オフィスバーンの今夏のお化け屋敷紹介第5弾、秋田で同社のお化け屋敷は初開催です。開催場所は大手ショッピングセンター「イオンモール秋田」。そこのイベントホールで実施されます。この先のホール内にお化け屋敷である古い木造の家が設置されています。
テーマは女性の「顔」に纏わる愛憎劇で、「秋田美人」という言葉もある現地にぴったりの(?)題材になっています。
ストーリー
かつて、透き通るような白い肌をした「志乃」という美しい女性がいた。彼女は結婚を決めた男性がいた。 ある日、志乃は頬に小さな吹き出物をみつけ、それが気になった彼女は友人の吹き出物を隠す白粉(おしろい)を貰う。白粉をつけると吹き出物は隠せるが、その下で肌は醜く爛れた。それを隠そうとさらに白粉をつけるという悪循環となり、やがて志乃は恐ろしい顔に変わってしまう。そんな志乃の素顔を目にした婚約者は、恐怖と嫌悪を感じ志乃の元を去った。志乃はそれでも彼が帰ってくるのを待って、毎晩彼の好物である魚の皮を剥いで夕飯の用意した。 しばらくして、志乃は(白粉をくれた)友人が自分の婚約者と付き合い始めたという噂を耳にした。志乃は悟った、友人がくれた白粉は毒で、全ては彼女の策略であったことを。 そしてある晩、志乃は友人の部屋に忍び込み彼女の顔の皮を剥ぎ、自分の顔につけた。 「私、きれいになったでしょ?」 そんな事をした志乃が受け入れるわけがなく、彼女は傷心のまま自ら命を絶った。 それ以来、この町では今も志乃の霊が彷徨っているという。美しい女性の顔を探して・・・。 「あなたのきれいな顔をちょうだい……」
お化け屋敷内容
お化け屋敷の舞台は、志乃が住んでいた家。家の中は純和風の作りで、彼女のものと思われる花嫁衣装が置かれています。そしてストーリー通り、家中に裁いた魚もあります。凛とした佇まいが、逆に不気味です。そしてこのお化け屋敷のミッションは、家の中にある手鏡に「自分の(入った方で代表者一人の)顔を映してくる」こと。志乃は今でもきれいな顔を狙っている。顔を映した時、何が起こるのか・・・。そしてその先家の奥部では、邪道に染めてしまった志乃の恐ろしい一抹を見ることになります。
以下反転:
家の志乃が殺したと思われるたくさんの人の遺体が並んでいる部屋があります。そして志乃も、奥で刺身包丁を持って待っている・・・。 |
感想
今夏のオフィスバーンのお化け屋敷の中で雰囲気な怖さはこれが一番だと思います。純和風の中で、志乃の恨み・歪んだ感情がこちらまでじわじわと伝わってくるような気がします。同社の五味プロデューサーもここが一番ぐらいに怖いとのことです。それでいて志乃(アクター)の動きも激しい。メインの手鏡に顔を映す場面では私も腰を抜かしました。
8月中旬(8/16(土)頃からを予定しているとのこと)より演出が変わり、さらに怖くなる「超絶叫編」になるとのこと。今ですら東京ドームシティのお化け屋敷でいう「超絶叫編」と同じくらいの怖さだと思うのに、これ以上怖くなったらどうなるのでしょうか・・・。