東京ジョイポリスに3/20(木)新アトラクションがオープンしました。同名ラジオ番組(後述)とタイアップしたサウンド+αのホラーアトラクション。サウンド部分で声優「柿原徹也(かきはらてつや)」が出演していることで、キャッチコピーも「声優×ホラー×アトラクション」と「声優を起用している」ことを強調しています。
なお、元になったラジオ「四十五番目の話」は、2014年4月から(つまりまだ放送されていない)ラジオ日本,ラジオ大阪で放送が開始されるラジオドラマ。81プロデュース所属声優の伝坂勉が手掛け話題の人気声優を毎回主役に迎えるとのこと。よってラジオ本編では「柿原徹也」以外の声優も登場するみたいです(実際、柿原徹也は81プロデュース所属ではなくフリーランス)。
アトラクション外観はこちら、かつて同じ場所にあったアトラクション「アナザー 死へのトビラ」の跡地にでき、中のシステム等もほぼそのまま流用しています。
ストーリー
舞台はある学校の「オカルト研究部」。ここではオリジナルの怖い話を作り、語るという部活動が行われている。そんなオカルト研究部に体験入部をし、ある男子生徒に纏わる怪談話を聞くことに。ただの怪談・肝試しと思いきや、そこで不可解な現象が・・・?・案内役のスタッフに誘導され学校の教室(部室)に入り、席に座る(ちゃんと学校の机と椅子です)。そこで、案内人が「昔いじめにあって死んだ男子生徒の話」を語り始めます。語りに合わせ、照明や音響の仕掛けもリンクし、また案内人の語りも感情が込められ、激しくなっていく・・・。
このような内容であるため、このアトラクション(の前説)が面白いかは案内役のスタッフの技量(会話術・表現力)によるものが大きいです。・話を聞いた後、物語の舞台となった「ロッカー」に行きます。ここでヘッドフォンを付け、ロッカーに一人ずつ入り、扉が閉められます。つまりただヘッドフォンで話を聞くだけでなく「ロッカーに入った(閉じ込められた)」というかなり特殊な状況で怖いお話を聞くのです。このお話において、登場人物(死んだ男子生徒)を「柿原徹也」が演じています。
・ロッカーの中ではヘッドフォンから聞こえる物語以外にもいろんなことが起こりますが、終わった後も油断しない方が良いかも。
感想
同システムを使っていた前作の「アナザー」に比べれば演出や構成は進化していると思い、声優さん(を全面に押し出した)ホラーサウンドというのも珍しいし面白いと思いますが、ホラーサウンドとしては平凡でそれ以上にやはりセットの作り込みが甘い部分があるので、アトラクションとしては造形の完成度の低さが目立ってしまうと思います。結局このアトラクションが面白いかは前述にもあったよう案内人のスタッフの演技と、後は参加者が世界観に乗れるかが全てです。仲間内でワイワイとかだと、楽しいと思います。