USJのハロウィーンホラーナイト紹介の続き、今回はホラーナイト開催の18時から実施するアトラクションのホラーバージョンについてです。今年は映画『貞子3D_2』(※)とのコラボで、各ホラーバージョンのアトラクションにて「貞子」が登場、及び映画の物語が体験できるものになっています。
※今回のコラボする映画は今年8月に公開された最新作『貞子3D_2』となっていますが、アトラクション中の映像素材や物語のベースとなっているのは1998年に公開された一番最初の映画『リング』のものです。よってアトラクション演出の元ネタを知りたい方は当該映画を借りた方が良いと思います。
今年ホラーバージョンになるのは「ジョーズ」、「スペースファンタジー・ザ・ライド」、「ジュラシックパーク・ザ・ライド」(ライド系)、そして「ターミネーター2:3D」、「バックドラフト」(シアター系)の計5つのアトラクションです。本稿ではまず先3つのライド系のアトラクションを紹介します。
※記事の性質上、ネタバレを含みますのでご了承ください。
※記事の性質上、ネタバレを含みますのでご了承ください。
ホラーナイトでは毎年恒例となっている「ジョーズ」のホラーバージョン。アトラクションの待ち列は通常よりも照明を落としており薄暗く、いつもはアトラクションの舞台となるアミティについて紹介するモニターもついていません。ですが、時折画面にノイズ(砂嵐)が入り、画面にはあの井戸が映ることが・・・。なお、アトラクション待ち列のモニターにノイズ及び井戸が映るというのはジョーズだけでなく他のホラーバージョンアトラクションでも共通しています。
ボートに乗り込んだら、暗い海の中を出航。「"呪い"の存在を信じますか」とガイドが尋ねる中、陸地にはあの髪の長い女性『貞子』、そして次々と起こる怪現象に見舞われ・・・。
以下反転:
コース序盤の教会や中盤ボートハウスの中、そして終盤にある桟橋(高圧ケーブルの反対側)に貞子が現れます。最後の桟橋には井戸があり(なぜ橋の近くに井戸?)、そこから貞子が現れるシーンも。なお、今回サメは全く出てこず、出てくるのは貞子だけになります(水柱や炎などの仕掛けは作動します)。 |
「スペースファンタジー・ザ・ライド」
このアトラクションのボラーバージョンもお馴染みでして、今回も通常の光り輝く宇宙空間とは違い、何の灯りのない真っ暗闇を走行します。
まず、スペースポート入口に入ると、二人の子供の会話が聞こえ、「井戸に落とされて殺された女の人」の話をします(←もちろん、貞子のことです)。壁にはあの井戸の映像が映り、そして自動ドアの先には・・・。
コースターは、真っ暗な館内を猛スピードで進みます。今年は光源がライドのほんの一部しかないので、例年以上に真っ暗です。そしてスピーカーからは入口であった子供たちの会話の続きが流れます。童謡「かごめかごめ」をバックに、子供らしく無邪気に、そしてなぜか不気味に聞こえるような感じで、そして最後に現れるのは・・・。 暗闇を走るコースターと昨年までとは違いジャパニーズホラー特有のぞくぞくするような音響(会話)が合わさった、国内でも有数のホラー系コースターになっています。というか今年のは本当に怖いです。出口にて購入できるライドフォトは、今回のイベント限定で貞子が映り込んだバージョンになっています。
2011年からの、現在のスタイルのホラーナイトでは初となる(※)「ジュラシックパーク・ザ・ライド」のホラーバージョンです。
※2008年~2010年にて開催された「ハロウィーンスペシャルナイト」(4000円程の追加料金が発生するイベント)ではこの「ジュラシックパーク」及び次回紹介する「バックドラフト」もホラーバージョンになったことがあります。
※2008年~2010年にて開催された「ハロウィーンスペシャルナイト」(4000円程の追加料金が発生するイベント)ではこの「ジュラシックパーク」及び次回紹介する「バックドラフト」もホラーバージョンになったことがあります。
「ジョーズ」と同様、待ち列が大変暗く、そして森の中にはあの井戸があり、近くには貞子も・・・。ボートはジュラシックパークの中へ進みますが、いつもとは違い青白くライトアップされた森で、恐竜の解説ではなく、貞子に関する物語が流れます。
以下反転:
通常とは全く雰囲気が違うこのアトラクション。恐竜も動かずただ背景的にいるだけなので、「ジュラシックパーク」とは別のアトラクションと考えた方が良いでしょう。怖さのレベルは(個人的に)結構高いと思います。
アトラクション中に流れる物語は「貞子」が生前、井戸に落とされ殺されるまでのことを語ったものになっています。コース途中何箇所かに貞子及び井戸が途上。最後の落下のシーンではティラノサウルスが出る所にスクリーンが張られ、そこに貞子が映し出されます。ボートの落下と貞子が井戸に突き落とされたのとリンクするのを意識した演出です。 |
「スペースファンタジー・ザ・ライド」と同様、このアトラクションのライドフォトも今回用の特別バージョンになります。