先日6/7(木)、角川シネマ新宿にてこの日限定の特別上映イベントが開催されました。
5/12(土)より公開されているホラー映画「貞子3D」が、劇場内に様々な仕掛け,脅かしを施して上映するという、『貞子4D』として1日限定の特別バージョンに。
5/12(土)より公開されているホラー映画「貞子3D」が、劇場内に様々な仕掛け,脅かしを施して上映するという、『貞子4D』として1日限定の特別バージョンに。
先週あたりにニュースサイト等で情報が出て、その後のオンラインチケット販売でもすぐに完売するという大注目のイベントでしたが、今回タイミング良くチケット入手できたので観覧(体験?)に。
「貞子3D」(映画本編)
貞子3D」は「リング」シリーズ12年ぶりの新作、正当な続編のようです。映画としては3Dによる迫力の立体映像に絶妙なタイミングで鳴る効果音の連続と、息つく暇もないジェットコースタームービーって感じでしょうか。ストーリーによる恐怖以上に映像による体感的恐怖が強いです。映画公開まで様々な部門とコラボ、宣伝を行ったことでも有名。ちなみに今後も7/14(土)リニューアルオープンの東京ジョイポリスにてタイアップアトラクションも計画されてます。その成果もあって興行成績は凄いみたいです。まぁ、実際に見た観客の評価としては低いみたいですが…。
イベント『貞子4D』
スクリーン前にはこのようにあの"井戸"が…。映画が始まる前からすでに何かが起こりそうな雰囲気。勿論上映中もいろんなことが起こりました。また本イベントではスピーカーが追加され、通常以上の大音響で上映。そのため、ただでさえびっくりする効果音に拍車がかかってました。上映中に起こった出来事(仕掛け)を簡単に羅列。
・スモーク噴出
本編のシーンに合わせてスクリーン近くからスモークが噴出。仕掛けとしてはありきたりですが映像に集中してる中で突然白い煙が吹き出すというのはやっぱりびっくりしますね。
本編のシーンに合わせてスクリーン近くからスモークが噴出。仕掛けとしてはありきたりですが映像に集中してる中で突然白い煙が吹き出すというのはやっぱりびっくりしますね。
・スクリーン横に人形
本編にある登場人物が首を吊るシーン、その瞬間に合わせてこの人形がスクリーン横に登場しました。写真は上映終了後に撮ったものですが、まじまじと見るとかなり怖い。
本編にある登場人物が首を吊るシーン、その瞬間に合わせてこの人形がスクリーン横に登場しました。写真は上映終了後に撮ったものですが、まじまじと見るとかなり怖い。
そして、このイベント最大の恐怖…
・貞子徘徊
(上映終了後に撮影)
(上映終了後に撮影)
物語の終盤、貞子が井戸から現れるシーンに差し掛かると、劇場後ろから大量の貞子らが登場。四つん這いで通路を徘徊します。
さすがにこれは怖い。ふと目をやると隣に(通路に)得体の知れないものがいるんですから。さらに通路脇に座っている人達には足を掴まれるといったこともしたようです。
またラストでは上記の井戸がライトアップされ、中からも貞子が出てきました(演出がどうかは不明として、いるかいないかわからないくらいの目立たない演技でありましたが)。
以上が主な演出です。登場する頻度としては少なくあくまでもおまけ程度って印象を受けました。特に序盤はほとんど仕掛けがなかったので本当に演出あるのかなぁって空気でしたし。
感想
企画側が本イベントをどのような立ち位置に設定したのか(本格的な体感型イベントにしたかったのか、通常版にちょっと毛が生えたぐらいにする感覚だったのか)は不明ですが、はっきりと言ってしまえばこのイベントにおける演出はあまりにもお粗末です。全体として仕掛けの頻度が少なかったというのもあるけど、メインである(?)貞子の演技もどう贔屓目に見たって素人がやってるような演技程度にしか見えず、映画本編との連動も正直微妙です。そもそも、遊園地のアトラクションのような小さいシアターならまだしも普通の映画館の大きなシアターでこのようにアクター(お化け役)を使った脅かしをやることに無理があるような気もします。
なので期待していたのと違った反面がっかり感が強いのですが、まぁ当然通常の上映では体験できない、しかもこの日しかやってなかったというのを考慮すれば体験できて良かったのかなと。
そんなわけでこの日限定の「貞子4D」特別上映会はこんな感じでした。いろいろ言いたいことはあるけどなんだかんだで楽しめたことは楽しめたので、またこういうイベントがあったら参加してみたいですね。
余談ですが、今回本編前に8月公開予定の「another」(今年1月に放送されたアニメの実写版)の予告が紹介されてました。予告編でも怖そう(面白そう)だったので、公開されたら見に行きたいです。