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「ハイブリッドコースター白鯨」(ナガシマスパーランド)

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ナガシマスパーランドに新コースターが誕生しました。かつてあった木製コースター「ホワイトサイクロン」の構造を一部流用し、鉄製のレールを新たに設置した、日本初となる木製+鉄製のハイブリッドコースター「白鯨」です。コースターの詳しい情報やオープンまでの経緯についてはこちらを参照。


日本初のハイブリッドコースターながら世界的にもハイレベルなスペックを誇っており、コース全長「1530m」は(アメリカ)シダーポイントにあるハイブリッドコースター「Steel Vengeance」の1750mについで世界2位、高さ「55m」は同「Steel Vengeance」(62.48m)、(スウェーデン)Kolmarden「Wildfire」(56m)についで世界3位となります。 
※2019年3月30日現在



待ち列は「ホワイトサイクロン」の時と殆ど同じです。違うのはホワイトサイクロンでは階段からプラットホームに直通する形だったのに対し、白鯨では途中でロッカールーム(ライドフォトのショップがあった所)を経由し、荷物を預けてからプラットホームに行く形に。

後述の優先券(1000円)では階段の所から合流します。

席は前から詰める形式。スチールドラゴン2000やアクロバットのよう「後ろの席を優先券利用者」という方式ではないため、後ろの席になるかは運任せです。


○待ち時間の目安

現在最新アトラクションということだけあって、朝イチに混雑が集中し昼過ぎで減少、夕方頃減少をみせるという状況です。なので開園待ち→白鯨へ直行の流れに出遅れたら後回しにして午後様子を見るか、素直に優先券()を利用すると効率が良いかもしれません。列の動きは早い方ではありますが、ホワイトサイクロンと比べると鈍くなった印象。

目安として、天候が良い混雑日はピーク210分で平均120分、天候が悪く空いている日はピーク90分で平均45分という感じです。
ナガシマスパーランドの優先券は他のパークのように時間指定ではなく、あくまで「優先券専用の(短縮された)待ち列がある」という方式です。なので基本優先券の売り切れはなく、利用者が多ければ多い程、優先券でも待ち時間は長くなります。なので優先券でも60分待ちみたいな状況もあります(そのためこの方式を疑問視する声も多いです)。
悪天候の影響については、ナガシマスパーランド全体の傾向として雨が降り出すと強さに関係なく、どのコースターでもその時点で受付を締め切り(それまで並んでいる人は基本乗せるみたい?)、霧雨程度になったら受付再開する流れのようです。

○コースター車両

こちらが白鯨の車両になります。なんと掴まる手すりが前ではなく横(片方だけ)というちょっと変わった構造。乗り心地は結構良い方。
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出発時の掛け声は「白鯨調査団、出航準備完了。Ready Go!」。

○コースの紹介&体験レポート

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世界各地のハイブリットコースターと同様、非常にトリッキーなコースレイアウトになります。

プラットホームから出ると、ハイブリッドコースターでよく取り入れられている「うねうね捻った小さいドロップ」を経て巻き上げへ。ここは「大海原を豪快に泳ぐ白鯨」をイメージしているようです。
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いきなり驚かされるのは、この「80度」という急傾斜のファーストドロップ。前の席では真っ逆さまに落ちる感覚、後ろでは引き込まれ感が強いです。
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ファーストドロップ後は2段に分けて坂を上るため、結構な「浮き(エアタイム)」を楽しめます。その後は外に放り出されるような「逆カントカーブ」が待っています。
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「逆カントカーブ」の後は2段落としのドロップ→「半回転捻り」、→傾斜のきつい大カーブ、そして「360度スクリュー回転」となります。
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上記のスクリュー回転(赤丸)の後、左側に「90度カーブ」で大きく回って奥側へ(黄色矢印)。ここにも「360度カーブ」があり、その後は木の枠組みの中を小刻みにドロップしながら、駅舎まで進んでフィニッシュとなります。
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・YouTube乗り撮り(POV)動画




とにかく凄いスピード感と浮きが楽しめるコースターです。国内だと東武動物公園「カワセミ」の感覚に近いか、それ以上かもしれない。それでいてトリッキーなレイアウトなので、アドレナリンが全開でハイになれます(謎)。

自分は昨年アメリカ「シックスフラッグス・マジックマウンテン」にある「ツイステッド・コロッサス」でハイブリッドコースターを体験済みだったのでそこまで驚きはなかったのですが、ハイブリッドコースターが初めての方はこの体験には驚かされると思います。

車両前と後ろでは感覚が多少異なり、一番後ろだと前方の1.5倍くらいは(感覚的に)浮きが強いと思います。ただ、さすがに強すぎて人によっては不快に感じられるレベルなので、個人的には前方から真ん中あたりまでの席がおすすめです(そもそも選べないのですが…)。


白鯨のオープンを記念して、園内飲食店で白鯨オリジナルメニュー、隣接する温泉「湯あみの島」ではオリジナルビールが販売されています。
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