どうも、今放送されているアニメでお気に入りの一つは「君のいる町」のmr_themeparkです。こういう青春ラブストーリーは自分とても好きです。
さて、最近何かと話題のUSJにさらに期間限定アトラクションがオープンしました。「バイオハザード」の世界をモチーフに、実際に銃を持ち実際に出てくるゾンビやクリーチャーを倒して進むサバイバルゲーム、その名も『バイオハザード・ザ・リアル』です。
昨年秋開催された「ハロウィンホラーナイト」に引き続き、USJとバイオハザードシリーズとのコラボ企画になります。
整理券
このアトラクションの参加には園内で配布する整理券または有料のエクスプレスパスが必要です。整理券は開園よりスペースファンタジー近くのステージ14にて配布しています。待ち時間は道いっぱいに人が並んでも30~40分程度ですが、配布枚数が少ないため開園2時間後ぐらいで配布終了してしまいます。アトラクションの開催時間はパーク開園1時間後~閉園1時間前のようです(9時開園、21時閉園の場合10時~20時)。なお、配布している所はステージ14のシアター内部。スクリーンにはバイオハザード関連の映像が流れます。
開催場所
会場は上記画像の、「スパイダーマン」近くにある「パレスシアター」という場所です。ここの2階部分をアトラクションエリアに使っています。なお、整理券・エクスプレスパスを持っていても会場の外まで列が出来ていると40~50分くらいの待ち時間が発生します。建物の中に入ると1階は明るい部屋。モニターにて今回使用する銃のCM、そしてバイオハザードの舞台となるラクーンシティが異常事態になっているとニュースが流れています。
2階へ進む階段部分からガラッと雰囲気が変わり、一気に殺伐とした雰囲気に。この階段を登るといよいよバイオハザードの世界。ゾンビが徘徊するラクーンシティです。
このアトラクションでは実際にこの銃型コントローラーを持ち、射撃をしながら進みます。腕に弾丸数、そして感染度(後述)を示すインジケータ付きです。銃は撃つと内部で震動(ブローバック)し、また脇のボタンを捻るとフラッシュライトが点くので、これで暗闇を照らしながら進みます。なお、このコントローラーはアメリカで軍事訓練用にも使われている本格的なものらしいです。
アトラクションの流れ
ラクーンシティの中には8人までのグループで進みます。グループを組んだら、ガンショップの扉が開き、アンブレラ社の特殊戦闘部隊の隊員が中へ案内。隊員はよりによって高圧的な態度、命令口調です。コースは2種類あり(選ぶことは出来ません)、1つは警察署(R.P.D)前まで行くルート、もう1つは病院内を行くルート。どちらも至る所にゾンビ、そして「リッカー」,「ハンター」等のクリーチャーが潜み襲いかかってきます。
昨年のハロウィンホラーナイトでも高い評価を得た街並みのセットやクリーチャーのリアルな造形演出が今回も活かされており、また前から横から後ろから、どこからでもゾンビが目の前まで迫ってきます。
昨年のハロウィンホラーナイトでも高い評価を得た街並みのセットやクリーチャーのリアルな造形演出が今回も活かされており、また前から横から後ろから、どこからでもゾンビが目の前まで迫ってきます。
このゾンビ達に向かって銃を撃ち、ゾンビは怯ませ倒れるまで撃って、こうして道を作っていきます。仕組みとしては的やセンサーを使っているのではなく、単純にゾンビ役のアクターが銃を撃った時の音や光に反応して演技をしているのだと思います。なのでゲームではなく真似事をしていだけと言ったらそれまでですが、そこは本場ハリウッド仕込みの演技、迫力は桁違いです。
そしてこのアトラクションでもう1つ重要なのは感染度メーター。バイオハザードのゾンビ達は「T-ウィルス」という特殊なウィルス感染・発症したものの成れの果てなのですが、このアトラクションでも感染度の概念があり、メーターによって示されます。
感染度の上昇するシステムははっきりとはわからなかったのですが、どうやらゾンビ(役のアクター)に近づくとメーターのセンサーが感知して数値が上昇するみたいなので、銃を使ってゾンビに近づかれないように進むのが攻略の鍵みたいです。ゾンビに襲われないよう(近付かれて感染度メーターを上げないよう)神経を張り巡らせて進むのは、まさにバイオハザードの世界ですね。また弾丸数も限られている(30発)ので、無駄撃ちはできません。
どちらのコースも終盤はアンブレラ社の隊員と共に共戦、最後は巨大なクリーチャー「タイラント」が登場します。目の前で隊員がタイラントに掴まれ、投げ出されるという迫真の演技も見れます。
第2ステージ
上記までがいわゆる「第1ステージ」で、ステージの最後で感染度をチェック。感染度メーターが赤くなってなければ(ウィルスに感染していなければ)さらに作戦の続行が出来ると判断され、第2ステージに進めます。なお、複数人(グループ)で参加の中で1人だけ進める場合、(条件をクリアしていない)連れの方とは一緒にいけず、そして拒否できる雰囲気もなく有無を言わされず第2ステージへ案内されます。
以下反転:
残念ながらT-ウィルスに感染した者はワクチンを取りに行くルートへ。入る前に弾丸は補充されます。研究所内もゾンビが出現、しかも中にワクチンらしきものはなく、壁に「You are Dead」と出るので結局幹線から回復せず死んでしまったということかな。その先が出口となるので、銃を返却して出口へ向かいます。
第2ステージは研究所に潜入し、研究所の起爆装置を作動させ電車で脱出するのがミッションです。起爆装置を作動させた途端カプセルにいる実験体が突如動き出したり、巨大なクリーチャー(「ネメシス」?)が登場するなどゲームさながらの雰囲気。最後の電車内ではモニター上にタイラントが登場します。自分はモニターに向かって銃を撃つも特に変化もなく、「You are Dead」と出てゲームオーバー。攻略法とかあるのかな。 |
感想
昨年開催された「ザ・マミーミュージアム」及びハロウィンホラーナイトでの「バイオハザード」アトラクションにて定評のある、ハリウッド仕込みの造形・演出は今回も存分に発揮されており、ここまで原作のゲームの雰囲気を味わえるのは他にないです。「バイオハザード」の世界がここまでリアルに体験できるアトラクションとして、最高レベルです。本当にゲームの主人公になった気分でした。ただ、ゲームとして考えるとグダグダもいいところで、何を持ってゾンビに銃がヒットしているか、感染度メーターが上昇しているかわからないので(銃のヒットに関しては、自分が考察した「ゾンビ約アクターが演技しているだけ」が正しいのであれば、そもそもゲームでもないことになります)、ゲーム性を重視するのであればこのシステムは納得できないと思います。
なので、考え方としてはゲームはあくまでも"おまけ"で、効果音が出る銃を持ってバイオハザードの世界を体感できる「お化け屋敷」と考えればしっくりするかもしれません。無論、もしかしたら自分が気づいてないだけで、ちゃんとセンサーによるヒットの判断とかあるのかもしれませんけどね。