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「超ホラーハウス 殺戮の天使」 (ニコニコ超会議)

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今年もなんだかんだで4月28日(土)、29日(日)に開催された「ニコニコ超会議2018」に行ってきました。


今回も五味弘文氏プロデュースのお化け屋敷「超ホラーハウス 殺戮の天使」が開催。昨年同様に人気ホラーゲームで今年アニメ化も予定されている(2018年7月放送開始)作品「殺戮の天使」をテーマにしたお化け屋敷です。

イメージ 1



昨年の様子はこちら。
https://blogs.yahoo.co.jp/mr_themepark/49124043.html?__ysp=6LaF44Ob44Op44O844OP44Km44K55q665oiu44Gu5aSp5L2%2FIDIwMTc%3D

昨年は作品の4つのエピソードのうちエピソード1~3(序盤~中盤)が題材でしたが、今年はエピソード4(最終章)が題材になっており、演出が全く異なっていました。それ故、かなり作品の核心に迫る設定がそのままお化け屋敷の演出に取り入れられており、また今回は内部に「ザック」等、作品のキャラクターも登場しないので、作品を知らない(しかも最後の方までプレイしていない)と、演出が理解し難いと思います。

なお、特筆すべき事として、恐らく今年7月から放送されるアニメと同じキャストによる、主人公「レイ」のボイスがお化け屋敷にて流れます。


○ホラーハウス内容
※上記の理由故「殺戮の天使」自体のネタバレも含みますので、ご了承を。


入口から「エレベーター」→「両脇に花が咲いた狭い道」を通ると、誰かの「家」の中に入ります。ソファには「体が縫い付けられ、継ぎ接ぎだらけの夫婦(の遺体)」が座っている···。

「ボウガンが仕掛けられた鏡の間」、「汚いトイレの便器」の中にある鍵を取り、「バスタブ」に手を突っ込むなどゲームと同じ(と思う)ミッションをこなす。たくさんの犬が迫ってきたりする。

鍵を使って部屋に入ると、「ダブルベッド」があり、なんとそこに「寝る」というミッションが課せられます。
今回はここがニコニコ生放送の部屋になっており、枕元にアクター(ゲストが演じるお化け)が迫ってきたり、コメントの時事によっては「天井が落ちて」きたりします。この天井落下は今回の目玉となる仕掛けでしたが、ちょっと落ちてきている様子が分かり辛かったかな···。

その先は「大量のぬいぐるみ」がある部屋、ここが雰囲気的に一番怖かった···。お約束ですが人形にはアクター(着ぐるみ)が混じっていました。

続いては「居間」。テレビには「とある一家で夫妻の惨殺死体が発見され、夫妻の娘レイチェルが保護された」というニュースが流れています。

その先の台所では、「妻を刃物で刺し殺し、呆然と立ち尽くす夫」がいます。夫は最初人形の振りをしていますがアクターで、ここだけでなくこの先2回くらい、しつこく追いかけたり飛び出したりしてくる。

再びソファに「縫い付けられた夫妻の遺体」があり、少女「レイ」の声が聞こえてくる。ここでも夫の方の遺体はアクターです。
「私のした事は間違っている、でも欲しいの!」(確かこんな感じの台詞)

最後は「左右から針の壁が迫ってくる」→「向こうから岩?が転がってくる」と、ゲーム内の大仕掛けを体験して出口です。



このようにエピソード4の内容、すなわち主人公「レイ」の正体に迫る内容が描かれているため、作品を知らないと何のこっちゃ?って演出ではあります。
http://dic.nicovideo.jp/t/a/殺戮の天使%28ゲーム%29

7月からアニメが始まるため多くの方がこの「殺戮の天使」に興味を持っているかと思いますが、前述のようお化け屋敷に登場する作品のキャラクターは「レイ」のボイスのみなので、作品キャラクター総出演だった昨年の方が「作品の世界のさわりを知ることができる」内容で、この「作品のマニアックな部分の体験」はちょっとタイミングが悪いかな···。

そうした意味では、純粋な「お化け屋敷」の要素が強いコンテンツです。


○「鎌ドン」体験

イメージ 2


2016年に大好評だった、アクター演じる「ザック」による鎌ドンの体験。
https://blogs.yahoo.co.jp/mr_themepark/48692630.html?__ysp=6LaF44Ob44Op44O844Ky44O844Og44GK5YyW44GR5bGL5pW3

内容は2016年とほぼ同じですが、こちらもエピソード4での同シーンを再現しているため、台詞等のシチュエーション設定が異なります。


○参加チケットについて
例年このお化け屋敷はニコニコ超会議のコンテンツの中でも凄い人気&参加キャパシティが少ないため、体験人数が限られるプレミア·コンテンツになっており、昨年までは開場より参加整理券を配布していましたが、それも10分足らずで配布終了になるため、事実上(本来禁止されている徹夜行為等を含む)かなり早めに入場列に並んでいないと体験できませんでした。

そのため、今年は初めて「事前のWeb販売」及び「有料化(500円)」となりましたが、こちらも販売開始30分ぐらいで完売という事態に。そもそも販売枚数が少なく、比較的安価、そしてこのチケットがあると「(朝の長い入場待ち列をパスして)専用入場口から入れる」という強力な付加価値があったのも売れ行きを伸ばした要因と思われます。

よって、どちらにせよ今年も体験できた方が限られるコンテンツでした。内容が素晴らしいだけに、多くの希望者が参加できないのは惜しいですね。

なお、当日現地では開場より「キャンセル待ち整理券」が配布されましたが、これもすぐ配布終了であり、さらにチケットの性質上、入手できても参加できた人は僅かだったようです。


○KADOKAWA「殺戮の天使 ブース」
今回はKADOKAWAによるアニメ「殺戮の天使」のブースが近くに出展していました。作品の舞台セットも用意されており、物語世界観の再現度としてはこちらの方が凄かったと思います。

 画像は作成中

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