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デジタルホラーハウス「エスケープ・フロム・ザ・ゾンビラボ」  <ハウステンボス>

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ハウステンボスに2012年7月にオープンしたホラーハウス「エスケープ・フロム・ザ・ゾンビラボ」(単にデジタルホラーハウスとも表記)。タブレット端末を持ち、日本で初めてAR(拡張現実)を使用した"デジタルとリアル"が混合した新感覚のホラーハウスです。

アトラクション概要

このアトラクション最大の特徴は、最初にタブレット端末が渡されそれを使いながらゾンビが徘徊する研究所を探索するというもの。タブレットにはカメラ機能が付いていて館内の対象物を撮影して保存したり画面上に現れるゾンビを攻撃したりします。

~ストーリー~
近未来、世界中に感染すると人体が腐食し生者を襲いだす、いわゆる"ゾンビ"となってしまう謎のウィルスが蔓延し世界中がパニックに陥った。だが、とある研究所「ゾンビラボ」がウィルスに対するワクチンを開発し自体は収束に向かうかのように思えた。しかし、その研究所にゾンビが襲撃し、ワクチンを開発する博士が中に閉じ込められてしまう。ゲストはゾンビが徘徊する研究所に潜入し博士救出に挑む。
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アトラクションの流れ

・受付
 まず最初にアトラクションで使うタブレットを受付にて渡されます。タブレットにはイヤホンが付いていて、そこからはリアルな音響(3D?)が聴こえアトラクションを盛り上げる。受け取った後はいよいよゾンビが徘徊する2階へ。

・研究所潜入~ゾンビ撃退
 最初のミッションは、渡されたタブレットから流れる博士からの通信を聞き、研究所に入るための扉のロックナンバーを入手すること。タブレットより指示される対象物を見つける(タブレット上のカメラに写す)と暗証番号が画面に表示され、それを(現実の)扉脇に付いている電子ロックに入力しロックを解除します。
 研究所内に入った後は、ゾンビが隔離された実験室に入って武器を入手。武器入手後はタブレット上でゾンビを撃つシューティングモードが始まります。

・シューティングモード
 アトラクション中に何度かあるシューティングモード。タブレット画面に現れるゾンビを、指でタッチして攻撃します。タブレットの画面を動かしながらゾンビを探して攻撃。


基本的にタブレットの指示に従い物を探す、シューティングモードにてゾンビを倒すを何回か繰り返します。中にはゾンビの標本だらけの不気味な倉庫から研究員のIDカードを探したり、ゾンビで道を塞がれている通路を突破(通路にゾンビが映し出されたスクリーンがあり、シーンが終わるとスクリーンが上がって先に進める)などの場面も。
そして、研究所内にはタブレット上だけでなく実際にゾンビ(アクター)が出てきます。タブレット上のゲームに集中しているとついついここがお化け屋敷内ということを忘れてしまいがちなので、アクターが出てきたときは心底ビビった。


・博士救出~研究所からの脱出
 アトラクション終盤、博士が閉じ込められている研究室に入り博士を救出、そして研究所を爆破するためのパスワードを入力し、最後エレベーターで外へ脱出します。研究所に入る、爆破するパスワードはこれまでの館内に隠されており、タブレットの指示通りに全ての事をこなしていないと入手できない(入手できなかった場合、研究室に入らずエレベーターで脱出することになる)。
 最後エレベーターに乗る直前もゾンビと戦うシューティングモードが入り、さらにエレベーターに乗った後の内部でもシューティングモードが発生します(エレベーター天井からゾンビが降ってくる)。


無事研究所から脱出出来たら、タブレットにて個人の成績及びランキングの発表があります。

感想

タブレット上で操作しながら、不気味な研究所を探索すると言うバーチャルなお化け屋敷ということで非常に面白いです。ゲーム性もそうですし、建物内自体も迫力があります。実際にゾンビが出てくると言うリアルでの演出との融合も良いです。
ただ、強いて難点を言うとタブレット表示のテンポが悪いのでちょっとダレてしまう点かな。画面切り替えまでに時間がかかるのでやきもきする印象でした(技術的に仕方ないのかもしれませんが)。

その他の情報

このアトラクションはタブレット端末を持って進むという性質上一度に6人までしか参加できず、1回の感覚空けに10分弱かかるため回転が悪いです。そのため待っている人が少なくてもかなり長い待ち時間となります。

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