前回紹介しました、5/6(日)まで渋谷パルコで開催されていた「渋谷でリアルダ・カーポ 春に恋」のイベント「リアル謎解きゲーム」についてです。一応イベント終了でネタバレ解禁(なのか?)ということで詳しく書いていきますが、さすがに謎解きの紹介までは書ききれないのでその辺りはご了承ください。
ストーリー
プレイヤーはダ・カーポの舞台である、風見学園の生徒となって、公式新聞部への入部を目指すことになる。そのために部長の森園立夏(もりぞの りっか)から与えられた任務は、不思議なメールの謎を解くことだった。謎を解き明かし、風見学園新聞部入部試験に合格することができるのか?しかし、そこには学園の"非公式"新聞部の妨害もあるかもしれない…。
そしてオリジナル「風見学園公式新聞部腕章」が付いてきます。
腕章はこんな感じでプレイ中腕に着けるので、雰囲気的には良い感じですよ。
・ゲーム参加開始前に重要なのが、公式サイトにメールを送ること。メールには受付番号と自分の名前(ニックネーム)、任意の写真を添付することで、それが最後に貰える新聞部会員証に記入され、自分だけの会員証を作ることができます。
メールを送信すると、返ってくるのがこの文章。これも謎解きに重要、というか必須です。
桜が咲いたら約束のあの場所で 「ワクスリネガコデンアシシオブナニリタラミオセククヨ」・中で立夏からの説明(YouTube)を聞いたあと、いよいよ謎解きのためにパルコ館内へ。なお、VTRでは制限時間は1時間と言ってますが、難易度の高さからか実際には1時間半~2時間に延長されてました。
謎解きの流れ
・貰った用紙、マップはこんな感じ。用紙に「どこどこ(地図上の動物の場所)に行き、そこに暗号文があるので…」と指定されている(もちろんそれ自体も暗号文で)ので、該当箇所を推理してその場所に行き、そこにある暗号を解いて用紙に記入していく。これを繰り返します。暗号文はデパート内のショーケースなどに普通に置いてあるので、何気に面白いです。・上記の暗号を解くのとは別に、各キャラクターの好感度を上げてヒントを得るというのもあります。
キャラクターは「森園立夏」,「葛木姫乃」,「芳乃シャルル」、「瑠川さら」,「陽ノ下葵」の5人、その中から一人選んで指定された場所に行き、全3か所回り終えると好感度MAXということで、謎解きの"重要なヒント"を貰えます。ヒントというよりこれをしないとまず謎解きができないかと。
キャラクターは「森園立夏」,「葛木姫乃」,「芳乃シャルル」、「瑠川さら」,「陽ノ下葵」の5人、その中から一人選んで指定された場所に行き、全3か所回り終えると好感度MAXということで、謎解きの"重要なヒント"を貰えます。ヒントというよりこれをしないとまず謎解きができないかと。
上の暗号でもそうだけど、こちらもデパートに、何度も言うけど一般的なお客さんの多い渋谷のデパートにこんな感じでパネルが置いてあるので、本当に面白いですね。
・上記の暗号解析、そして好感度を上げることで貰えるヒント、そして最初にやったメールの文章を組み合わせると、ようやく最後のゴール、公式新聞部の入部届が貰える場所とその方法が解ります。そこに行き入部届を貰い、スタート地点隣のエンディングブースに行き終了です。
以上が大まかな流れですが、実際にはゲーム中この流れの説明がほとんどされておらず、暗号解析,キャラクターとの好感度を上げる,メール本文との関連性も説明がなく(メールに関しては若干をそれを匂わす記述があるが)、正直何から進めていいのか、それが終わったら次どうすればいいのか解らないです。
エンディングについて
ゴールブースでは声優さん(この日5/4(金)はエリザベス役の「加瀬愛奈」さんだったかな)によるモニターでのこれまでの謎解きの答え合わせ、そして公式新聞部入部届の授与式が行われます。そして、ここで多くの方がこのゲーム最後にして最大のどんでん返しに驚愕することになると思います。以下反転:
実は暗号の中に1ヶ所「非公式新聞部」の妨害、具体的には1ヶ所だけ「字体が違う、止めている用具も違う(後から追加されたように見せている)、裏に非公式新聞部のマークがある」暗号文があり、それに気付かずそのまま解いてしまうと"公式"新聞部ではなく"非公式"新聞部の入部届を貰うことになってしまいます。ゲーム中にも非公式新聞部の妨害があることは何度も言われていますが、この仕掛けは本当に巧妙であったため、ほとんどの方がそれに気付かなかったみたいです。僕の回でも全30人中"僕を含めて"謎は解けたもののこの仕掛けに気付かなかった(非公式新聞部に入部してしまった)方が26人、本当の成功者は2人だけという難易度の高さでした。 |
こちらが会員証。最初のメールに送った名前、そして添付した写真が入るので、自分の顔写真を送れば顔写真付きの会員証も作れます。
なお、載ってる写真は富士急ハイランドの「高飛車」ですが、これは別に意図してやったわけではありません。とっさに写真を送れと言われ、これぐらいしか送れるものが携帯のデータフォルダに入ってなかったのです(笑)
謎解きの難易度について
最初に断っておくと僕自身が謎解きゲームが苦手というのもありますが、はっきり言ってこのゲームの謎解きは悪問です。理由として、・上記のよう全体の流れが説明されておらず、3つの要素の関連性に気付きにくいこと ・謎解きの中にも、解き方や考え方を知らなければ(ヒントがなければ)解けないであろう問題がいくつか存在すること ・一部場所の指定が非常にわかりにくいこと、またマップに一部誤記があったこと(当日スタッフが説明していた?) ・(反転内の)最後のどんでん返しについても、普通の方法では見分けがつきにくく(それが演出とはいえ)必然的にその解釈をしてしまうため、それが意図的に間違いとして置いているのかそうでないのか判断が困難であることまぁたぶんこの手のゲームをよくやっている人にとっては「そんな親切な謎解きゲームねぇよ」ってなるんだと思いますが、それにしてもこの謎解きは難しいを通り越して不親切な配置が目に付くかなぁ。最後の仕掛けも「あぁ、なるほど!!」というより納得のいかないという感情の方が強いですからね。
過去に富士急ハイランドでやってたタカラッシュの「怪盗Rのアジト」では謎解きは難しかったものの上記のような感想はうかんでこなかったので、これはこのイベントを企画した製作会社「イベンティア」の技量というかセンスの問題になっちゃうのかな。