「J-WORLD TOKYO」のアトラクション紹介、本施設には「ドラゴンボール」、「ワンピース」、「NARUTO」の世界観をモチーフにしたアトラクションが5つあります。
どのアトラクションも対象年齢層を低めに設定しているのか、ゲームの難易度は低く攻略性はあまりないです。
ドラゴンボールに出てくる、あの必殺技「かめはめ波」を疑似体験できるアトラクション。前方及び床がスクリーンになっている部屋にて特殊3Dグラスを装着し、画像のよう「かめはめ」で気を溜めると本当に自分の横に(立体映像にて)気が集まり、「波!!」でスクリーン前方にかめはめ波が放たれます。
このリアリティは素直に感動するのですが、2回しか「かめはめ波」を撃てず、すぐ終わってしまうため満足度は低くなっています(言いたくはありませんが、料金は1回800円です)。また敵にうまく当てるといったゲーム性はなく、あくまでも映像にての体験です。
このアトラクションは1度に3名(3"組"ではない)までしか参加できず、1回の所要時間は入替え含め5分程度かかるので非常に回転の悪いアトラクションになっています。そのため、整理券を配布し指定時間に参加できる方式。整理券発行は1人1回までしかできないため、事実上このアトラクションは1日1回までしかできなくなっています(同日にもう1枚入場券を購入した場合等は別として)。
こちらは実際に「ドラゴンレーダー」を持って、サテライトにてミニゲームをクリアしていくミッション型アトラクション。旧ナンジャタウンの「ボムレンジャー」付近がそのまま受付になっており、同施設での「ミラーズホール」~1本足ボムの通路がそのままこのアトラクションの対象エリアになっています。「ミラーズホール」、「武器庫」はそのまま残っており、アトラクションのチェックポイントに。
エリア内には14ヵ所のサテライトがあり、そのうち任意で10ヵ所選び、それぞれのミニゲームに挑戦、6ヵ所以上成功してドラゴンボールを6つ(元から1つもっているので合計で7つのドラゴンボール)集められれば成功です。
ミニゲームはボタンを連打する、パズルを解く、直感でレバーを選ぶなど様々な種類があり、簡単なものもあればそれなりに難しいもの、また運に左右されるものもあるので総合的な難易度は若干高めです。
ミニゲームはボタンを連打する、パズルを解く、直感でレバーを選ぶなど様々な種類があり、簡単なものもあればそれなりに難しいもの、また運に左右されるものもあるので総合的な難易度は若干高めです。
サテライト巡りが終われば、神殿へ。神殿は旧ナンジャタウン「ナンジャコア」の吹き抜け部分に作られており、ボムレンジャー付近にあった階段で1階まで下ります。1階では神龍を呼び出す映像を見れますが、この時ゲーム成功だと吹き抜け部分を利用した大スクリーンにて大迫力の映像、失敗だと通常サイズのモニターでの映像になります。ただし、映像の内容自体は同じです。
それを終えれば、エスカレーターで3階まで戻って受付でドラゴンレーダーを返却。子供向け設定のミニゲームながらいろいろな所を巡って、またドラゴンボールのキャラもたくさん出てるので結構面白いです。
「ワンピース」に出てくるシロモクバを使ったメリーゴーラウンド(回転木馬)。旧ナンジャタウンの「ビアンカビータ」のライドや装飾を改装したものになっています。
ワンピースの世界を巡るライドアトラクション。ライドは360度回転し、映像や模型等にて物語を演出しています。また、ライドに備え付けの懐中電灯を当てると変化が起こる造形物も。
ただ、ワンピースの世界を(作品に詳しくない人でも)わかりやすく体感できたハウステンボスの「ワンピースアトラクション」と違い、内容がややファン向けであり、演出も平均的なものであるためアトラクションとしてはあまり良いとは言えないかと思います(言いたくはありませんが、1回800円です)。
NARUTOの世界を舞台にした、冒険アトラクション。無線機を付けて仲間(NARUTOのキャラクター)からの支持を聞いて、敵のアジトを巡ります。なお、イヤホンは骨伝導式。
無線機など結構な機器を使っているのは良いとしても、アトラクション中でやることはボタンを押す、(敵キャラが描かれた)サンドバッグの間を抜ける、そして極めつけはゴムボールを画面に対して投げると言った、単純な作業ばかりなので、ミッションクリア型等を想像するとちょっと拍子抜けすると思います。
このよう、アトラクションの内容としては良くも悪くも「子供・ファミリー向け」なので、「つかもうぜ!ドラゴンボール」を除いてゲーム性がなく、ゲーム好きからしてみればあまり面白くないかもしれません。また、「カイテンシロモクバ」以外は料金が800円と内容の割に値段が高いので、それも不満要素になっていると思います。フリーパス類があって何回も出来るのならば、それなりに良い印象を受けると思うのですけどね(そもそもで何回もやりたいアトラクションでもないですが・・・)。
では最後に、今回のこの「J-WORLD TOKYO」と新しくなった「ナンジャタウン」をセットに、アミューズメントレビュー「カレンダープロジェクト」7月の写真としましょう。
7月「新ナンジャタウン&J-WORLD TOKYO」
今回での改装で、今までの「ナンジャタウン」から2階は新「ナンジャタウン」、3階は「J-WORLD TOKYO」と大幅なリニューアルとなったわけですが、「ナンジャタウン」はアトラクションにフード、コラボイベントが1フロア分ぎゅっと詰まって、「J-WORLD TOKYO」はナンジャタウンのイベントノウハウを活かし、作品とのタイアップ・世界観を体感できる施設として、双方良い施設になったということで、総合的には良い施設となったのではないでしょうか。
どうしたって今までのナンジャタウン(3階部分等)がなくなってしまったのは惜しいですが、「J-WORLD」もそんなに悪い施設では決してないですし、また多くのお客さんで賑わってくれる所ならそれはそれで良いことと思います。
池袋に寄った際は、是非「ナンジャタウン」と「J-WORLD TOKYO」に行ってみてくださいね。