ヶ所でお化け屋敷を開催している同社ですが、これで全国11ヶ所目の開催になります。
お化け屋敷は企業ブース「パピコ」にて実施され、同ブースにてパピコを購入した方が体験できるものです。なお、同会場へはサマーソニックのチケットがなくても入場できました。
お化け屋敷自体は無料ですが、前述のようパピコの購入(200円)が必要。なお、動画サイトにて内部の配信を行う関係で、参加前に同意書の記入をします。開催中は「ニコ生」でもライブ中継があったようです。
お化け屋敷中継動画:YouTubeにて「papico お化け屋敷 体験動画」で検索。10日前後(8/26(火)頃)随時配信予定。
お化け屋敷ストーリー
かつてこの家に住んでいた長い黒髪を持つ女性「怜子」、彼女は母に古くから使っている鋏で髪を切って貰う時が至福の時間であった。しかし、母は怜子が高校生の時に亡くなり、その鋏は留め具が緩んでいるため一人では使えない。だが「心を許した相手以外には自分の髪を切って欲しくない」と、怜子の髪は次第に長くなった。※イメージです。実際こんなラブロマンス的な要素はありません。
やがて怜子には恋人ができる。二人はこの家で一緒に住むようになり、やっと心を許せる相手ができた怜子は彼に髪を切ってもらった。。だが、彼は古い鋏は使い辛いと怜子に黙って新しい鋏を使っていた。それを知った怜子はショックを受け、二人の仲は急に冷め始めた。
ある日、怜子が帰ってくると家の鍵が開かない。よく見ると鍵が変えられている。家の中から聞こえてくるのは恋人と別の女性の楽しそうな会話。家に入りたいと何度もインターフォンを鳴らしても、何の反応もない。怜子は一晩中インターフォンを鳴らしたが、家に入ることはできず何日も町をさまよった挙げ句、自らの命を絶った。
しばらくして、彼の元に差出人不明の小包が届いた。中には黒髪がぎっしりと詰まっていた。それが怜子の髪の毛だと彼が悟った時、部屋のインターフォンが鳴った。モニターを見てみると誰も映っていない。すると後ろから聞き慣れた声がした。
「ようやく入れた」
そこにいたのは髪は引きちぎったように切った怜子、首筋には鋏の片方の刃が刺さっている。怜子の手に持つもう片方の刃は彼の元に向けられた。
「ふたりでひとつ…」
「ようやく入れた」
そこにいたのは髪は引きちぎったように切った怜子、首筋には鋏の片方の刃が刺さっている。怜子の手に持つもう片方の刃は彼の元に向けられた。
「ふたりでひとつ…」
それ以来、この家には怜子の霊が今でも現れるという。インターフォンが鳴ったら、ご注意を…。
ストーリーのテーマとなっている「ふたりでひとつ」、また「鋏」の刃が片方ずつ(怜子と恋人と)というのは、2つで1セットになっている「パピコ」をイメージしています。
お化け屋敷内容
左の茶色い扉、玄関より家の中に入ると早速鋏が突き刺さって死んでいる遺体(恋人のものと思われる)、そして黒髪だらけの廊下。その先の部屋にストーリーにあるインターフォン、そして外を映すモニターがあります。近づくと突如インターフォンが鳴り響き、受話器を取ると…以下反転:
家の奥に進み出口の近くには、鋏を持ってこちらをじっと睨む玲子(アクター)がいます。狂気の表情を浮かべる彼女から、無事逃げることはできるのでしょうか・・・。でもその先はもっと怖いことが起こるんですけどね。
受話器からは女性(玲子)の「やっと入れた」という声、それと同時に外を映しているはずのモニターが自分の方を映し出し、そのモニターに映るのは自分と「その後ろに血塗れの女性」。驚いて振り向くと目の前にお化け(アクター)が迫ってくるという、世にも恐ろしい体験です。 |
家の奥に進み出口の近くには、鋏を持ってこちらをじっと睨む玲子(アクター)がいます。狂気の表情を浮かべる彼女から、無事逃げることはできるのでしょうか・・・。でもその先はもっと怖いことが起こるんですけどね。
以下反転:
玲子の先にある扉は「出口ではなく」、中からは別のお化け(アクター)が出てきて、同時に横の壁が開きさっきの玲子が横から襲うという・・・ お化け2人かがりで迫ってきます。しばらくすると本当の出口が開きますが、そこでも生首が落ちてくるというちょっとした仕掛けが。 |
感想
お化け屋敷は非常に狭く距離も短いのですが、その短い部分にお化け屋敷の恐怖の仕掛けがぎゅっと凝縮されていて、非常に密度の濃い体験ができます。上記の反転部分にある通り、一つ一つの脅かしは非常に派手で、やり過ぎだろって思うくらい強烈なパフォーマンスです。2日間しか開催されなかったので体験される機会に恵まれない方も多かったかもしれませんが、上記の動画配信ではかなり詳しい内容で放映されるみたいなので、そちらをチェックすると様子を知れるかもしれません。