今年4月より稼働開始予定のアーケードゲーム「セーラーゾンビ AKB48 アーケード・エディション」、今さらの話題になりますが、3月中旬に横浜で実施されていたロケテストを体験してきたので、稼働前の前情報として参考程度になりますが紹介します。
「AKB48のメンバーがゾンビで登場し、彼女たちにワクチン弾を撃つ」という斬新すぎる内容で発表当時から話題沸騰のこのゲーム、どのような内容なのか、また簡単にはなりますが攻略法とかも合わせて紹介します。
まず最初にAKB48のメンバーから一人を選び、ゲーム中選んだメンバーをパートナーとして一緒に行動します。その他のメンバーはゲーム中ゾンビで登場。パートナーは本人が声優を務め、ゲーム中成績に応じて「凄い!あなたって天才!」とか褒めてくれるので、ファンにはたまらないだろうしそうじゃなくても褒められて悪い気はしません。
ゲームシステム自体は、2012年7月にリリースされた「ダークエスケープ3D」と同一です。筐体や銃、座席の振動に風の演出も同じ(このゲームは3Dではありませんが)なので、システム的に「ダークエスケープ」を流用していると思います。ゾンビの動きとかも同じです。
そのためか、ダークエスケープと同様難易度が非常に高いです。どう考えても防ぎようがないほど素早く攻撃するゾンビもいますし、連続で攻撃されて一気にライフを削られるような場面が多くあります。1コインクリア、ましてやノーミスクリアは絶対無理って感じです。
このゲームでゾンビに撃つのはゾンビから人間に戻すためのワクチン弾ですので、他のゲームと違い「弾を撃つとゾンビの体が損傷する」のではなく逆に「弾を撃ち込む毎にゾンビの顔色が良くなって人間に近づきます」。最終的には通常の人間と変わらないほどになり、この時頭で解っていても「もうゾンビじゃないので打ち込む必要はない」と勘違いしやすいので注意してください。倒れて画面から消えるまで撃ち込むことが重要です。
リズムアクションゲーム
ゲーム中何ヶ所かにあります。『フライング・ゲット』などAKB48の曲に合わせて銃のトリガーを画面の指示に従ってタイミング良く押していきます。画面ではゾンビとなったAKB48が本物と同じ振付でダンスを披露。タイミングが割とシビアで、一つのミスがそのままダメージに繋がるためいろんな方面で厳しいゲームになっています。今回のロケテストでは第2ステージ?、最初のボスを倒すところまででした。製品版ではいくつのステージになるかは不明です。
感想
あまりにも斬新というか突拍子もない内容ではありますが、シューティングゲームとして基礎はしっかりしてますし普通のゲームとしては面白いと思います。またAKB48が本人の声で出演しゾンビ姿になる、実際と同じ振付でダンスモーションをするなど技術的には相当高度なものと考えられます。なので視覚的に、演出的には申し分ないです。ただし、それ以前の問題として「ダークエスケープ3D」と同様難易度が異常に高く、単に難しいとかじゃなく物理的に無理レベルのものであるので、一般層のお客は懸念すると思います。自分も比較的シューティングゲームは得意だと思いますが、第2ステージクリアまで10回以上コンティニューしました。2回目もほぼ同じくらいだったと思います。この辺のバランスを調整しないと、マニア層しか食いつかないのではと思います。
「ダークエスケープ3D」とかは海外展開を視野に入れているため難易度が高い(海外では日本の基準より難易度の高いゲームが好まれる)という事情がありましたが、このゲームは日本国内向けだと思うのでどうなのでしょうか。もしかして、これも海外展開を狙っているのでしょうか。
ロケテストはもう終了していまして、製品版は4月のいつかはわかりませんが、少なくとも今月中には稼働開始ですると思います。