ハウステンボス「ゲームの王国」のメイン施設となるのが、このゲームミュージアム。ゲームの歴史等の展示や世界唯一の物を含む希少なゲーム機器の展示、実際に見る・遊ぶことができる体感施設と様々な要素で構成されています。
ミュージアムに入ると、まず最初に目に入るのが案内ロボット「サッチャン」。ミュージアム施設の紹介の他簡単なゲームで遊べるモード会話モードなどの機能もあり。後ろにあるのは「ドルアーガの塔」や「メルヘンメイズ」(どちらもナムコのゲーム)など1980年代のアーケードゲームのポスター。ゲームのポスターはミュージアムの至る所に貼ってあります。
館内へ進み、ミュージアムの中央にあるのがミュージアムの象徴でもあるこの「ゲームツリー」。たくさんのモニターがツリー状に配置され、そのモニターでは時代毎にゲームの移り変わりが、その当時流行したゲーム作品の映像と共に映し出されます。
ゲームの世界を再現したジオラマ。「実況パワフルプロ野球」のバッティングゲーム、「どこでもいっしょ」、「レイトン教授」のギャラリー(館内を舞台とした簡単な謎解きラリーあり)、巨大なスマホ(タブレット)でプレイできる「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」など。
なお、この造形演出を担当したのはかつてナムコ・ワンダーエッグやナンジャタウンの演出設計を担当した会社(アカツキ工芸(株)?)とのことです。
奥に展示してあるのは筐体版の「スペースインベーダー」、そして日本でフル稼働しているのはここだけらしい「アフターバーナー供廖▲薀ぅ疋ン仕様の「ハングオン」など希少な機種も。
画像右のは「コンピューター・スペース」という世界初のアーケードゲーム式ビデオゲーム。1971年頃に発売されましたが全くヒットしなかったという機種です。日本には輸出されておらず、今回全4色揃っての展示は世界でもここだけとなります。
その他にも、テーブル筐体式のゲーム、そしてこの「懐かしのゲームセンター」の近くには「UFOゲーム喫茶」と、1980年代の喫茶店でのメニューを取り扱った飲食販売ブースがあります。
そこでの食物をテーブル筐体で持ち込み、ゲームをプレイしながら飲食ができると、かつてのテーブル筐体ゲームがあった喫茶店の様子を体験することができます。自分もミルクセーキを飲みながら、ゲームをプレイしてみました。
以上の展示が1階のもので、2階にもスペースは小さ目ですが展示&体験ブースが。
「ゲームフューチャー」
「Wii U」や「PS4」など最新のハード機が試遊できます。そして最新のゲーム機器、「オキュラス リフト」を使ったゲームも。「オキュラス リフト」はバーチャルリアリティに特化したヘッドマウントディスプレイで、ゴーグルのように頭に付けると目の前に映像が映り、(ゴーグルと一緒に)顔を動かすことで周りの景色も変化うする、そんなリアルな仮想現実を楽しめます。
映像にて空を舞うシーンでは本当に一瞬浮いたような感覚になるなど、このリアルさは凄いです。これがもっと進化するとアニメ「ソードアート・オンライン」のような本当にリアルなバーチャル体験も夢じゃなくなる日も来るのでしょうね(そうか?)。
そういえば、昔ナンジャタウンにあったアトラクション「ファイアーブル」もこの「オキュラス リフト」の一種だったのかな。
感想
新旧合わせた数々のゲーム機器、希少なゲーム機器の展示、親しみやすいゲームキャラクターのジオラマに最新のゲーム機の体験などゲーム関係の施設としては非情にレベルの高いものになっています。しかし、なんというかただ置いてあるだけというような印象が強く、自分にはその製品について分かり易く解説しようという気持ちが伝わってこにくい施設だと思いました。ゲーム機器の展示や懐かしのアーケードゲームにしても、一部を除けば言ってしまうと秋葉原とかでも見れる遊べる物なので、関東圏の方がわざわざこのためだけに行くのもどうなのかなと思います。置いてあるものは確かに希少なものなのですが・・・。
この感想だけだとあまり良いこと言ってないですが、気軽に見れる施設としては悪くないです。今後展示物等も増えるかもしれません。