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「東京ディズニーシー、2022年度中にアナと雪の女王・塔の上のラプンツェル・ピーターパンのエリア導入 -拡張計画正式発表-

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東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(OLC)は本日2018年6月14日に記者会見を開き、「東京ディズニーリゾートの将来計画」について発表を行いました。その中で以前から発表されていた「リゾートの拡張計画」(当初「第3のパーク誕生か?」、「エリアの拡張か?」と言われていた部分)について、概要を発表。

それは東京ディズニーシー(TDS)に8番目のテーマポートとして、映画「アナと雪の女王」・「塔の上のラプンツェル」・「ピーターパン」の世界をテーマにした3つのエリアを導入、そして同施設に隣接する5つ目のディズニーホテルが計画されています。この拡張プロジェクトはTDS開業以来最大の面積約14万平方メートル、投資金額も過去最多の約2500億円をかけての大規模なものに。

OLCリリース

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以下、個人的な推測を含め、発表内容をまとめます。

○新テーマポート

テーマ:「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」
構成:3つのディズニー映画『アナと雪の女王』・『塔の上のラプンツェル』・『ピーター・パン』のエリア
場所:アラビアンコーストとロストリバーデルタの間の通路(レイジングスピリッツの近く?)から接続

・『アナと雪の女王』エリア

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アレンデール王国を再現し、「アナとエルサ2人の姉妹の心温まるストーリーをめぐるアトラクション」とアレンデール城の中にレストランが導入。

2015年に発表→2016年で一旦白紙化された「アナと雪の女王」のエリアが改めて発表。残念ながら「日本が世界初」ではなくなってしまいましたが()、待望の多くのファンが待ち望んでいた”アナ雪エリア”です。

アナと雪の女王エリアは2021年に「香港ディズニーランド」、フランス「ディズニーランド・パリ」で導入が正式発表されているので、計画通りに進めば2022年にオープンする日本はちょっと遅れて導入ということになります。

なお、同エリアが白紙化された理由について、日経新聞では「混雑対策を優先させるため、先送りになっていた」と報じていました。


アトラクションは内容的に、フロリダ「エプコット」にある「フローズン・エバー・アフター」が導入されると思われます。


・『塔の上のラプンツェル』エリア

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ラプンツェルの塔が森の奥深くにそびえるエリアとなり、「ラプンツェルと一緒に映画の中で描かれたランタンフェスティバルを訪れるアトラクション」、「映画に登場する愉快な荒くれ者たちの隠れ家をテーマにしたレストラン」が導入。

アトラクションはゴンドラに乗るタイプとのことですが、フロリダ「アニマルキングダム」にあるアバター「ナヴィ・リバー・ジャーニー」に似ている(ような気がする)から、これをラプンツェル版にしたものなのかも?


・『ピーター・パン』エリア

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ピーターパンが住む「ネバーランド」を再現、「ネバーランドのジャングルを飛び立って海賊たちと戦う大型アトラクション」と、「ティンカーベルと妖精たちが住むピクシー・ホロウを訪れるかわいらしいアトラクション」、「ネバーランドの素晴らしい景色を眺めながら食事ができるレストラン」が導入。

大型アトラクションでは「音楽とキャラクターに3Dの迫力ある映像」が加わるということで、ボートライドタイプということから、これはもしかすると上海ディズニーランドの「パイレーツ・オブ・カリビアン」と同じようなシステムになるのか!?


もう一つのは、香港ディズニーランドとかにある「ピクシーホロウ」(フェアリーテイル・フォレスト)かな。



○新・ディズニーホテル

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客室数:475
室付帯施設:レストラン(2施設)、ロビーラウンジ、駐車場ほか

新テーマポートのストーリーの核となる魔法の泉を囲むような立地になり、パークに面する客室の窓から全景が見えるとのこと。客室はデラックスタイプに加え、一部は東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプで構成。また、ホテルの1階部分には商品店舗が導入。



◎所感「世界から遅れていた東京ディズニーリゾートが、足並みを揃えるような進化になる!」

※あくまで個人の主観によるものです。

東京ディズニーランドは近年混雑の激化やキャスト不足による混乱、それらに伴う満足度の低下が表面化し対策を迫られていましたが、それ共に海外のディズニーパークで新エリア、アトラクション、ショップ、ショー、ファストパスのシステムなどインフラ整備を含め、劇的に進化を遂げていったのに対し、日本「東京ディズニーリゾート」は明らかにそれらの新規施策に対して遅れをとっており、世界のディズニーパークで置いてけぼりをくらっているような印象でした。

※これは前述のよう、満足度向上対策を優先せざるを得なかったという事情もあると思います。

それが今回の発表で、ラプンツェルとピーターパンのエリアは世界初となる訳で、アナと雪の女王も時期的にはそれほど遅れず導入されるような形になります。

さらに、アトラクションも世界で好評の技術が導入されるようならば、ようやくではありますが、「東京ディズニーリゾートが、世界のディズニーパークでも引けを取らないような、進化を遂げる」ということに繋がると思います。
(導入までに、世界は更に進化が進んでしまい、結局日本は一歩遅れてしまうのかもしれませんが。)


導入まではあと約4~5年、それまでの課題は先日の「日経新聞」の記事にあったように、顧客の理解を得ての値上げ→収益を上げての整備でしょうね。

ただ、今でさえ「ディズニーランド=高い」というのが定説で、値上げに対しては過剰なほど非難が集中するので、理解というのは厳しいかなぁ。

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