遅れてしまいましたが、ハウステンボス「スリラーファンタジーミュージアム」にある下記の2つのアトラクションの紹介です。なお、製作はエリア全体と同じフジテレビのようで、そのためかどことなくお台場冒険王(お台場合衆国)のアトラクションに構成や演出が似ています。
「オルヘン」とはオランダ語で「オルゴール」の意味。古ぼけた工房があるお屋敷を舞台に、ウォークスルー+ミニシアター、そして内容もホラーの中に笑いありという一風変わったお化け屋敷。とにかく他にはない、前代未聞の内容です。
ストーリー
昔この町にモーリスとサリヴァンという二人のオルゴール職人がいた。ある日この国の王様は二人に国一番のオルゴール職人の名誉をかけて勝負をさせた。 モーリスにどうしても負けたくないサリヴァンは悪魔と契約し、モーリスに呪いをかけさせてしまう。呪いのせいでオルゴールを作れなくなったモーガンはこの町を去った。だがサリヴァンも名声を得る前に契約の代償として悪魔に魂を奪われ、亡くなった。 それから100年以上たち、この館では共にゴーストとなったモーリスとサリヴァンが今でもオルゴール作りを競い合っている。どちらがより優れているか決めるのは、今日ここを訪れたあなた達だ…8名程度のグループで進むツアー形式です。その中で各シーンでの演出、時には映像を見ることもあり、その合間は普通のお化け屋敷(ウォークスルー)のよう進む感じです。
・最初の部屋
ここのモニターで注意事項、そして詳しいストーリーを見ます。
・大広間
埃だらけのパイプオルガンが不気味に奏でる広間。天井には悪魔の姿も。
ここのモニターで注意事項、そして詳しいストーリーを見ます。
・大広間
埃だらけのパイプオルガンが不気味に奏でる広間。天井には悪魔の姿も。
ここから次のエリアまでちょっと歩きます。暗い階段や廊下、風が吹き込む窓際はなかなか良い雰囲気です。
・オルゴール制作工房
ここにはモーリス、サリヴァンが作ったオルゴールがあり、それぞれを奏でて聞き比べる。
ここにはモーリス、サリヴァンが作ったオルゴールがあり、それぞれを奏でて聞き比べる。
・シアター
ここでモーリスとサリヴァン、そして悪魔リヴァイアサンについての映像を見る。他の場所の映像では登場人物は上の画像のようCGで描かれているが、こちらは実写である。いわゆるここが本アトラクションの要であり、笑いの要素でもある。
完全にネタバレなんで、覚悟の上反転を。
以下反転:
シアターの後は最後までお化け屋敷パート。ゾンビが写る窓や手形やモンスターの目が壁一面にある部屋、髪の毛がたくさんぶら下がった通路などを進む。そのまま出口へ繋がっているので外に出ればアトラクションは終了。
ここでモーリスとサリヴァン、そして悪魔リヴァイアサンについての映像を見る。他の場所の映像では登場人物は上の画像のようCGで描かれているが、こちらは実写である。いわゆるここが本アトラクションの要であり、笑いの要素でもある。
完全にネタバレなんで、覚悟の上反転を。
以下反転:
キャストとしてモーリスは「松村邦洋」、そして悪魔は「美川憲一」である。映像ではストーリー本編というより各々の持ちネタを披露しており、ほとんど遊んでいる。ただし、最後ちょっとした仕掛けがあるので油断はできない。 |
結局、アトラクション劇中ではモーリスとサリヴァンがどうなったとか、オルゴール対決の行方は一切語られず終わってしまう。 |
まとめ・感想
恐怖と笑いが融合したお化け屋敷ってどういうことだろうと思ったけど、なるほど、こうお化け屋敷に映像などネタをアクセントとして入れてて、普通のお化け屋敷にぐっと深みを入れてる感じです。
お化け屋敷ってただ怖いだけだと面白くないので、こういう工夫を入れることでさらにお化け屋敷の可能性を広げているでしょう。これはアニメとタイアップしたお化け屋敷などいろんな部分に応用できそうだ。
なお、お化け屋敷パートはそれ単体だけで十分怖いですが、グループで一緒に行くので多少怖さは緩和されます。逆に空いているときだともっと怖いかもしれません。
カロヨン(オランダ語で鐘)が印象的な教会のお化け屋敷。グループで進み各シーンの演出を見ながら進むなど上の「メロディ イン ザ ダーク」と同じコンセプトですが、こちらは試練、謎解きがある点がちょっと違います。
ストーリー
昔、カロヨン職人のイリスには結婚を約束する仲であった恋人がいた。だが、相手(花嫁)の両親は二人の結婚に反対、悪魔に頼んで彼を醜い化け物の姿に変え、二人は引き裂かれた。だが恋花嫁の家族はその代償で命を奪われてしまう。花嫁は最愛の人イリスと家族を失った悲しみで自ら命を絶った。 この教会は二人が結婚式を挙げるはずだった場所。ここを訪れたものには二人の呪いを解くための様々な試練が試される。果たして二人を結ばさせることはできるだろうか…?カロヨンを含め様々な道具が展示されている最初の部屋にて上記のストーリーを見た後、階段を上って最初の試練へ。
・扉の試練
廊下にある様々な扉の中から一つ正解(本物)の扉を見つける。偽物は触れると恐ろしいことが起こったり、また本物も特殊な方法じゃないと開かない。
廊下にある様々な扉の中から一つ正解(本物)の扉を見つける。偽物は触れると恐ろしいことが起こったり、また本物も特殊な方法じゃないと開かない。
その後は骸骨が映る窓や甲冑などがある不気味な廊下を越え、次の試練へ。
・鏡の試練
鏡の迷路を抜ける。迷路は短いが、鏡には骸骨の花嫁が写ることも…。
鏡の迷路を抜ける。迷路は短いが、鏡には骸骨の花嫁が写ることも…。
・式場の試練
ここでは神父と式の一部を見る。神聖なる場面故、何が起きても驚いたり笑ったりしてはいけない。 内容は役者が演じるマジックショーであり、腰を抜かすほど驚くする演目もある。
ここでは神父と式の一部を見る。神聖なる場面故、何が起きても驚いたり笑ったりしてはいけない。 内容は役者が演じるマジックショーであり、腰を抜かすほど驚くする演目もある。
これをクリアする棺桶がある通路やウェディング姿の骸骨、鐘の工場を抜け、最後の試練へ。
・鐘の試練
3つある鐘の中から一つ選び、ボタンを押して鐘を鳴らす。正しい鐘の音が響けば成功だが、鐘以外の音がすることもある。
3つある鐘の中から一つ選び、ボタンを押して鐘を鳴らす。正しい鐘の音が響けば成功だが、鐘以外の音がすることもある。
・エンディング
全ての試練を全てクリアすれば呪いは解け、二人は結ばれる。その様子をモニター(3D映像)で見る。エンディングと共に、最後のどんでん返しでもある。
以下反転:
まとめ・感想
感じたことは「メロディ イン ザ ダーク」と同じなので割愛しますが、こちらもゲーム要素が含まれているため、単なるお化け屋敷でなく参加型のアトラクションになっているのが良いね。オチ的にはおふざけのようにも受け取れるけど、まあインパクトはあるから成功なのだろう。
全ての試練を全てクリアすれば呪いは解け、二人は結ばれる。その様子をモニター(3D映像)で見る。エンディングと共に、最後のどんでん返しでもある。
以下反転:
ナレーションは独特の口調が人気の「森本レオ」(本人か誰かの物まねかは不明)で、映像は最初CGだったのが途中で実写になる。この時イリス役はダチョウ倶楽部の「肥後克広」、花嫁は「上島竜兵」であり、お馴染みのネタの数々を披露する。 |
まとめ・感想
感じたことは「メロディ イン ザ ダーク」と同じなので割愛しますが、こちらもゲーム要素が含まれているため、単なるお化け屋敷でなく参加型のアトラクションになっているのが良いね。オチ的にはおふざけのようにも受け取れるけど、まあインパクトはあるから成功なのだろう。