「ハリーポッター」で話題のUSJ、大阪のホットな話題をもう1つ。ここ最近ではそのUSJを始めいろいろな所でゾンビが出るお化け屋敷、アトラクションをよく目にするなどテーマパーク関係でもブームになりつつある(そのような気がする)ゾンビ、そのゾンビをメインテーマにした期間限定お化け屋敷アトラクションが開催されています。
その名も「ゾンビ防衛大学」、ゾンビ対策を行っている学園機構という設定で、ゾンビの襲撃を体験するという新感覚のお化け屋敷です。これまで数々のお化け屋敷をプロデュースしてきたマイケルティーさんの作品の一つです。
ウォークスルーだけでなくアクターのスタントを見るシーンや一部謎解きがあるなど様々な要素が融合されていて、また出てくるゾンビも上記の画像(ポスター)にあるように女子高生、看護婦、さらには髪型がパーマでやや小太りの中年女性、いわゆる「大阪のおばちゃん」のゾンビなど種類がバラエティ豊かなのも特徴です。
※ちなみに、昨年の「大丸 神戸店」で開催されていたお化け屋敷(こちらの製作は東映)でも同じ様な装飾エレベーターがありました。
前述のよう、舞台はゾンビ対策を専門に行っている学園機構で、"現在建設中"の大学。ここで演習用のゾンビが放たれた校内にてゾンビ対策機器を試す体験入学をします。
時間帯毎に若干内容が異なっておりオープンから14時までが「普通クラス」、14時以降は「夜間クラス」になります。夜間クラスは普通クラスに比べゾンビの数が大幅に増えているようです。
アトラクション内容(夜間クラス)
・最初に大学の教官(?)によるレクチャーを受けます。その最中にゾンビが乱入し、緊急派遣された特殊部隊による殲滅活動・・・ この一連の流れをアクター及び映像の演技で見ます。・一先ず状況が落ち着いたら、学園の中へ。ルートはAとBの2コースがあり、好きな方へ進みます(案内は一組ずつ間隔を空ける)。なお、コース途中にも分岐点があることも。
開始当初7/19(土)、20(日)の段階ではAコースの方が怖いという設定でしたが、21(月)以降はAとBコースによる怖さに違いはないようです。また当初は各コース最後まで1本道で独立していましたが、現在は途中で合流して各コースともより長い距離を楽しめるようになっています。
・学園内には様々なゾンビが徘徊していて、お客を(人間を)見つけ次第襲いかかってきます。コース途中には「ゾンバリアー」というボタンがあり、押すと周辺のゾンビの動きが一時止まるため、ボタンを見つけ次第押してゾンビを止めつつ進んでいくのが基本です。
・ゾンビだけでなく、コース中にはゾンビが収容されているガラス張りの部屋(映像)、ワクチンを製造している部隊の様子が映し出されたモニターがあり、世界観を盛り立てています。
問題は最初のレクチャーや道中のモニターの内容、さらにはゾンビに関する一般(?)知識(「ゾンビは体のどの部分が弱点?」など)も含まれており、普通クラスと夜間クラス両方を体験しないと分からない問題もあるみたいで、全問正解はかなり困難です。また問題は定期的(毎日?)に変わるらしい。
この学生証はかなり人気らしく、同日中に再挑戦すれば割引で入場できる「リピーター割引」もあって1日に何度も挑戦する方がよくいるとのことです。
感想
ただのウォークスルーだけでなく最初のプレショーで間近で演技を見たり、道中の行動分岐など、体感的に楽しむことができます。ゾンビのメイクや造形物がかなりリアルで凝っているな反面、イベントホールでの実施のためどうしても内装や雰囲気は仮設的な感じが否めずコース距離も短めですが、それでもゾンビが蔓延っているという特殊な状況を体験できるでしょう。上記のよう7/21(月)から内容が調整されているので、オープン当初に行った方ももう一度体験すればより楽しめると思います。
なお、この「ゾンビを対策するための大学」というのはもちろんフィクションではありますが、今年5月にはアメリカ防総省で「ゾンビ」襲来の対応策を策定していたというニュースも報じられたので、あながち全く起こりえない世界とは言えないかもしれません。
「ゾンビ防衛大学」のある心斎橋の近くにある、「京セラドーム」でもゾンビをテーマにしたホラーアトラクションが開催(主催者に関係性はないと思います)。こちらの「THE 迷宮の館」はお化け屋敷と謎解きゲームの融合をより意識しており、制限時間内にゾンビが徘徊する屋敷の謎、迷路を抜けるアトラクションです。
館内はやや明るく脅かし要素もそんなにはありませんが、壁に書かれた問題を解く所で、その部屋に普通にゾンビがいて脅されながら謎解きしなくてはいけないというのが新鮮なところですね。第1ステージはそんなに難しくはないですが、第2ステージは脅かしがない代わりに問題が非常に難しく(ややこしく)、制限時間以内に解くことは困難です。
この少女も"ゾンビ"(漫画:「さんかれあ」より)